
未来の日
2月9日は「服の日」。今回は「服の日」の意味や由来を解説します。
また、「服の日」をきっかけに、広報PR活動を行う効果やポイント、実際に広報PRに活かしている広報事例を紹介します。
広報やマーケティングネタを探している方、特にアパレル業界の方や、服やファッションに関連する事業を行っている企業は、ぜひ参考にしてみてください。
2月9日は「服の日」です。衣類に対する関心を高め、服を着る楽しさを伝えることを目的として1991年に全国服飾学校協会や日本ファッション教育振興協会によって制定されました。日付の理由は、「2(ふ)9(く)」と読んだ語呂合わせから。
毎年2月9日には、産業界、官界、教育界などの方々が集まり、ファッション産業や教育双方協力しての人材育成について振興を図る場として、日本ファッション教育振興協会によるイベントが行われています。
「服の日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「服の日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。
特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「服の日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。
自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。
「服の日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。
STEP1.「服の日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む
STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める
STEP3.自社サービスやプロダクトと「服の日」をかけ合わせ、発信内容を検討する
STEP4.発信するコンテンツを作成する
STEP5.媒体を選び情報発信する
特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。
トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。
「服の日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。
次に、これから「服の日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。記念日に関した事例ではないものも、今後「服の日」を広報PRに活かすうえでヒントになるでしょう。
婚活アプリ「ブライダルネット」を運営する株式会社IBJは、2月9日の「服の日」に合わせ、「ファッションの価値観に関するアンケート調査」を実施。婚活中の男女2,090人を対象に行った調査の結果を発表しました。
プレスリリースには、短時間で概要がつかめるよう調査サマリを記載。箇条書きで可読性を高めた点がGOODポイントです。さらに調査結果のグラフでは男女別に色分けをしたり、イラストを記載したりと、読み手が理解しやすいよう工夫した構成が参考になります。「服の日」と自社サービスの「婚活」の要素をうまく組み合わせた、記念日にまつわる広報PRの好事例です。
参考:婚活女性の96%が相手のファッション・身だしなみを気にする一方、大いに自信がある男性は5%のみ
グロウ株式会社が展開するEC子ども服ブランド「devirock (デビロック)」は、子育て世代を中心に人気のクリエイター「つむぱぱ」とコラボレーションした子ども服の販売開始をプレスリリースで発表。朝の忙しい時間で起こるハプニングやイライラを解決するパジャマやソックスなど7品番を展開します。
プレスリリースでは、子どもが自分から起きる仕掛けがされた「パジャマ」や履き間違えない「ソックス」、忘れ物対策がされた「 パパママバッグ」などのアイテムを画像とともに紹介。特徴がわかりやすくまとめられているのがGOODです。「服の日」にちなんだ広報PRではありませんが、新たな洋服を発売する際に参考になるユニークな事例です。
参考:devirovk×つむぱぱ 子ども服コラボ 1/19(金)発売
2月9日の「服の日」の意味や由来、広報PRの参考になるような事例を紹介しました。
「服の日」は、さまざまな展開を生み出しやすい記念日です。サスティナブルやSDGsなどに関連した企画を考えてブランディングにつなげたり、「服の日」にちなんだファッションイベントやキャンペーンを開催したりするのも一案です。
また、自社で服に関するサービスや取り組みをしている企業は、「服の日」にあわせて広報PRの企画を考えてみてはいかがでしょうか。
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