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シーラカンスの日(12月20日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントと事例を紹介

今日は何の日シーラカンスの日(12月20日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントと事例を紹介

12月20日は「シーラカンスの日」。今回は「シーラカンスの日」の意味や由来を解説します。

また、「シーラカンスの日」をきっかけに広報PR活動を行う効果やポイント、関連の広報事例もご紹介。広報やマーケティングネタを探している方、特に観光業界の方や、シーラカンスなどの海洋生物に関わっている方はぜひ参考にしてみてください。

「シーラカンスの日」の意味・由来とは?

12月20日は「シーラカンスの日」。1952(昭和27)年の12月20日、アフリカのマダガスカル島沖にてシーラカンスが捕獲され、学術調査のきっかけとなった出来事にちなんだ記念日です。

1938年にはすでに南アフリカで生存が確認されていましたが、学術調査が実施されたのは1952年がはじめてでした。シーラカンスは約4億年前に出現した古代生物で、現代でも「生きる化石」として世界的に知られています。

シーラカンスの生体を展示する施設はないものの、映像コンテンツとして取り扱ったり、標本を展示したりといった企業は多数。シーラカンスをモチーフにしたグッズの販売や、新コンテンツのプレスリリースなどにも役立つ記念日です。

「シーラカンスの日」をきっかけに広報PR活動をする効果

「シーラカンスの日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「シーラカンスの日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。

特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「シーラカンスの日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。

自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。

「シーラカンスの日」を元に発信をする流れ

「シーラカンスの日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。

STEP1.「シーラカンスの日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む

STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める

STEP3.自社サービスやプロダクトと「シーラカンスの日」をかけ合わせ、発信内容を検討する

STEP4.発信するコンテンツを作成する

STEP5.媒体を選び情報発信する

特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。

トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。

「シーラカンスの日」を広報PRに活かした事例

「シーラカンスの日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。

次に、これから「シーラカンスの日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。記念日に関した事例ではないものも、今後「シーラカンスの日」を広報PRに活かすうえでヒントになるでしょう。

事例1.日本一深い駿河湾でのチャレンジを収録した番組情報

株式会社BS朝日は、2024年10月9日に放送する番組情報についてプレスリリースを配信しました。日本一の水深を誇る駿河湾で、2,500m以上のエリアでの釣りに挑戦するという内容を紹介しています。

「シーラカンスの日」に関する事例ではありませんが、「ダイオウイカや日本産シーラカンスが釣り上げられるかもしれない」と、多くの人の関心を寄せる文章で訴求しているプレスリリースです。放送の約1週間前にプレスリリースを配信することで、メディア関係者はもちろん、全国の視聴者へ認知を広めた有用な広報PR施策といえるでしょう。

参考:駿河湾で世界初⁉の超深海釣り 日本一深い静岡県の駿河湾で水深2000mを超える超深海釣りに挑戦!

事例2.シーラカンスから現代のサメまでを収録した図鑑を新発売

河出書房新社は、新刊本『最強サメと 海の危険生物大図鑑』の販売情報をプレスリリースで公開しました。サメやタコ、巨大生物など世界の水中生物を写真やイラストともに紹介する図鑑です。

こちらも「シーラカンスの日」に関する事例ではありませんが、掲載ページを一部画像で紹介したり、本書の特長をわかりやすく掲載したプレスリリースがGOOD。古代生物を取り上げ、シーラカンスやメガロドン、ラブカといった種類を収録している点を伝えています。具体的な種名がわかるよう、「目次」の項目で詳しくまとめた内容が参考になります。

参考:【ヤバい奴らが大集合!】4億年前から現代まで、究極のモンスター図鑑。『最強サメと 海の危険生物大図鑑』、6月24日に発売。

事例3.チョウザメなどの食材を使ったポップアップ企画を展開

オンラインサロンやメディア・広告の運営事業を手掛ける株式会社Food HEROesは、「タコスセッション vol.02」と題したイベントのプレスリリースを配信しました。30歳以下の料理人を中心とするオンラインサロンメンバーが、2日間にわたって展開するポップアップイベントです。

チョウザメを使ったタコス料理をユニークポイントとしており、プレスリリースでも同種について詳しく解説。「シーラカンスの日」とは異なる事例ですが、「シーラカンスとともに生きた化石といわれる古代魚」と一文を加え、親和性の高いキーワードと結びつけることで読み手の理解度を高めています。今回のイベントの認知拡大はもちろん、自社やオンラインサロン活動への理解・関心を向上する効果も期待できるでしょう。

参考:古代魚「チョウザメ」など、30歳以下の料理人たちが産地で出会った食材をタコスに。焼酎と日本酒のペアリングにも注目なオンラインサロン発のポップアップレストラン、3/10、11に東京・神田で開催

「シーラカンスの日」をきっかけに広報PRの取り組みをしてみよう

12月20日の「シーラカンスの日」は、シーラカンスに注目が集まり、深海生物や古代生物を想起させるきっかけになる日です。水族館などの施設運営に携わっている方や、シーラカンスにまつわるサービス開発・運営を行う企業の方にとっては特に、「シーラカンスの日」を切り口として自社商品・サービスの魅力を伝える良い機会になるでしょう。

お伝えした事例を参考に、ぜひ自社商品・サービスと「シーラカンスの日」をかけ合わせた広報PR施策を考えてみてください。

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