三十路の日
1月21日は「料理番組の日」。今回は「料理番組の日」の意味や由来を解説します。
また、「料理番組の日」をきっかけに、広報PR活動を行う効果やポイント、実際に広報PRに活かしている広報事例を紹介します。
広報やマーケティングネタを探している方、特に料理に関する商品・サービスを手がける企業の方や、映像制作に関わる企業の方は、ぜひ参考にしてみてください。
「料理番組の日」の意味・由来とは?
1月21日は「料理番組の日」です。1937年の1月21日、イギリスのテレビ局・BBCテレビで世界初の料理番組といわれる『Cook’s Night Out』(日本語では『夕べの料理』)が放送開始したことにちなみ、この日が記念日とされるようになりました。
日本で初めての料理番組とされる『きょうの料理』(NHK)が放映開始したのは1957年11月4日。戦後の食糧難が落ち着いてきた時期ではありましたが、栄養不足による脚気などの疾病も根強く残る中のことでした。
高度経済成長を迎えた1960年代には、民放テレビ局でも料理番組が続々と放映開始し、料理がコンテンツとして昇華されていく契機となりました。
「料理番組の日」は、特定のイベントなどが開催されている記念日ではありませんが、料理のエンタメ性や趣味・娯楽としての側面に注目が集まる日です。
「料理番組の日」をきっかけに広報PR活動する効果
「料理番組の日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「料理番組の日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。
特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「料理番組の日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。
自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。
「料理番組の日」を元に発信をする流れ
「料理番組の日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。
STEP1.「料理番組の日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む
STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める
STEP3.自社サービスやプロダクトと「料理番組の日」をかけ合わせ、発信内容を検討する
STEP4.発信するコンテンツを作成する
STEP5.媒体を選び情報発信する
特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。
トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。
「料理番組の日」を広報PRに活かした事例
「料理番組の日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。
次に、これから「料理番組の日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。記念日に関した事例ではないものも、今後「料理番組の日」を広報PRに活かすうえで参考になるでしょう。
事例1.「大人の食育」をテーマにした新たな料理番組を企画・制作
TBWA HAKUHODOは、NHKグローバルメディアサービスと制作するNHK教育テレビジョン(Eテレ)の番組『ボクを食べないキミへ 〜人生の食敵〜』の第四弾を企画・制作しました。
人気芸能人の苦手な食べ物を、特別レシピを通じて克服するという新たな切り口の料理番組。プレスリリースでは出演する芸能人の来歴に加え、「『大人の食育』をテーマにした」という企画意図が明かされており、メディアが取り上げやすくなるよう工夫されています。
参考:TBWA HAKUHODO制作のNHK Eテレ料理番組「ボクを食べないキミへ〜人生の食敵〜」第四弾が2月6日より2週連続放送
事例2.男性の料理を応援するコラボキャンペーンをInstagramで実施
株式会社マガジンハウスが発行するファッション&カルチャー誌『POPEYE』は、味の素株式会社が運営するレシピ・食情報サイト「AJINOMOTO PARK」と共に、男性の料理を応援するキャンペーン「#おれなりの食卓」をインスタグラムで開始しました。Instagram上でプロの料理実演もライブ配信します。
コロナ禍をきっかけに男性が料理に取り組む機会が増えたこと、同社が発行するほかの雑誌にて男性の料理を応援するキャンペーンを過去に行ってきたことなど、今回のキャンペーン開催に至るまでの背景を丁寧に説明。納得感のあるコラボ企画となっています。
参考:ファッション&カルチャー誌「POPEYE」が、遊び心と好奇心にあふれる男性の料理を応援するインスタグラム・キャンペーン「#おれなりの食卓」を開始!
「料理番組の日」をきっかけに広報PRの取り組みをしてみよう
「料理番組の日」は、料理番組に注目が集まり、料理を用いたコンテンツを想起させるきっかけになる日です。
料理をサポートする製品・サービスを手がける企業の方や、映像作品の企画・制作に携わる企業の方にとっては特に、「料理番組の日」を切り口として自社商品・サービスの魅力を伝えるよい機会になるでしょう。
お伝えした事例を参考に、ぜひ自社商品・サービスと「料理番組の日」をかけ合わせた広報PR施策を考えてみてください。
【関連記事】