
母の日
11月28日は「税関記念日」。今回は「税関記念日」の意味や由来を解説します。
また、「税関記念日」をきっかけに広報PR活動を行う効果やポイント、実際に広報PRに活かしている広報事例を紹介します。
広報やマーケティングネタを探している方、特に物流業界の方や航空業界の方、通関に関連する事業を行っている企業などはぜひ参考にしてみてください。
11月28日は「税関記念日」です。1952年(昭和27年)に当時の大蔵省(現材の財務省)によって制定されました。
1872年(明治5年)のこの日、長崎と神奈川及び箱館(函館)に設けられていた「運上所」の呼称が「税関」に統一され、「税関」が正式に発足したことに由来しています。税関の役割や業務について理解を広めることや、税関業務への協力を求めることを目的としており、イベントなどで啓発活動が行われています。
「税関記念日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「税関記念日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。
特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「税関記念日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。
自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。
「税関記念日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。
STEP1.「税関記念日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む
STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める
STEP3.自社サービスやプロダクトと「税関記念日」をかけ合わせ、発信内容を検討する
STEP4.発信するコンテンツを作成する
STEP5.媒体を選び情報発信する
特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。
トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。
「税関記念日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。
次に、これから「税関記念日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。記念日に関した事例ではないものも、今後「税関記念日」を広報PRに活かすうえで参考になるでしょう。
公益財団法人・日本関税協会は、税関150周年記念の特別企画として「小中学生絵画コンクール」を開催することを発表しました。
プレスリリースの冒頭には、11月28日が「税関記念日」であることや2022年で150周年を迎えることを記載。税関の役割や国際貿易等について関心を持ってもらおうと企画したコンクールであることを伝えています。
「税関記念日」に行われている啓発活動のプレスリリースのひとつです。
参考:税関150周年記念 特別企画 『小中学生絵画コンクール』開催のご案内
キヤノンITソリューションズ株式会社は、無料オンラインセミナー「スマホによる模倣品対策・不正流通対策」を実施しました。
プレスリリースでは、このセミナーが開催されることとなった背景や、セミナーの概要を冒頭に記載。正規品判定クラウドサービス「C2V Connected」についても図解とともに紹介しており、どのようなセミナーであるかが視覚的にも伝わっています。
税関とも深いかかわりがある不正流通に関連する参考事例です。
参考:無料オンラインセミナー「スマホによる模倣品対策・不正流通対策」を開催
アリババグループのスマート物流企業であるCainiaoは、国際物流におけるさまざまな課題解決にむけた施策を発表しました。
記事には、輸出入に関わる倉庫や通関、国際物流、中国国内配送における問題に取り組むための施策であることを記載し、具体的に自社がどのようなサービスを展開して課題を解決するかも掲載しています。記事末尾には自社の成果を第三者のコメントを記載することによってPRしている点が、客観性がありGOODポイントといえます。
参考:アリババのスマート物流企業・菜鳥、ネット商戦に向けて、コロナ禍でも国際物流を促進
「税関記念日」の意味や由来、広報PRに活用できそうな事例を紹介しました。
税関や通関、物流に関連するイベントやキャンペーンを実施したり、税関に関連する調査リリースを出すのも一案です。自社が税関に関わる製品やサービスを提供している場合は、積極的に発信するとよいでしょう。
「税関記念日」をきっかけに自社製品やサービスを広報PRしてみてはいかがでしょうか。
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