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刃物の日(11月8日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントや事例を紹介

今日は何の日刃物の日(11月8日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントや事例を紹介

11月8日は「刃物の日」。今回は「刃物の日」の意味や由来を解説します。

また、「刃物の日」をきっかけに、広報PR活動を行う効果やポイント、実際に広報PRに活かしている広報事例を紹介します。

広報やマーケティングネタを探している方、特に刃物製造メーカーの方や、刃物にゆかりのある地域の企業の方は、ぜひ参考にしてみてください。

「刃物の日」の意味・由来とは?

11月8日は「刃物の日」です。鍛冶屋、刀工、鋳物師が普段使っている仕事道具を労い、感謝を捧げるふいご祭の開催日と「11(いい)8(刃)」の語呂合わせから、1996年に全国のハサミや包丁などの刃物を扱う業界団体・関係者によって制定

記念日は、日常生活に欠かせない道具である刃物に感謝し、大切さを知ってもらうことを目的としています。

記念日は、一般社団法人・日本記念日協会により認定、登録されました。

「刃物の日」をきっかけに広報PR活動する効果

「刃物の日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「刃物の日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。

特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「刃物の日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。

自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。

「刃物の日」を元に発信をする流れ

「刃物の日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。

STEP1.「刃物の日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む

STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める

STEP3.自社サービスやプロダクトと「刃物の日」をかけ合わせ、発信内容を検討する

STEP4.発信するコンテンツを作成する

STEP5.媒体を選び情報発信する

特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。

トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。

「刃物の日」を広報PRに活かした事例

「刃物の日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。

次に、これから「刃物の日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例を紹介します。記念日に関した事例ではないものでも、今後「刃物の日」を広報PRに活かすうえで参考になりそうです。

事例1.「いい刃の日」PRイベントで帽子デザインコンテストの最優秀賞を発表

グローバル刃物メーカーの貝印株式会社は、第1回帽子デザインコンテスト「KAI Hat & Head-piece Competition」の受賞作品をプレスリリースで発表。このコンテストは、縫製ハサミの歴史を誇る同社が主催し、「すべての人に、最高の帽子を届ける」をミッションに掲げた帽子文化の創出や帽子デザイナーの育成を目的としたものです。

プレスリリースでは、11月8日に開催した「いい刃の日」PRイベントにて紹介された最優秀賞と冨永愛賞の受賞作品を中心に、優秀賞受賞作品までを画像とともに掲載。最優秀賞と冨永愛賞の受賞作品には、審査員のコメントを記すことでどのような点が評価につながったのかが読み手にもわかりやすくなっています。「刃物の日」とは異なりますが、記念日を活用した参考事例です。

参考:縫製ハサミの歴史を誇る貝印主催 帽子デザインコンテスト 第1回「KAI Hat & Head-piece Competition」軍司 隼輔さんの『spacescape』が最優秀賞を受賞

事例2.歴史ある街で刃物づくりを実体験できる宿泊プランを販売

都ホテルズ&リゾーツが運営する都ホテル 岐阜長良川は、2022年5月26日から「小刀づくり体験プラン」、「ペーパーナイフづくり体験プラン」「日本刀鍛錬見学プラン」の3つのプランを販売。刃物の町として知られる関市にある「刃物屋三秀関刃物ミュージアム」にて、日本刀の歴史を学びながら、刀匠の直接指導による刃物づくりが体験できる内容です。

「刃物の日」に合わせたプレスリリースではありませんが、800年の歴史がある関市の刃物をアピールするとともに、実体験を通して刀剣ファンや歴史ファンを中心とした多くの人の誘致が見込める広報PRの事例ではないでしょうか。

参考:【都ホテル 岐阜長良川】刀剣ブームで大注目!「日本刀」の魅力を堪能

事例3.怪獣を模した包丁をイメージに合った画像やテキストで紹介

株式会社ミラソラは、2022年1月に怪獣の牙を模した高級包丁「SAMURA KAIJU」の先行販売を開始しました。「怪獣の牙が料理を旨くする」という目を引くキャッチコピーを使用し、商品のデザイン・切れ味・耐久性などの特長を紹介。製作工程の9割を職人の手作業で行っていることをアピールするとともに、最適な角度で研磨している様子をgif動画で公開しています。商品の雰囲気に合った画像に合わせ、商品の特長やアピールポイントを端的に説明することで、ブランディング効果も発揮できています。

「刃物の日」に合わせたプレスリリースではないものの、自社のこだわりを反映させた商品を、興味をひくキャッチコピーや画像・動画でうまく紹介している広報PRの事例といえるでしょう。

参考:【怪獣の牙が料理を旨くする】圧倒的な切れ味を体感できる包丁「SAMURA KAIJU」が1月26日(水)Makuakeにて先行販売開始

「刃物の日」をきっかけに広報PRの取り組みをしてみよう

「刃物の日」の意味や由来、広報PRに活用できそうな事例を紹介しました。

日常生活に欠かすことのできない刃物は、多くの人にとって身近な道具のひとつといえます。新商品の発売を11月8日の「刃物の日」に合わせて発表したり、自社の取り組みに関するプレスリリースを発信したりするのも一案です。記念日に合わせたイベントやキャンペーンを実施するのもよいかもしれません。

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