
酒酵母の日
5月9日は「合格の日」。今回は「合格の日」の意味や由来を解説します。
また、「合格の日」をきっかけに広報PR活動を行う効果やポイントと、関連の事例もご紹介。
広報やマーケティングネタを探している方、特に教育業界の方や、受験・資格関連の商材を扱う企業の方は、ぜひ参考にしてみてください。
5月9日は「合格の日」です。国内外に天然とんこつラーメン専門店を展開する、株式会社一蘭によって制定されました。
日付は「ごう(5)かく(9)」と読む語呂合わせが由来。記念日をきっかけに、入学試験や資格試験などの受験性を応援することが制定の目的です。
同社は、福岡県太宰府市にある大宰府参道店にて「合格ラーメン」と名付けた商品を提供しています。「合格」にちなんで、長さ59cmの麺を五角形の器に入れた人気商品です。
飲食業界から誕生した「合格の日」ですが、受験生を応援する文房具やその他商品のプレスリリース、資格勉強のサービス紹介など、あらゆる業界の広報PR活動に活かしやすい記念日といえるでしょう。
記念日は、一般社団法人・日本記念日協会により認定、登録されました。
「合格の日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「合格の日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。
特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「合格の日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。
自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。
「合格の日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。
STEP1.「合格の日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む
STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める
STEP3.自社サービスやプロダクトと「合格の日」をかけ合わせ、発信内容を検討する
STEP4.発信するコンテンツを作成する
STEP5.媒体を選び情報発信する
特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。
トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。
「合格の日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。
次に、これから「合格の日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。また、記念日にちなんだプレスリリースではない事例も、今後「合格の日」に絡めた広報PR活動を実施するうえでのヒントを得られるはずです。
株式会社Overfocusは、新発売の書籍についてプレスリリースを配信しました。偏差値45から東京大学文科一類に合格した著書が、国語力を基軸に思考力・読解力・表現力を伸ばす方法を公開した解説本です。
「合格の日」に関する事例ではありませんが、小中高生やその保護者、教育関係者に向けた書籍として対象者を明らかにした内容が特徴的。プレスリリースには表紙画像や概要のほか、「書籍出版の背景」「本書のポイント」などを見出しごとに丁寧にまとめられています。東大合格に向けた本書の情報がわかりやす紹介された参考事例です。
参考:偏差値45から東大合格へ!国語力で人生を変えた独自メソッドを初公開
一般社団法人・日本ディープラーニング協会(JDLA)は、「G検定(ジェネラリスト検定)」に関するプレスリリースを配信。「2025年 第2回 G検定」をもって、累計合格者数が10万人を突破したことを発表しました。
10万人という節目に合わせてプレスリリースを配信することで、団体としての事業内容そのものの認知拡大を図った好事例です。記念日に関するプレスリリースではありませんが、受験者の特徴や関連の活動も訴求し、メディア関係者・生活者を問わず多くの潜在層にアプローチしています。
参考:「G検定」累計合格者が10万人を突破!―AI人材育成をリードしてきたJDLAの「G検定」が描く未来
一般社団法人・日本アニメフィルム文化連盟(NAFCA)は、漫画家の森川ジョージ氏がアニメータースキル検定(5級)に挑戦したことをプレスリリースで紹介。「その結果やいかに?」という文言とともに、公開中の動画や企画の一部を掲載しました。
「合格の日」とは少し異なる内容のプレスリリースですが、キーワードと親和性が高いため、企画と記念日を掛け合わせて発信するヒントになるのではないでしょうか。人気漫画家の起用により、漫画ファンをはじめ幅広い生活者の興味・関心を高めた有用な広報PR施策といえます。
参考:合格なるか!?『はじめの一歩』の森川ジョージ先生、アニメータースキル検定に挑戦!
5月9日の「合格の日」は、試験対策や受験、資格試験などに注目が集まりやすい日です。受験生向けの商品を扱う企業の方や、試験対策に役立つサービス開発・提供を手掛ける企業の方にとっては特に、「合格の日」を切り口として自社商品・サービスの魅力を伝える良い機会になるでしょう。
お伝えした事例を参考に、ぜひ自社商品・サービスと「合格の日」をかけ合わせた広報PR施策を考えてみてください。
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