月ロケットの日
12月14日は「討ち入りの日」。今回は「討ち入りの日」の意味や由来を解説します。
また、「討ち入りの日」をきっかけに、広報PR活動を行う効果やポイント、実際に広報PRに活かしている広報事例を紹介します。
広報やマーケティングネタを探している方、特にエンタメ業界の方や、歴史に関する書籍などを出版する企業の方は、ぜひ参考にしてみてください。
「討ち入りの日」の意味・由来とは?
12月14日は「討ち入りの日」です。1702年(元禄15年)のこの日、47人の赤穂浪士が江戸・本所松坂町にある吉良邸に討ち入りし、浅野内匠頭長矩の仇討ちを成し遂げました。このことを由来とし、「討ち入りの日」または「四十七士討ち入りの日」といわれています。
赤穂義士たちが討ち入りを果たした12月14日前後に、東京都港区高輪の泉岳寺や兵庫県明石市の大石神社・花岳寺など「赤穂義士祭」が行われるほか、吉良邸跡周辺で「元禄市・吉良祭」が開催。こうしたイベントをはじめ、赤穂浪士たちの討ち入りをもとに創作された物語『忠臣蔵(仮名手本忠臣蔵)』は、人形浄瑠璃・歌舞伎の演目、映画・ドラマによって現在まで語り継がれています。
「討ち入りの日」をきっかけに広報PR活動する効果
「討ち入りの日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「討ち入りの日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。
特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「討ち入りの日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。
自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。
「討ち入りの日」を元に発信をする流れ
「討ち入りの日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。
STEP1.「討ち入りの日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む
STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める
STEP3.自社サービスやプロダクトと「討ち入りの日」をかけ合わせ、発信内容を検討する
STEP4.発信するコンテンツを作成する
STEP5.媒体を選び情報発信する
特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。
トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。
「討ち入りの日」を広報PRに活かした事例
「討ち入りの日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。
次に、これから「討ち入りの日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。記念日に関した事例ではないものも、今後「討ち入りの日」を広報PRに活かすうえでヒントになるでしょう。
事例1.人形浄瑠璃『仮名手本忠臣蔵』の上演情報をプレスリリースで配信
文化庁は、「忠臣蔵」を題材とした人形浄瑠璃『仮名手本忠臣蔵』に関する上演情報をプレスリリースで配信しました。国立文楽劇場で上演中の11月文楽公演と、2025年1月3日から行われる初春文楽公演について紹介しています。
プレスリリースでは、物語のあらすじに加え、人形浄瑠璃『仮名手本忠臣蔵』が作られた当時の事情や、赤穂四十七士の討ち入り事件が「忠臣蔵」として知られるに至った経緯などを掲載。「討ち入りの日」に合わせて配信されたプレスリリースではありませんが、公演に関する情報だけでなく、「忠臣蔵」についても詳しく学べる内容読み応えのある構成が参考になります。
参考:【国立文楽劇場】今さら聞けない「忠臣蔵」 ~文楽劇場で「忠臣蔵」に出会う~
「討ち入りの日」をきっかけに広報PRの取り組みをしてみよう
「討ち入りの日」の意味や由来、広報PRに活用できそうな事例を紹介しました。
「討ち入りの日」の由来となった『忠臣蔵』は、事件発生から300年以上経った今もなお、語り継がれるエピソードです。「四十七士討ち入り」を題材にしたイベントやキャンペーン、商品の発表は、12月14日の記念日に合わせてプレスリリースを発信するのも一案です。
記念日をうまく活用することで、商品やサービス、イベントなどを多くの人に周知することができるのではないでしょうか。
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