PR TIMES MAGAZINE|広報PRのナレッジを発信するWebメディア
記事検索
煤払いの日(12月13日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントと事例を紹介

今日は何の日煤払いの日(12月13日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントと事例を紹介

12月13日は「煤払いの日」。今回は「煤払いの日」の意味や由来を解説します。

また、「煤払いの日」をきっかけに広報PR活動を行う効果やポイントと、関連の広報事例もご紹介。広報やマーケティングネタを探している方、特に正月シーズンならではの企画を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。

「煤払いの日」の意味・由来とは?

12月13日は「煤払いの日」です。1年分の煤(すす)やホコリを払って清める「煤払い」を行う日本の記念日として、古くから知られています。

また、煤払いに加え、雑煮を炊いたり門松に使ったりする木を山に取りに行く「松迎え」も、12月13日の習慣のひとつ。現代では、正月を迎える準備が始まることから「大掃除の日」ともいわれています。

12月初旬から月末にかけては、大掃除に取り掛かる家庭が多く見られるシーズンです。掃除に役立つアイテムのプレスリリースや、年末シーズンならではのイベント情報を発信するきっかけに有用な記念日ともいえるでしょう。

「煤払いの日」をきっかけに広報PR活動をする効果

「煤払いの日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「煤払いの日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。

特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「煤払いの日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。

自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。

「煤払いの日」を元に発信をする流れ

「煤払いの日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。

STEP1.「煤払いの日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む

STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める

STEP3.自社サービスやプロダクトと「煤払いの日」をかけ合わせ、発信内容を検討する

STEP4.発信するコンテンツを作成する

STEP5.媒体を選び情報発信する

特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。

トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。

「煤払いの日」を広報PRに活かした事例

「煤払いの日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。

次に、これから「煤払いの日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。記念日に関した事例ではないものも、今後「煤払いの日」を広報PRに活かすうえでヒントになるでしょう。

事例1.不要品処分に関する調査レポートを「煤払いの日」に配信

女性ライフステージブランドBELTAを運営する株式会社ベルタは、「不用品の処分」に関する実態調査を実施しました。2023年11月12日から12月7日にかけて、10~70代の女性874人を対象に行ったアンケート調査のレポートです。

大掃除というキーワードと親和性の高い「煤払いの日」をピックアップし、記念日の12月13日に合わせてプレスリリースを配信。アンケート結果を発信することだけでなく、関心を惹きやすい記念日と配信のタイミングを合わせることで、幅広い層へアプローチした好事例です。

参考:【874名に大掃除に関する調査を実施】約7割の人が「まだ使えるもの」もゴミで捨てている

事例2.世界遺産の本願寺で年末の風物詩「御煤払」を実施

宗教法人・本願寺は、2024年12月20日に実施する「本願寺御煤払(おすすはらい)」のプレスリリースを配信しました。阿弥陀堂や御影堂のほこりを払い、すっきりと新年を迎えるためのイベントです。

毎年の年末恒例企画として知られており、プレスリリースでは御煤払について簡単に解説。さらに過去に開催した様子を複数の写真で掲載し、本企画を知らない人や参加を検討している人など、潜在層へのアプローチにも役立てています。「煤払いの日」に特化した事例ではありませんが、地域性の高い企画を全国へ発信する広報PR施策として参考になるのではないでしょうか。

参考:年末の風物詩!本願寺御煤払(おすすはらい)開催 2024(令和6)年12月20日(金)

事例3.重要文化財の煤払いに採用された掃除アイテムを商品化

生活サポート用品の開発・製造・販売を手掛ける株式会社サンコーは、新商品「京町家お掃除の知恵 汚れ落とし手袋」のプレスリリースを配信しました。町家掃除に活用できる「京町家お掃除の知恵」シリーズの第2弾として誕生した掃除アイテムです。

こちらは「煤払いの日」に関する事例ではありませんが、重要文化財である杉本家住宅の煤払いに同シリーズが採用されたこと、それに伴い商品化が決定したことなどを紹介しています。新商品情報はもちろん、自社実績を積極的に発信して認知拡大効果に寄与した好事例です。

参考:重要文化財のお掃除で活用『京町家お掃除の知恵 汚れ落とし手袋』新発売

「煤払いの日」をきっかけに広報PRの取り組みをしてみよう

12月13日の「煤払いの日」は、大掃除をはじめとする年末シーズンの行事を想起させるきっかけになる日です。大掃除に関するイベントを検討している方や、年末年始に特化した商材を扱う企業の方にとっては特に、「煤払いの日」を切り口として自社商品・サービスの魅力を伝える良い機会になるでしょう。

お伝えした事例を参考に、ぜひ自社商品・サービスと「煤払いの日」をかけ合わせた広報PR施策を考えてみてください。

【関連記事】

今から準備できる、おすすめテーマ