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人権宣言の日(8月26日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントと事例を紹介

今日は何の日人権宣言の日(8月26日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントと事例を紹介

8月26日は「人権宣言の日」。今回は「人権宣言の日」の意味や由来を解説します。

また、「人権宣言の日」をきっかけに広報PR活動を行う効果やポイントと、関連の広報事例をご紹介。

広報やマーケティングネタを探している方、特に人権をはじめとする権利関連の事業を展開する企業・団体の方は、ぜひ参考にしてみてください。

「人権宣言の日」の意味・由来とは?

8月26日は「人権宣言の日」。1789年(寛政元年)8月26日、フランスが「人間および市民の権利の宣言(人権宣言)」を採択した出来事にちなんだ記念日です。

フランスの憲法制定国民議会が採択したことから、「フランス人権宣言」とも呼ばれています。この人権宣言採択はフランス革命の最初の成果になったとされており、現代でも世界的に知られる歴史的出来事のひとつ。

人権に関する記念日であるため、歴史について発信することはもちろん、企業や団体の取り組みを紹介する広報PR活動にも有用です。

「人権宣言の日」をきっかけに広報PR活動をする効果

「人権宣言の日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「人権宣言の日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。

特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「人権宣言の日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。

自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。

「人権宣言の日」を元に発信をする流れ

「人権宣言の日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。

STEP1.「人権宣言の日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む

STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める

STEP3.自社サービスやプロダクトと「人権宣言の日」をかけ合わせ、発信内容を検討する

STEP4.発信するコンテンツを作成する

STEP5.媒体を選び情報発信する

特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。

トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。

「人権宣言の日」を広報PRに活かした事例

「人権宣言の日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。

次に、これから「人権宣言の日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。記念日に関した事例ではないものも、今後「人権宣言の日」を広報PRに活かすうえでヒントになるでしょう。

事例1.人権と多様性を尊重するため、人事制度の一部を改正

株式会社電通国際情報サービスは、人事制度の改定に関するニュースリリースを公開しました。人権と多様性を尊重した環境整備を実現するため、従業員の同性パートナーや事実婚パートナーへ配偶者関連制度を適用する取り組みです。

ニュースリリースでは、同社の企業理念やミッションに加え、制度導入による重要課題についても言及しています。社内制度について積極的に発信することで、企業内外への認知拡大・興味関心につなげた広報PR事例です。

参考:ISID、同性・事実婚パートナーを配偶者とする制度を導入

事例2.企業のマーケティングを支援するSDGsプロジェクト

株式会社博報堂は、企業のマーケティング活動を支援する「ソーシャルインパクト創出支援プログラム」の開発情報を公開しました。全社横断プロジェクト「博報堂SDGsプロジェクト」の一環として、経済価値・社会価値の同時達成を実現するための取り組みです。

今回発表したのは、クリエイティブ開発ツールとストーリー開発ツール、イシュートレンドのデータベースで構成したプログラム。各ツールの詳細を画像・イラストとともに紹介し、視覚的にもアプローチした内容がGOODなニュースリリースです。

参考:博報堂SDGsプロジェクト、社会課題を起点としたマーケティング活動を支援する「ソーシャルインパクト創出支援プログラム」を開発

事例3.自社の取り組みや理念・宣言を年始に合わせて公開

パルシステム連合会は2023年1月1日、「年頭のごあいさつ」としてプレスリリースを公開しました。新型コロナウイルスによる生活様式の変化や社会の分断といったテーマとともに、人権尊重をはじめとするSDGsについても言及。

後半では、同社が宣言した「もっといい明日へ 超えてく」に触れ、理念の実現を目指す取り組みについて発信しています。年明けに合わせたプレスリリースで企業の概要を紹介することで、より多くの人に認知してもらうきっかけになった広報PR事例です。

参考:年頭のごあいさつ 小さな行動から持続可能な社会へ|パルシステム連合会のプレスリリース

「人権宣言の日」をきっかけに広報PRの取り組みをしてみよう

8月26日の「人権宣言の日」は、フランス人権宣言をはじめとする歴史的出来事に注目が集まりやすい日です。歴史を扱う企業の方はもちろん、人権に関連する情報発信やプロジェクトを検討している方にとっては特に、「人権宣言の日」を切り口として自社商品・サービスの魅力を伝える良い機会になるでしょう。

お伝えした事例を参考に、ぜひ自社商品・サービスと「人権宣言の日」をかけ合わせた広報PR施策を考えてみてください。

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