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防災の日(9月1日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントと事例を紹介

今日は何の日防災の日(9月1日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントと事例を紹介

9月1日は「防災の日」です。今回は「防災の日」の意味や由来を解説します。

また、「防災の日」をきっかけに広報PR活動を行う効果やポイント、実際の広報事例もご紹介。広報やマーケティングネタを探している方、特に防災に関する啓発活動を行っている方は、ぜひ参考にしてみてください。

「防災の日」の意味・由来とは?

9月1日は「防災の日」です。1960(昭和35)年、台風高潮や地震、津波といった自然災害について理解を深めて、国民の意識を高める目的で制定されました。

日付は、1923(大正12)年9月1日に「関東大震災」が発生した出来事が由来です。マグニチュード7.9の大地震によって、死者・行方不明者は14万人に達しました。

また、9月1日を含む1週間は「防災週間」に制定され、全国各地でさまざまな啓発活動が行われています。災害の対策を呼びかけるだけでなく、防災に関するイベント・キャンペーンを開催したり、調査リリースを発信したりといった広報PRに活かせるでしょう。

「防災の日」をきっかけに広報PR活動する効果

「防災の日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「防災の日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。

特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「防災の日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。

自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。

「防災の日」を元に発信をする流れ

「防災の日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。

STEP1.「防災の日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む

STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める

STEP3.自社サービスやプロダクトと「防災の日」をかけ合わせ、発信内容を検討する

STEP4.発信するコンテンツを作成する

STEP5.媒体を選び情報発信する

特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。

トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。

「防災の日」を広報PRに活かした事例

「防災の日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。

次に、これから「防災の日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。

事例1.「防災の日」に合わせて、最新の防災意識や備蓄術を紹介

製紙メーカーの大王製紙株式会社は、9月1日の「防災の日」に合わせて最新の防災意識に関する調査の結果、避難方法や備蓄術などをプレスリリースで紹介しました。

プレスリリースでは、防災意識調査、在宅避難とローリングストック法、紙モノのお役立ち情報の3つをコンテンツとして紹介。調査の結果はグラフを用いてわかりやすく説明しています。防災に関する大切な情報発信を行うとともに、自社製品についてもしっかりとアピールした広報PR事例です。

参考:― 今年の「防災の日」は、関東大震災から100年 ― 最新の防災意識や備蓄術をご紹介

事例2.関東大震災から100年を機に、震災当時の横浜を伝える特別展を開催

横浜に関連した歴史の理解に役立つ資料の収集などを行う公益財団法人横浜市ふるさと歴史財団は、2023年9月1日に関東大震災から100年を迎えることを機に、震災当時の横浜を伝える特別展を開催。プレスリリースで詳細を発表しました。

大災害を生き抜いた横浜市民が残した体験日記や回想録、写真などをもとに、これまでの調査研究の成果を踏まえて横浜の関東大震災の資料を展示します。A4用紙2枚にまとめたプレスリリース冒頭では、関東大震災についての説明を記載し、展示会の見どころを画像や写真を複数用いて紹介しています。ポイントになる文章には、下線を使用するなど工夫されたプレスリリースが参考になります。

記念日に合わせて開催することで、日本の歴史を伝えるとともに、より防災の重要性についての意識を高めた事例といえるでしょう。

参考:横浜開港資料館・横浜都市発展記念館合同特別展 関東大震災100年「大災害を生き抜いて—横浜市民の被災体験—」開催のお知らせ

事例3.実用性と防災性機能を兼ね備えた防災ルームシューズを販売

健康雑貨や美容雑貨などを製造販売する株式会社アルファックスは、「防災ルームシューズ ITSUMO(イツモ)」の新発売をプレスリリースで配信。この商品は、日本工業規格による耐踏抜き1100N(112.2kgf)以上の強度を持つインソールが、ガラスなどの危険物から足を保護します。

プレスリリースでは、通常のスリッパと防災ルームシューズの断面の比較画像を掲載し、商品の魅力と安全性を伝えています。脱ぎやすい点やお手入れの簡単さについても言及。日常使いできることについてもアピールすることで多くの読み手の興味関心につなげているのがGOODです。

記念日に直接関連した事例ではありませんが、「防災の日」の前に防災グッズにもなる商品をプレスリリースで配信することで、メディアに取り上げられる可能性を高めた事例といえるでしょう。

参考:毎日使えて、毎日備える。実用性と防災性を兼ね備え、暮らしに安心感を与える「防災ルームシューズ ITSUMO(イツモ)」を新発売。

「防災の日」をきっかけに広報PRの取り組みをしてみよう

9月1日の「防災の日」は、防災に関する商品を取り扱う企業の広報PRに活かしやすい記念日です。特定の日に実施するのが難しい場合は、9月1日前後の「防災週間」や、9月の「防災月間」にちなんだ企画を検討しても良いでしょう。

また、「防災の日」に関連するアンケートを実施し、調査リリースとして発表するのも一案です。自社の商品やサービスを知ってもらうきっかけにもつながります。

「防災の日」をプレスリリースに活用する際は、「トレンド徹底活用術 防災の日編」を参考にしてみてくださいね。

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