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博士の日(5月7日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントや事例を紹介

今日は何の日博士の日(5月7日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントや事例を紹介

5月7日は「博士の日」。今回は「博士の日」の意味や由来を解説します。

また、「博士の日」にちなんだ広報PR活動を行うときの効果とポイントもご紹介。実際に広報PRに活かしている事例をピックアップしながら、魅力的な活動内容に触れています。

広報やマーケティングネタを探している方、特に医療や科学などの学問について事業を展開している方は、ぜひ参考にしてみてください。

「博士の日」の意味・由来とは?

5月7日は「博士の日」です。1888年(明治21年)、植物学者の伊藤圭介や物理学者の山川健次郎をはじめ、25人に日本初の博士号が授与されたことから、「博士の日」といわれるようになりました。

現代の博士号授与基準とは異なり、当時重視されていたのは、教育への貢献度。論文の提出が必須になったのは、1891年以降です。

「博士の日」に限定したイベントは少ないものの、大学や博士号といったポイントに注目すると、さまざまな広報PRを考案できるでしょう。

「博士の日」をきっかけに広報PR活動する効果

「博士の日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「博士の日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。

特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「博士の日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。

自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。

「博士の日」を元に発信をする流れ

「博士の日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。

STEP1.「博士の日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む

STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める

STEP3.自社サービスやプロダクトと「博士の日」をかけ合わせ、発信内容を検討する

STEP4.発信するコンテンツを作成する

STEP5.媒体を選び情報発信する

特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。

トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。

「博士の日」を広報PRに活かした事例

「博士の日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。

次に、これから「博士の日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例をピックアップ。併せて博士に関する広報PRのプレスリリースもご紹介します。

事例1.植物学者の生涯や功績を展示する期間限定コーナー

西武造園株式会社は、東京都板橋区立熱帯環境植物館に関するプレスリリースを配信しました。2023年4月25日から5月7日にかけて、植物学者である牧野富太郎氏にまつわる企画展示を行う「春のらんらん展」の開催情報です。

同氏が自ら描いた植物図や業績をパネルで展示するほか、来館者が植物博士になったつもりで観察・写生が楽しめるコーナーも設置。ゴールデンウィークを含むシーズンならではの企画展で、遠方の観光客への認知拡大効果も高めた広報PR事例です。

参考:植物学者・牧野富太郎にまつわる企画展示「春らんらん展」2023年4月25日(火)~5月7日(日)開催(板橋区立熱帯環境植物館)

事例2.博士修了者の採用に関する調査結果をプレスリリースで発表

株式会社日本能率協会コンサルティング(JAMC)は、「博士修了者の採用に関する日本企業の意識調査」の結果をプレスリリースで発表しました。2022年9月28日から12月27日にかけて、日本企業の研究開発部門・人事部門・経営企画部門などを対象に、Webアンケート方式とWordファイルアンケート方式を併用し調査したレポートです。

今回の調査は、博士課程修了生を採用する企業から見て、博士に望んでいることを明らかにする目的を掲げています。プレスリリースでは調査ポイントを抜粋し、各項目をグラフ化してまとめているのが特にGOODです。

参考:「博士修了者の採用に関する日本企業の意識調査」発表

事例3.自社の研究員・工学博士が女性科学者奨励賞を受賞

株式会社ポーラ・オルビスホールディングスは、研究・開発・生産を担うポーラ化成工業株式会社のプレスリリースを配信しました。今回のプレスリリースでは、製品設計開発部の研究員・博士(工学)が、第14回女性科学者奨励賞を受賞した功績を紹介。

授賞式の様子をビジュアルで掲載し、受賞理由をピックアップしたプレスリリース内容がGOODです。補足資料としてイメージ画像付きの解説を加えることで、専門分野への理解度を高めた点も、参考にしやすい有用な広報PR事例といえます。

参考:ポーラ化成工業の加治研究員が日本油化学会にて女性科学者奨励賞

「博士の日」をきっかけに広報PRの取り組みをしてみよう

5月7日の「博士の日」は、大人向けの広報PRだけでなく、アニメと博士を紐づけた企画も考案できます。博士が登場するアニメを紹介したり、コアなファンに向けてニュースリリースを発信したりしてもよいでしょう。

また、「博士の日」とあわせて、4月22日の「植物学の日」にちなんだ広報PRを考えてみるのも一案です。

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