
心の介護に向き合う日
10月22日は「ドリップコーヒーの日」。今回は「ドリップコーヒーの日」の意味や由来を解説します。
また、「ドリップコーヒーの日」をきっかけに、広報PR活動を行う効果やポイント、実際に広報PRに活かしている広報事例を紹介します。
広報やマーケティングネタを探している方、特に喫茶店・飲食店を運営する企業の方や、コーヒーの製造販売に携わる企業の方は、ぜひ参考にしてみてください。
10月22日は「ドリップコーヒーの日」です。コーヒーなどの飲食料の製造・販売を手がける株式会社ブルックスによって制定されました。
日付は、「ド(10)リップコーヒーを、ふ~ふ~(22)しながら飲んで、心も体も温まってもらいたい」という語呂合わせから。また、秋が深まりよりドリップコーヒーが美味しくなる時期であることにもちなんでいます。
誰でも簡単においしく入れられるドリップバッグコーヒーの良さを多くの人に知ってもらうことが目的。
「コーヒー」とひとくくりにされることも多い中、ドリップバッグコーヒーに注目が集まるよい機会となるでしょう。
「ドリップコーヒーの日」は、一般社団法人・日本記念日協会によって認定・登録されています。
「ドリップコーヒーの日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「ドリップコーヒーの日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。
特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「ドリップコーヒーの日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。
自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。
「ドリップコーヒーの日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。
STEP1.「ドリップコーヒーの日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む
STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める
STEP3.自社サービスやプロダクトと「ドリップコーヒーの日」をかけ合わせ、発信内容を検討する
STEP4.発信するコンテンツを作成する
STEP5.媒体を選び情報発信する
特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。
トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。
「ドリップコーヒーの日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。
次に、これから「ドリップコーヒーの日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。記念日に関した事例ではないものも、今後「ドリップコーヒーの日」を広報PRに活かすうえでヒントになるでしょう。
ボイスカルチャージャパン株式会社が運営するシツジ珈琲は、コーヒーの焙煎・抽出体験を活用した青少年育成プロジェクト「おこさまドリップ体験(商標出願中)」を始動します。始動にあたり、2024年9月1日より同プロジェクトのクラウドファンディングを開始することをプレスリリースで発表。
プレスリリースでは、「パパとママにおいしいコーヒーを淹れてあげよう!」をモットーにした取り組みであること、「おこさまドリップ体験を実施する理由」などを記載。子どもがドリップ体験をしている様子がわかる写真を掲載し、今回の企画を実施することでどんなメリットがあるかを紹介しています。記念日にちなんだ事例ではありませんが、クラウドファンディングの概要や資金の使いみちを明記した構成が参考になります。
参考:パパとママにおいしいコーヒーを淹れてあげよう!「シツジ珈琲」が体験型クラウドファンディング「おこさまドリップ ™︎ 体験」を9月1日より開始します
インターネットリサーチ会社であるマイボイスコム株式会社は、「日常生活とコーヒー」に関する調査結果をプレスリリースで発表しました。アンケートモニターを対象とした調査で、コーヒーの飲用頻度や飲んでいるコーヒーのタイプなどコーヒーに関する詳細な調査結果が掲載されています。
プレスリリースでは、5つの調査結果をピックアップし、グラフとともに分析結果をわかりやすく掲載しています。さらに、回答者のコメントも一部掲載しているなど、調査結果を活用したい対象者や、調査依頼を検討している担当者が知りたい情報をしっかり掲載している点がGOODポイントです。
記念日にちなんだ事例ではありませんが、インターネット調査結果などを掲載する際の参考になる事例といえるでしょう。
参考:【日常生活とコーヒーに関する調査】コーヒーを毎日飲む人は7割、「1日に2~3回」が4割弱。飲用者が期待する効果は「気分転換」「リラックス効果」が各5割強
日常を丁寧に支える日本の道具店「日東堂」を運営する株式会社ニトムズは、開店6周年を記念し、9月13日より人気製品が当たるくじ引きや店舗限定グッズなどの販売を開始することを発表。同店のコンセプトでもある「ジャパンテクノロジー」を感じる製品のひとつでもある美濃焼コーヒードリッパーや、豆皿なども販売します。
プレスリリースでは、販売されるコーヒードリッパーや豆皿の写真や商品説明がきちんと掲載されているうえ、伝統的な町家風建築を活かした店舗内外の写真とともにお店のコンセプトやこだわりを掲載。「ドリップコーヒーの日」に関した広報PRではありませんが、独自性が伝わるだけでなく、対象となる顧客層の興味を引くようにまとめられた構成が参考になる事例といえるでしょう。
参考:日本の技術力にフォーカスした道具店『日東堂』(京都)開店から6周年 美濃焼のコーヒードリッパーなど限定グッズを販売
「ドリップコーヒーの日」は、ドリップコーヒーに注目が集まるきっかけになる日です。
ドリップコーヒーの製造・販売に携わる企業の方や、飲食店・喫茶店を運営する企業の方にとっては特に、「ドリップコーヒーの日」を切り口として自社商品・サービスの魅力を伝えるよい機会になるでしょう。
お伝えした事例を参考に、ぜひ自社商品・サービスと「ドリップコーヒーの日」をかけ合わせた広報PR施策を考えてみてください。
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