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江戸切子の日(7月5日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントや事例を紹介

今日は何の日江戸切子の日(7月5日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントや事例を紹介

7月5日は「江戸切子の日」。今回は「江戸切子の日」の意味や由来を解説します。

また、「江戸切子の日」をきっかけに、広報PR活動を行う効果やポイント、実際に広報PRに活かしている広報事例を紹介します。

広報やマーケティングネタを探している方、特に飲食業界の方や、食器類を取り扱う店舗や施設を運営する企業は、ぜひ参考にしてみてください。

「江戸切子の日」の意味・由来とは?

繊細なカットが美しい江戸切子。日本人のみならず外国人観光客にも人気の高い、日本が世界に誇る伝統工芸品です。

「江戸切子の日」は2008年に東京カットグラス工業協同組合によって制定されました。7月5日が選ばれたのは、切子の代表的な文様のひとつである「魚子(ななこ)」にちなんだ語呂合わせ「7(なな)5(こ)」です。魚子は切子のみならず、織物などにも使われる伝統的な和の意匠です。

「江戸切子の日」をきっかけに広報PR活動する効果

「江戸切子の日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「江戸切子の日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。

特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「江戸切子の日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。

自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。

「江戸切子の日」を元に発信をする流れ

「江戸切子の日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。

STEP1.「江戸切子の日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む

STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める

STEP3.自社サービスやプロダクトと「江戸切子の日」をかけ合わせ、発信内容を検討する

STEP4.発信するコンテンツを作成する

STEP5.媒体を選び情報発信する

特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。

トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。

「江戸切子の日」を広報PRに活かした事例

「江戸切子の日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。

次に、これから「江戸切子の日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。また、記念日に関した事例ではないものも、今後「江戸切子の日」を広報PR活動に活かすうえで参考になるでしょう。

事例1.伝統工芸品「江戸切子」のショールームをオープン

江戸切子をはじめ、ガラス加工業に従事する事業所・職人の江戸切子協同組合は、伝統工芸品「江戸切子」のショールームを江東区大島に開店したことをプレスリリースで発表しました。ショールーム限定品や日本の伝統工芸士認定全員の作品を展示している日本で唯一の場所として紹介。

プレスリリースには、「ショールームと開店キャンペーン」「移転、新型コロナウイルス感染症の影響」「江戸切子の未来」の3項目にわけ、それぞれの背景と想いが綴られています。また、メイン画像、ショールームの地図、江戸切子の画像の統一感があり、わかりやすい点もGOOD。7月5日の「江戸切子の日」と絡めた画像紹介は秀逸です。

職人が集まる産地の中心、大島を起点に江戸切子の伝統を継承し、育むという組合の展望が伝わる広報PR事例です。

参考:江戸切子公式ショールーム開店のお知らせ。西大島駅近く。

事例2.江戸扇子と江戸切子をイメージしたアフタヌーンティーを販売

株式会社芝パークホテルが運営する芝パークホテルは、2023年6月5日から9月3日の間「職人ものがたり展vol.7 爽(さわやか)」開催。期間中、1階レストラン「ザ ダイニング」で、江戸扇子と江戸切子をイメージしたアフタヌーンティーを販売することをプレスリリースで発表しました。

プレスリリースには、目を引く江戸扇子と江戸切子、アフターヌーンティーのメイン画像を配置。アフタヌーンティーの特徴として、伝統工芸とコラボレーションした和洋中のスイーツを楽しみながら、館内にある1,500冊の本を読めるなどの詳細を記載しています。続いて、開催中の展示会の概要、ホテルについて紹介することで、期間中のイベントはもちろん、施設の魅力も伝わります。記念日に関する事例ではないものの、今後、江戸切子とコラボしたイベントの際に参考になる事例ではないでしょうか。

参考:『伝統工芸×アフタヌーンティー企画』第7弾!江⼾扇子と江⼾切子をイメージしたスイーツを楽しめるアフタヌーンティーを販売

事例3.江戸切子の販売やワークショップ体験などの祭典を実施

株式会社caramoは、運営するセレクトショップ「藤巻百貨店」が特別協力を行う、日本最大級の江戸切子の祭典「江戸切子桜祭り2023」の開催情報をプレスリリースで配信しました。

5回目となるイベントは、江戸切子をモチーフにした東急プラザ銀座で開催。出品作品の展示、販売やワークショップなどを通して、「江戸切子のある豊かな暮らし」を提案するイベントです。プレスリリースには、館内のMAPを使い、どこでどんな展示がされて、体験ができるのか見どころを記しています。「江戸切子の日」にちなんだ事例ではありませんが、エリアMAPの掲載などは、今後イベント関連のプレスリリースを発信する際の参考になる事例です。

参考:本日スタート!江戸切子の祭典「 江戸切子桜祭り2023」が3/24から3日間、東京・銀座で開催!

江戸切子の日をきっかけに広報PRの取り組みをしてみよう

「江戸切子の日」の意味や由来、「江戸切子の日」をフックとした取り組み事例などをご紹介しました。

食器を扱うショップであれば江戸切子を前面に出した展示販売企画、飲食店であれば江戸切子でお料理やデザートを提供するなども可能でしょう。もちろん江戸切子に合わせたメニュー開発などは、時節性を踏まえた広報になりますね。

ぜひ一度、「江戸切子の日」を活用した広報PRを検討してみてください。

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