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象の日(4月28日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントと事例を紹介

今日は何の日象の日(4月28日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントと事例を紹介

4月28日は「象の日」。今回は「象の日」の意味や由来を解説します。

また、「象の日」をきっかけに広報PR活動を行う効果やポイント、実際に広報PRに活かしている広報事例を紹介します。

広報やマーケティングネタを探している方、特に象に関連する製品やサービス、イベントなどを企画している企業などは、ぜひ参考にしてみてください。

「象の日」の意味・由来とは?

4月28日は「象の日」です。1729年(享保14年)のこの日、現在のベトナムからの献上品として日本に贈られた象を、中御門天皇の御前で披露したことに由来しています。

当時清の商人が連れてきた象は、長崎に到着後、江戸まで徒歩で連れていかれ、5月27日に8代将軍徳川吉宗に献上されました。その中間である京都で、中御門天皇と対面面会した日が「象の日」として記念日になっています。

この像は、1730年(享保15年)には幕府より「御用済み」とされ、1741年(寛保元年)に中野村の源助に渡されるまでは浜御殿(浜離宮)で飼われていました。

現在は「象の日」にちなみ、象を飼育する施設でのイベントやキャンペーンが行われています。

「象の日」をきっかけに広報PR活動する効果

「象の日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「象の日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。

特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「象の日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。

自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。

「象の日」を元に発信をする流れ

「象の日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。

STEP1.「象の日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む

STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める

STEP3.自社サービスやプロダクトと「象の日」をかけ合わせ、発信内容を検討する

STEP4.発信するコンテンツを作成する

STEP5.媒体を選び情報発信する

特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。

トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。

「象の日」を広報PRに活かした事例

「象の日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。

次に、これから「象の日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。いずれも記念日に絡めているわけではありませんが、「象の日」に合わせた広報PRができそうな事例です。

事例1.存続危機となっている世界遺産名物「象乗り」のクラウドファンディングを発表

体験型クラウドファンディング「Zenes(ゼネス)」を運営するベルトラ株式会社は、タイのSPACE BUS社とともに、コロナ禍で存続危機となっている世界遺産アユタヤの象保護施設と名物「象乗り」のクラウドファンディングを企画しました。

新型コロナウイルスの影響により観光客が激減したタイのアユタヤ。象の保護施設「ロイヤル・エレファントクラール」の収入源は、世界遺産アユタヤ名物「象乗り」です。60頭の象のエサ代は月に約200万円。収入源が減ってしまった今、タイの伝統文化ともいえる「象乗り」を守るために立ち上げられました。

「象の日」に合わせて発表されたものではありませんが、記念日に絡めることで、象を観光資源のひとつとするアユタヤの現状への関心を、多くの人に広めることができそうな事例といえます。「象の日」をきっかけに日本だけでなく世界中の象やそれに関連する事柄に関心が持てる点がGOODポイントです。

参考:タイの世界遺産アユタヤ名物”象乗り”がコロナ禍で存続危機に!象の保護施設を応援するクラウドファンディング開始

事例2.象の「しわ」を型どって制作したグラスを発売を開始

株式会社キューイは、動物の触り心地を楽しめるプロダクトブランド「SHIWA LAB」から象の「しわ」を体感できるグラスを群馬サファリパークで販売することを発表しました。

本物の象のしわを型どり、5年の歳月をかけて作られたこのグラスは美濃焼によって再現されています。飲み心地の良さにもこだわっており、指や唇で象のしわを感じられるユニークな商品です。

美濃焼による美しい造形とオリジナルデザインブランドの双方をアピールできている点がGOODポイント。販売を自社ホームページのほか、サファリパーク内の店頭に限定することで、集客にもつなげた広報PRといえます。

参考:世界初!象の「しわ」を体感できるグラス『shiwa glass』

事例3.上野動物園のパンダと象に関するグルメ特集を企画

株式会社大丸松坂屋百貨店は、10月28日の「パンダの日」と上野動物園で妊娠が発表されたアジアゾウ「ウタイ」にちなんで、松坂屋上野店にてパンダとゾウのグルメを特集しました。

松坂屋上野店で扱っているパンダに関連するグルメ商品に加え、期間限定の象メニューも紹介しています。また、子象の誕生が発表された翌日からはお総菜の「ゾウ量フェア」を開催。

象の出産を記念したこの時だけの特別感のある企画で、普段から人気のある上野動物園エリアをより盛り上げている点がGOODポイントです。

参考:10月28日はパンダの日&アジアゾウ「ウタイ」応援! “パンダ・ゾウ”アニマルグルメ大集合

象の日をきっかけに広報PRの取り組みをしてみよう

「象の日」の意味や由来、広報PRに活用できそうな事例を紹介しました。

「象の日」にちなんだイベントやキャンペーンを開催したり、象に関連した調査リリースを出したりするのも一案です。また、同じ像関連で、8月12日「世界ゾウの日」などと合わせてPRするのもよいでしょう。

今一度「象の日」をきっかけに自社製品やサービスを広報PRしてみてはいかがでしょうか。

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