ファッションショーの日（9月21日）｜意味や由来・広報PRに活用するポイントと事例を紹介

9月21日は「ファッションショーの日」。今回は「ファッションショーの日」の意味や由来を解説します。

また、「ファッションショーの日」をきっかけに広報PR活動を行う効果やポイント、実際の事例もご紹介。広報やマーケティングネタを探している方、特にアパレル業界の方や、ファッションショーに携わっている方は、ぜひ参考にしてみてください。

「ファッションショーの日」の意味・由来とは？

9月21日は「ファッションショーの日」です。1927（昭和2）年9月21日に日本初のファッションショーが開催された出来事にちなんで、記念日に制定されました。

当時ファッションショーが行われた会場は、東京都銀座の三越呉服店。一般公募で集まった図案を着物にあしらい、3人の舞台女優がモデルとして登場しました。西洋文化が浸透していない日本では斬新な試みで、ショーのなかで日本舞踊を披露したともいわれています。

「ファッションショーの日」に特化したイベントやキャンペーンを行う企業は少ないものの、老若男女問わず関心が高いテーマであるため、アパレル業界を中心にさまざまな広報PRに活かせるでしょう。

「ファッションショーの日」をきっかけに広報PR活動する効果

「ファッションショーの日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「ファッションショーの日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。

特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「ファッションショーの日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。

自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。

「ファッションショーの日」を元に発信をする流れ

「ファッションショーの日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。

STEP1．「ファッションショーの日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む

STEP2．コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める

STEP3．自社サービスやプロダクトと「ファッションショーの日」をかけ合わせ、発信内容を検討する

STEP4．発信するコンテンツを作成する

STEP5．媒体を選び情報発信する

特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。

トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。

【トレンド徹底活用術 vol.0】トレンドキーワードを活用したプレスリリース作成の基本のキ！

「ファッションショーの日」を広報PRに活かした事例

「ファッションショーの日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。

次に、これから「ファッションショーの日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。記念日に関した事例ではないものも、今後「ファッションショーの日」を広報PRに活かすうえで参考になるでしょう。

事例1．リユースファッションショーの開催をレポート

コスメティックブランド「SHIRO」を展開する株式会社シロは、8月10日に創業地である北海道砂川市の「みんなの工場」にてリユースファッションショーを開催したことをプレスリリースで発表。リユースを社会の新たな基準にしたいという想いから、業界の枠を超えてPASSTOで回収された衣類を使用したファッションショーです。

プレスリリースでは、当イベントを開催した背景をはじめ、企業の新たなビジョンやリユースの必要性などについても詳しく解説。ファッションショー開催のプレスリリースを通じて、企業の取り組みにも興味・関心を促す構成がGOODポイントです。さらに、イベントに参加したスタイリストやヘアメイクなどのクリエイターからのコメントも記載。「ファッションショーの日」に関連した広報PRではありませんが、ビジョンの達成に向けた独自性のあるイベントをフックに、社会性の高い発信をした好事例です。

参考：【SHIRO】“みんなの工場”で、すべてを開く「リユースファッションショー」を開催

事例2．「Rakuten Fashion Week TOKYO 2025 S/S」の参加ブランド・ショースケジュールの発表

一般社団法人日本ファッション・ウィーク推進機構は、主催する「Rakuten Fashion Week TOKYO」の参加ブランドおよびスケジュールを発表。詳細をプレスリリースで配信しました。

イベントのコンセプトを導入に記し、参加ブランドやショーのスケジュールの詳細を展開。情報量が多いものの、太字で項目を区切ったり、適宜特設ページへのURLを入れたり、写真を掲載したりするといった構成が読みやすくGOODです。記念日に合わせた事例ではありませんが、ファッションイベントを主催する企業などは「ファッションショーの日」に合わせてプレスリリースを配信するのも一案です。

参考：「Rakuten Fashion Week TOKYO 2025 S/S」2024年9月2日～9月7日開催　　ファッションの“楽しさ”や“素晴らしさ”を発見できる東京独自のファッション・ウィークへ

事例3．西日本最大級の高校生フリースタイルファッションショーが開催

株式会社PIFは、高校生による西日本最大級のフリースタイルファッションショー「BEATNIXS HIGH SCHOOL」のアフターレポートをプレスリリースで配信しました。2013年に立ち上がり今年で11年目となり、関西圏の高校生達が創り上げた衣装などの世界観を披露する人気イベントです。

プレスリリースでは、当日のゲストステージの様子や参加した高校生の様子がわかる画像が多数掲載されており、イベントの臨場感が伝わってきます。次につながるように、公式InstagramのURLやイベントの告知、次回の参加者募集についても掲載されているのがGOOD。記念日にちなんだプレスリリースではありませんが、定期的なファッションショーなどのイベントの開催がある企業の参考になる好事例ではないでしょうか。

参考：【西日本最大級】高校生による、フリースタイルファッションショー『 BEATNIXS HIGH SCHOOL 』「なんばHatch」にて ”2日間にわたって開催”　after report