
父の日
6月第3日曜日は「父の日」です。今回は、「父の日」の意味や由来について解説します。
また、数あるなかから「父の日」をきっかけとした広報PRの事例をいくつかご紹介。ギフトにぴったりな商品やサービスを扱っている企業の方は、ぜひ参考にしてみてください。
6月の第3日曜日は「父の日」です。2025年は6月15日が「父の日」となります。
アメリカ・ワシントン州に住むジョン・ブルース・トッド夫人による運動が制定のきっかけです。先に誕生した「母の日」と同じように、父にも感謝する日を設けたいという想いから、制定を推進する運動を行い、1972年にはアメリカの祝日として「父の日」が制定されました。
「父の日」は、国によって日付が多少異なります。アメリカ・日本・カナダ・イギリス・アジア諸国は6月の第3日曜日ですが、イタリア・ポルトガル・スペインは3月19日が「父の日」です。
また、韓国は5月8日、台湾は8月8日、タイは12月5日と1年中さまざまな国で「父の日」が祝われています。いずれにせよ、お父さんに感謝する気持ちは世界共通のものといえます。
「父の日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「父の日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。
特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「父の日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。
自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。
「父の日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。
STEP1.「父の日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む
STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める
STEP3.自社サービスやプロダクトと「父の日」をかけ合わせ、発信内容を検討する
STEP4.発信するコンテンツを作成する
STEP5.媒体を選び情報発信する
特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。
トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。
「父の日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。
次に、これから「父の日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。
株式会社ロフトは、2025年6月15日の「父の日」に向けて、期間限定で開催中の「FATHER’S DAY 6.15」についてプレスリリースを配信しました。
プレスリリースでは、ケア商品のセットアイテムやシャンプー、ルームウェアなど「父の日」だけでなく梅雨シーズンの季節性を兼ね備えたラインナップを紹介。簡単な概要と商品画像をピックアップすることで、「父の日」のプレゼントを検討中の生活者に広くアプローチできています。
参考:【ロフト】お父さんに“快適な毎日”をプレゼント!「FATHER’S DAY 6.15」
バッグの企画・製造・販売を手掛ける株式会社ティ・ツウ・オーは、2025年6月15日の「父の日」に先駆けてプレスリリースを配信しました。自社で実施した社内アンケートをもとに作成した「50代パパに父の日に贈りたいボディバッグTOP3」に加え、限定ギフトセットも紹介しています。
プレスリリースでは、単に自社商品をピックアップするのではなく、自社調査み基づいてランキング化したコンテンツ内容がGOOD。「50代」と年代を限定することで、プレゼントする相手や購入者の人物像もイメージしやすくなった好事例です。
参考:【2025年 父の日】50代のパパに贈りたい!いつも家族を支えてくれているパパ必見のボディバッグのランキングをバッグメーカーが発表!実用的で魅力的な父の日のプレゼントに最適なバッグが登場。
株式会社スタイリングライフ・ホールディングス プラザスタイル カンパニーは、「HAPPY BURST DAY DAD – 父の日を、感情日に。- 」と題したイベント情報をプレスリリースで発表しました。2025年6月2日から6月15日の「父の日」にかけて展開するSNSキャンペーンです。
プレスリリースでは、感情があふれ出したエピソードを募集しており、抽選で5人にギフトセットをプレゼントする企画内容を紹介しています。「ウキウキ」「ホッコリ」など、感情のPOPをデザインしたイメージ画像も掲載し、多くの生活者へ視覚的にアプローチしました。
参考:感情日に。父の日を、感情であふれる日にするプレゼントを贈ろう
株式会社サガミホールディングスは、グループ企業である味の民芸フードサービス株式会社のプレスリリースを配信。2025年6月15日の「父の日」に合わせて、10日間にわたって展開する「父の日フェア」について発表しました。
プレスリリースでは、うなぎメニューのほか、生ビールなど対象商品を特別価格で提供するキャンペーン概要を紹介しています。通常価格・特別価格の比較とともに、各商品の写真を1枚ずつ掲載したビジュアル面がGOODです。さらにプレスリリース後半では、手延べうどん特徴や出汁のこだわりにも触れています。
参考:こだわりの鹿児島県産うなぎを特別価格で!「味の民芸」で6月6日から15日まで『父の日フェア』を開催
株式会社ライドオンエクスプレスホールディングスは、宅配寿司「銀のさら」のWeb会員2万3,000人以上を対象に「父の日」に関するアンケートを実施。この結果をもとに厳選した人気の寿司ネタから作った商品「ありがとう」を、6月15日の「父の日」に合わせて販売しました。
顕在層のアンケートを用いた商品企画が魅力的で、プレスリリースでは自社サービスの25周年にも触れたのがGOODです。「25周年特別バージョン」と明記することで希少性が増し、自社ならではの独自性を感じられるプレスリリースがメディアフックとなっています。
参考:昨年反響の父の日特別商品!今年は『生エビ』→『生車エビ』へ進化し銀のさら25周年特別バージョンへ『ありがとう』6月2日(月)~15日(日)まで期間限定販売
「父の日」は非常に話題性が高い記念日です。お父さんに感謝の気持ちを伝えるという目的の元制定されているため、さまざまな商品・サービスを広報PRする際のきっかけとして活かせます。「父の日」にまつわるトラブルや悩みからお客様ニーズを汲み取り、広報PRの内容を決めるのもよいでしょう。ご紹介した事例をぜひ参考にしてみてください。
「父の日」をプレスリリースに活用する際は、「トレンド徹底活用術 父の日編」を参考にしてみてくださいね。
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