
ポイ活の日
10月10日は「釣りの日」。今回は「釣りの日」の意味や由来を解説します。
また、「釣りの日」をきっかけに広報RP活動を行う効果やポイント、実際に活かしている企業の事例もご紹介。広報やマーケティングネタを探している方、特に釣り業界の方や、関連のコンテンツを取り扱っている方は、ぜひ参考にしてみてください。
10月10日は「釣りの日」です。一般社団法人・全日本釣り団体協議会と、公益財団法人・日本釣振興会によって制定されました。
記念日は、「魚」の幼児語や方言のひとつとして知られる「とと」を「と(10)と(10)」と読む語呂合わせが由来です。
毎年10月10日やその前後には、さまざまな企業が「釣りの日」にちなんだイベント・キャンペーンを実施しています。釣りの楽しさを発信したり、釣りに関する商品・書籍のプレスリリースを公開したり、多様な広報PR活動に活かしやすい記念日といえるでしょう。
「釣りの日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「釣りの日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。
特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「釣りの日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。
自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。
「釣りの日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。
STEP1.「釣りの日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む
STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める
STEP3.自社サービスやプロダクトと「釣りの日」をかけ合わせ、発信内容を検討する
STEP4.発信するコンテンツを作成する
STEP5.媒体を選び情報発信する
特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。
トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。
「釣りの日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。
次に、これから「釣りの日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。記念日に関した事例ではないものも、今後「釣りの日」を広報PRに活かすうえでヒントになるでしょう。
大阪のひも製品メーカーの森製紐株式会社は、10月10日の「釣りの日」から発売する蓄光カラビナ付属の釣り用多機能バンド「グローバンド」についてプレスリリースを発表。新商品は、自社ECサイト「モリスリーストア」にて販売されます。
「創業72年の老舗紐屋が釣り場ゴミ放置問題に挑戦!」と、創業をフックにしたタイトルがGOODです。他にも「釣りの日」が発売日と盛り込まれているのもポイント。タイトルを目にしただけで、どんな情報なのかがわかる点も参考になります。プレスリリースの構成も秀逸で、商品の詳細がわかる複数の画像や広報担当者のコメントを掲載することで、取り組みの背景も伝わります。社会性の高い取り組みを記念日と絡めて発信した好事例ではないでしょうか。
参考:創業72年の老舗紐屋が釣り場ゴミ放置問題に挑戦!夜釣りや早朝釣りの視認性も向上する「蓄光カラビナ付多機能バンド」を10月10日(釣りの日)から新発売!
学習支援事業を行う株式会社リソー教育は、子会社である株式会社プラスワン教育で日帰りツアーを開催することをプレスリリースで発表しました。シャインマスカットやマス釣り体験ができるツアー「秋の1dayキャンプ~シャインマスカット狩り&うどん作り&マス釣り編~」は、食への関心を育むことを目的としています。
プレスリリースでは、イベントを楽しむ子どもの写真を多数掲載し、イベントの魅力を伝えています。またおすすめポイントを複数紹介し、ターゲットを明確にしているのもGOOD。記念日に合わせた広報PRではありませんが、釣りを体験できるイベントのプレスリリースとして参考になります。
参考:【9/22出発】 秋の1dayキャンプ【シャインマスカット狩り&うどん作り&マス釣り編】
釣り場予約サービス「海釣りGO」を提供する株式会社ウミゴーは、静岡県西伊豆町仁科漁港にて、本サービスを導入するとプレスリリースで発表しました。伊豆漁業協同組合仁科支所が事業主体となり、株式会社ウミゴーがサポートします。
プレスリリースでは仁科漁港の写真や地図の画像などを複数掲載し、漁港の魅力を伝えています。さらに漁港周辺のグルメやアクティビティも紹介し、本サービスを入り口として地元の観光促進につなげている点もGOODです。
記念日にちなんだプレスリリースではありませんが、釣りを切り口として地元をアピールする施策として参考になる事例です。
参考:海釣りGO 仁科漁港が8月3日にサービスイン。アプリと現地受付が連動。
海に関するさまざまなイベントなどを行う「日本財団 海と日本プロジェクト」は、プロジェクトの一環として、川崎みなと祭り実行委員会による東扇島西公園での「親子海釣り教室」を開催。詳細をプレスリリースで発表しました。
プレスリリースのタイトルに「小・中学生対象!」というワードを入れることで、対象者がひと目でわかるようになっています。さらに「手ぶらで参加できる」というメリットも入れ、間口の広さを伝えられているのもGOODです。
記念日に合わせたプレスリリースではありませんが、釣りを学べるイベントの広報PRとして参考になる事例です。
参考:小・中学生対象!手ぶらで参加できる「親子海釣り教室」を開催いたします
アロハシャツなどを販売する株式会社ジュネは、沖縄発のアロハシャツブランド『PAIKAJI』と、釣り系YouTubeチャンネル「六畳一間の狼」を配信している『FISHING WOLF』とコラボレーションしたアロハシャツを発売。詳細をプレスリリースで配信しました。
プレスリリースにはコラボしたYoutuberの動画を埋め込み、実際にアロハシャツを着ている様子が見られるようになっています。デザインに込めた要素なども丁寧に説明し、商品の魅力を伝えられているのもGOODです。
記念日と関連したプレスリリースではありませんが、釣りに関するアパレルや、コラボ商品を紹介する広報PRとして参考になる事例です。
参考:沖縄発アロハシャツブランド『PAIKAJI』が釣り系YouTuber『FISHING WOLF』とコラボしたアロハシャツを発売!
10月10日の「釣りの日」は、釣りに注目が集まり、海や川でのレジャーを想起させるきっかけになる日です。釣り関連のサービスに携わっている方や、釣り人向けのイベント・キャンペーンを検討している方にとっては特に、「釣りの日」を切り口として自社商品・サービスの魅力を伝える良い機会になるでしょう。
お伝えした事例を参考に、ぜひ自社商品・サービスと「釣りの日」をかけ合わせた広報PR施策を考えてみてください。
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