
国際盲導犬の日
4月19日は「食育の日」。今回は「食育の日」の意味や由来を解説します。
また、「食育の日」をきっかけに広報PR活動を行う効果やポイントと、関連の広報事例もご紹介。
広報やマーケティングネタを探している方、特に飲食・教育業界の方や、子どもの食育に関する製品の開発・販売に携わっている方は、ぜひ参考にしてみてください。
4月19日は「食育の日」です。食を通した教育「食育(しょくいく)」を、より深く考えて実践する機会にするため、ミキプルーンなどを販売する三基商事株式会社が制定。日付の由来は、4と19で「しょくいく」と読む語呂合わせからとされています。
農林水産省によると、食育とは「生きる上での基本であって、知育・徳育・体育の基礎となるものであり、さまざまな経験を通じて食に関する知識と食を選択する力を習得し、健全な食生活を実現することができる人間を育てること」とのことです。
飲食・教育業界をはじめ、子どもや食育にまつわる新商品を紹介したり、「食育の日」にちなんだキャンペーンを行ったりと、さまざまな広報PR活動のきっかけとなる記念日といえるでしょう。
記念日は、一般社団法人・日本記念日協会により認定、登録されました。
「食育の日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「食育の日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。
特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「食育の日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。
自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。
「食育の日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。
STEP1.「食育の日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む
STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める
STEP3.自社サービスやプロダクトと「食育の日」をかけ合わせ、発信内容を検討する
STEP4.発信するコンテンツを作成する
STEP5.媒体を選び情報発信する
特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。
トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。
「食育の日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。
次に、これから「食育の日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例とポイントを紹介します。記念日に関した事例ではないものも、今後「食育の日」を広報PRに活かすうえでヒントになるでしょう。
徳島県で焼肉店などを展開する株式会社ふじやは、新たな代替肉を使った「肉超ハンバーグ・餃子」を開発したことをプレスリリースで配信。「食育の日」に合わせて、次世代のプラントベースフードを試してもらうために、4月18・19日に複合施設「Turn Table(ターンテーブル)」のランチビュッフェにて提供します。
プレスリリースには、「代替肉=おいしくない」というイメージを覆すことを目的に誕生した「肉超ハンバーグ・餃子」を紹介。本製品に込めた想いを綴っています。記念日と合わせて新たな取り組みを広報PRした好事例です。
参考:食育の日!4月18・19日に渋谷で代替肉の新顔「肉超ハンバーグ&餃子」を提供します
大塚製薬株式会社は毎月19日を「食育の日」とし、3月19日に合わせてプロジェクトを始動しました。食育ゲームアプリ「もぐもぐタウン」のキャラクター「もぐみん」が登場する動画コンテンツを、「食育の日」に公開する企画です。
3月19日に次いで4月、5月と公開を予定しており、中長期的な取り組みとしてプレスリリースで明記したのがGOODポイント。動画のワンシーンやゲーム画面の一部を写真で紹介し、読者の興味関心を高めています。
参考:【もぐもぐタウンレディオ】食育の日(19日)に順次公開!
NSGグループの新潟食料農業大学は、「自炊塾」と題したプログラムの開講をプレスリリースで発表しました。食育の推進に向けて、2024年4月からスタートした実践的なプログラムです。
プレスリリースでは、自炊塾の参考となった食育プログラムやこれまでの取り組みなどを訴求し、概要を解説したのがGOODポイント。「食育の日」の事例ではありませんが、プレスリリースで発信することで多くの人に取り組みを知ってもらい、グループや大学の独自性をアピールした好事例といえるでしょう。
参考:「自炊塾」が新潟食料農業大学で始動、食育実践に新たな一歩。
4月19日の「食育の日」は、子どもをとりまく「食」の情報に注目が集まりやすい日です。飲食・教育業界の方や、子どもの食育に関する製品の開発を行う企業の方にとっては、「食育の日」を切り口として自社商品・サービスの魅力を伝える良い機会になるでしょう。
お伝えした事例を参考に、ぜひ自社商品・サービスと「食育の日」をかけ合わせた広報PR施策を考えてみてください。
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