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生酒の日(6月25日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントと事例を紹介

今日は何の日生酒の日(6月25日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントと事例を紹介

6月25日は「生酒の日」。今回は「生酒の日」の意味や由来を解説します。

また、「生酒の日」をきっかけに広報PR活動を行う効果やポイントと、関連の事例もご紹介。

広報やマーケティングネタを探している方、特に酒類業界や酒を扱う飲食店などをされている企業は、ぜひ企画の参考にしてみてください。

「生酒の日」の意味・由来とは?

6月25日は「生酒の日」です。京都市伏見区にある老舗日本酒メーカー「月桂冠株式会社」が制定。日付は、1984年のこの日に本格的な生酒の発売を開始したことが由来です。

これまで蔵元でしか味わえなかったしぼりたての生酒。同社のろか技術の応用により常温流通が可能となり、全国どこでも楽しめるようになりました。その歴史を伝えるとともに、生酒をより多くの人に認知されることを目的としています。

生酒にまつわる情報を発信したり、酒蔵ツアーを行ったりなど、多様な広報PR活動に活かしやすい記念日といえるでしょう。

記念日は、一般社団法人・日本記念日協会により認定、登録されました。

「生酒の日」をきっかけに広報PR活動をする効果

「生酒の日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「生酒の日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。

特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「生酒の日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。

自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。

「生酒の日」を元に発信をする流れ

「生酒の日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。

STEP1.「生酒の日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む

STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める

STEP3.自社サービスやプロダクトと「生酒の日」をかけ合わせ、発信内容を検討する

STEP4.発信するコンテンツを作成する

STEP5.媒体を選び情報発信する

特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。

トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。

「生酒の日」を広報PRに活かした事例

「生酒の日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。

次に、これから「生酒の日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。また、記念日に関した事例ではないものも、今後の「生酒の日」を広報PR活動に活かすうえで参考になるでしょう。

事例1.「生酒」のリニューアル販売をプレスリリースで発表

月桂冠株式会社は、「生酒」のリニューアル発売についてプレスリリースを配信しました。

春夏の冷酒の需要期に向け、2023年3月から順次全国で販売することを告げる内容です。「生酒」を冷やすことでよりおいしさを感じられるように味わいを一新し、パッケージデザインもリニューアル。

プレスリリースにはその詳細と新たなポイントを掲載しています。最後に、「生酒、生貯蔵酒ができるまで」の図を載せて、独自の技術について触れており、商品の紹介だけにとどまらず、自社の取り組みを周知する構成は参考にしたいところ。

参考:月桂冠「生酒」を一新 冷やすと旨さが際立つ、“生”ならではのコクと香り

事例2.しぼりたて生酒を新幹線輸送で直送販売するイベントを実施

 JR九州(九州旅客鉄道株式会社)では、新幹線荷物輸送サービス「はやっ!便」を活用しできたて・とれたての新鮮な商品を即売するイベント「つばめマルシェ」を毎月博多駅で開催。同イベントで、酒蔵直送の「しぼりたて生酒」を列車で届ける、「つばめマルシェ特別版」の開催することをプレスリリースで配信しました。

プレスリリースでは、輸送列車・マルシェイベントについての詳細・概要に加え、出品酒蔵と販売商品について紹介。酒造ごとに、写真を掲載してそれぞれの特徴を説明しています。イベントの魅力が伝わる好事例です。

参考:酒蔵直送!「しぼりたて生酒」を列車でお届け!『つばめマルシェ特別版』を開催します

事例3.全国26蔵元による搾りたての生酒を冷凍で限定販売

株式会社テクニカンは、獺祭(だっさい)で有名な旭酒造株式会社や南部美人など、全国26の蔵元とのコラボレーションして生酒を冷凍のまま期間限定で販売することを告知。

搾りたての生酒を同社開発の急速冷凍装置「凍眠」で凍らせ、冷凍したまま販売するというものです。

プレスリリースには、なぜ生酒を「凍眠」で冷凍するのかがわかる内容を掲載するとともに、一部の凍眠生酒と蔵元一覧を紹介。凍眠生酒によってどんな未来を目指しているのかなどの展望も記されています。最後に「凍眠」技術に関しての説明文と合わせて動画を載せている点もわかりやすくGOOD。

参考:全国26蔵元が大集結!独自技術「凍眠」で冷凍した、蔵で搾りたての「生酒」をTOMIN FROZENで5/19(金)より冷凍のまま限定販売

「生酒の日」をきっかけに広報PRの取り組みをしてみよう

6月25日の「生酒の日」は、お酒の中でも生酒に注目が集まりやすい日です。生酒を扱う企業の方や、生酒を提供する飲食店にとっては特に、「生酒の日」を切り口として自社商品・サービスの魅力を伝える良い機会になるでしょう。

お伝えした事例を参考に、ぜひ自社商品・サービスと「生酒の日」をかけ合わせた広報PR施策を考えてみてください。

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