
「野菜フライ」の日
10月31日は「ガス記念日」。今回は「ガス記念日」の意味や由来を解説します。
また、「ガス記念日」をきっかけに広報PR活動を行う効果やポイント、実際に広報PRに活かしている広報事例を紹介します。
広報やマーケティングネタを探している方、特にガス業界の方やエネルギー関連の事業を展開している企業、ガスを使った商品やサービスを提供している企業などはぜひ参考にしてみてください。
10月31日は「ガス記念日」です。1972年(昭和47年)に、日本ガス協会によって制定。
1872年(明治5年)のこの日、横浜の馬車道に初めてガス燈がともり、日本の都市ガス事業が始まったとされることからこの日が記念日に選ばれました。都市ガス事業の役割を多くの人に伝えることを目的としており、毎年この日にガス灯発祥の地・横浜では、「横浜ガスライトフェスティバル」というイベントが開催されています。
記念日は、2017年(平成29年)に一般社団法人・日本記念日協会により認定、登録されました。
「ガス記念日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「ガス記念日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。
特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「ガス記念日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。
自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。
「ガス記念日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。
STEP1.「ガス記念日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む
STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める
STEP3.自社サービスやプロダクトと「ガス記念日」をかけ合わせ、発信内容を検討する
STEP4.発信するコンテンツを作成する
STEP5.媒体を選び情報発信する
特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。
トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。
「ガス記念日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。
次に、これから「ガス記念日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。記念日に関した事例ではないものも、今後「ガス記念日」を広報PRに活かすうえで参考になるでしょう。
東京ガス株式会社横浜支店では地域共創の一環として、10月31日の「ガス記念日」に「横浜馬車道」にある関内ホールで共創コンサート「カケル@馬車道2024 JAZZ&WINDORCHESTRA」を実施することを発表。
プレスリリースでは、赤レンガホールの写真をメインとしたポスター写真を掲載し、同コンサートの概要をはじめ、メインセッションやスペシャルメドレーについて簡潔にわかりやすく説明しています。
例年実施しているコンサートであることや客数が限られたコンサートのため、シンプルな内容にまとめている点がGOODポイントです。定期開催イベントを実施している企業などは、参考になる事例といえるでしょう。
参考:横浜市地元大学との共創コンサート『カケル@馬車道2024 JAZZ&WINDORCHESTRA』の開催について
東邦ガス株式会社は、「家計をアレコレ応援!ガス・電気トクトクキャンペーン」と題した企画のスタートをプレスリリースで配信。開催期間中、3つの条件を満たすとポイントがもらえるといったプレゼントキャンペーンです。
複数の条件を設けており、もれなくプレゼント対象となるものもあるのが今回のキャンペーンの特徴。プレスリリースでは、複数種類のキャンペーン期間・対象・内容を表にまとめ、わかりやすく紹介したのがGOODです。記念日にちなんだ発信ではありませんが、開催時期に合わせてプレスリリースを配信することで、認知拡大効果の向上にも寄与した広報PR事例といえます。
参考:「家計をアレコレ応援! ガス・電気トクトクキャンペーン」の開始について
東京ガス株式会社が運営するガスミュージアムにて、「春の防災イベント〜暮らしに身近な防災について楽しく学ぼう!~」を開催することをプレスリースで配信。2023年3月4日から26日にかけて、ライフラインについて学ぶ子ども向けイベントです。
プレスリリースでは、消防車やガス緊急車両を近くで見られるプログラムを設けており、ガス管に使われるポリエチレン管で万華鏡をつくるワークショップなども展開することを紹介。近隣住民や子育て世代を中心に、多くの人へイベントを知ってもらうきっかけになった好事例です。「ガス記念日」にちなんだ広報PRではありませんが、文字の量や画像数がバランスよく配置された参考になるプレスリリースです。
参考:ガスミュージアム「春の防災イベント」~暮らしに身近な防災について楽しく学ぼう!
10月31日の「ガス記念日」の意味や由来、広報PRに活用できそうな事例を紹介しました。
ガスは日常生活の身近な物であるため、記念日には注目が集まりやすく、ガスに関連したイベントやキャンペーンを実施するのはもちろん、ガスやエネルギーに関連する調査リリースを出すのもよいでしょう。
今一度「ガス記念日」をきっかけに自社製品やサービスなどを広報PRしてみてはいかがでしょうか。
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