
心の介護に向き合う日
11月22日は「いい夫婦の日」。今回は「いい夫婦の日」の意味や由来を解説します。
また、「いい夫婦の日」をきっかけに、広報PR活動を行う効果やポイント、実際に広報PRに活かしている広報事例を紹介します。
広報やマーケティングネタを探している方、特に夫婦・カップル向けの商品・サービスを提供する企業の方や、婚活業界の方は、ぜひ参考にしてみてください。
11月22日は「いい夫婦の日」です。財団法人余暇開発センター(現・財団法人日本生産性本部)により1988年に制定されました。
1988年当時の日本はバブル経済の最中にあり、政府は国民にレジャーを楽しむことを促進して経済を活性化させるという方針を進めていました。
その一環として、余暇の活動をテーマとするシンクタンク・財団法人余暇開発センターにより、「夫婦で余暇を楽しむゆとりあるライフスタイルを提案する」ことを目的に「いい夫婦の日」が定められたという背景があります。
なお、日付は「いい(11)ふうふ(22)」の語呂合わせに由来しています。
11月22日には、“「いい夫婦の日」をすすめる会”の主催による「いい夫婦の日」川柳コンテストや夫婦ボウリング大会が開催されているほか、各社より夫婦向けの割引キャンペーンなどが全国的に行われています。
「いい夫婦の日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「いい夫婦の日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。
特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「いい夫婦の日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。
自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。
「いい夫婦の日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。
STEP1.「いい夫婦の日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む
STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める
STEP3.自社サービスやプロダクトと「いい夫婦の日」をかけ合わせ、発信内容を検討する
STEP4.発信するコンテンツを作成する
STEP5.媒体を選び情報発信する
特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。
トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。
「いい夫婦の日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。
次に、これから「いい夫婦の日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。記念日に関した事例ではないものも、今後「いい夫婦の日」を広報PRに活かすうえで参考になるでしょう。
保険事業を手掛けるSasuke Financial Lab株式会社は、2024年11月22日の「いい夫婦の日」にちなんでプレスリリースを配信しました。11月12日・13日、20歳~59歳の既婚の男女360名を対象に「夫婦とお金の話し合いに関する実態調査」を実施、レポートを発表。
約4割が月1回以上お金について話し合っていること、揉めたことがあることなどを紹介しています。「いい夫婦の日」と親和性の高いテーマを挙げたのはもちろん、図やグラフを使って視覚的にわかりやすくまとめたプレスリリースがGOODな好事例です。
参考:【11月22日はいい夫婦の日】夫婦でお金について話し合う頻度は月1回以上が最多に。約4割が話し合いで揉めた経験アリと回答!
株式会社J-WAVEは、毎週金曜日放送の番組で「ALL GOOD FRIDAY THANKS TO ALL SPECIAL」と題したスペシャル企画の放送を決定し、プレスリリースで発表しました。11月22日の「いい夫婦の日」に合わせて、特別なプログラムを展開する企画です。
プレスリリースでは、パーソナリティやゲストがわかる写真を掲載したのが特徴。当日の放送内容を時間ごとにピックアップし、メディア関係者やリスナーを中心に多くの人へ情報を届けています。
参考:「いい夫婦の日」に合わせて4時間半の感謝祭! LiLiCo&稲葉友がナビゲートするJ-WAVE『ALL GOOD FRIDAY』特別企画にモノンクル、あばれる君が登場
経営コンサルティングやM&A支援サービスなどを展開するアーツアンドクラフツ株式会社は、11月22日の「いい夫婦の日」から「Holiday Fair」をスタートすることを発表しました。オーダーメイドジュエリーの自社商品の成約特典や来訪特典などを展開するプロジェクトです。
プレスリリースでは優待と特典をひとつずつ見出し化し、イメージ写真とともに紹介したのがGOOD。自社製品の強みや特徴と、関連性の高い「いい夫婦の日」を組み合わせて認知拡大・販売促進に寄与した好事例です。
参考:オーダーメイド結婚指輪工房“ith”が、11/22(金)より優待やプレゼントが嬉しい 「Holiday Fair」 を開催
「いい夫婦の日」は、夫婦に注目が集まるきっかけになる日です。
夫婦向けの商品・サービスを展開する企業の方や、婚活事業を手がける企業の方にとっては特に、「いい夫婦の日」を切り口として自社商品・サービスの魅力を伝えるよい機会になるでしょう。
お伝えした事例を参考に、ぜひ自社商品・サービスと「いい夫婦の日」をかけ合わせた広報PR施策を考えてみてください。
「いい夫婦の日」をプレスリリースに活用する際は、「トレンド徹底活用術 いい夫婦の日編」を参考にしてみてくださいね。
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