【トレンド徹底活用術 vol.24】いい夫婦の日編:「情報収集」と「映える画像」がポイント!

想いを込めたプレスリリースをより多くの人に興味を持ってもらうためには、自社の新情報をまとめるだけでなく、時節やトレンド情報もうまく活用したいですよね。

時節やトレンド情報をかけ合わせることで「今この情報を発信する必要性」をアピールできます。これにより、ニュースバリュー(新情報の価値)が高まるため、メディア関係者、そして生活者に届きやすくなります。

トレンド徹底活用術」では、PR TIMES編集部が、トレンドキーワードをプレスリリースへ落とし込むコツを考察。

本記事では「いい夫婦の日」をピックアップして、特に需要なステップを解説します!小売業やサービス業の方は、特に活用しやすいトレンドのため、ぜひ参考にしてみてください。

いい夫婦の日をプレスリリースに活用する重要な4つのステップ

11月22日は「いい夫婦の日」という記念日で、祝日ではないものの語呂もよく、広く知られていますよね。この記念日を活用して、自社製品・サービスを知ってほしい一方で、効果的な発信の仕方がわからない、と感じている広報担当の方は少なくないと思います。

そのような悩みにお答えすべく、「いい夫婦の日」を活用したプレスリリースの作成について解説。基本となる全ステップは以下9つです。

トレンドキーワードをプレスリリースに活用する基本の9ステップ

本記事では特に重要な4つのステップを解説していきます。基本となる全9ステップについては以下のこちらの記事で解説してます。参考にしてみてください。

プレスリリースのイメージ

重要STEP1.いい夫婦の日の由来や本来の意味合いを調べる

まずは、いい夫婦の日の由来や、現代における意味合いを知るところから始めましょう。

由来を知る意味

11.22で「いい夫婦」という語呂合わせで制定されたといわれる「いい夫婦の日」。しかし、そもそも何が行われる日なのか、どのような背景や目的で制定されたのかを、正しく理解している人は多くはないと思います。

これらのことを調べることで意外な側面を知ることも多いものです。また、時代の変化によって新たな親しまれ方になっているケースもあります。

地道なリサーチではありますが、本来の意味や由来、新たな側面を見出すことは、トレンドを活用した情報発信をする上で、土台となる基礎知識となります。いい夫婦の日に関連したプレスリリースの配信に向けて、改めて確認しておきましょう。

いい夫婦の日の由来

1980年代、「ゆとり教育」に代表されるように、「ゆとり」の流れが始まりました。この流れを汲んで、夫婦で楽しむ余暇やゆとりの大切さをアピールする目的で、民間団体によって1988年に「いい夫婦の日」が制定されました。

ファッション関連業界によって発足された「いい夫婦の日」をすすめる会は、この日は「『ふたりの時間』を大切にする日」であるとしています。想いを伝えたり、気持ちをカタチにして贈ったりすることで、一層素敵な関係を築いてほしい、という考えのもと活動されています。

また、「夫婦」に関する記念日は、他にも、2月2日の「夫婦の日」、2月20日の「夫婦円満の日」など複数あるようです。比較してみると「いい夫婦の日」ならではの良さやポイントを発見できるかもしれませんね。

参考:一般社団法人 日本記念日協会
   いい夫婦の日って何?(「いい夫婦の日」をすすめる会)

重要STEP2.いい夫婦の日のトレンドや生活者の意識を調べる

「いい夫婦の日」は、ふたりの時間を大切にする日であるため、他の記念日や行事のように行動パターンが定まっていません。実際どのように捉えられ、どのように過ごす人が多いのか、リアルな声も調べてみましょう。

まずは、普段使っている検索エンジンやSNSを用いて検索するのが良いでしょう。この時点では、自社プロダクトとの関連性はあまり気にせず、広く市場の傾向を掴む糸口として一般的なワードで検索するのがおすすめです

<検索ワード例>
・「いい夫婦の日 調査」
・「いい夫婦の日 トレンド」
・「いい夫婦の日 コロナ」
・「いい夫婦の日 何する」

検索結果からでは知りたい情報が得られない場合や、さらに具体的な情報が必要な場合は、自社でアンケート調査を実施してみるのもいいですね。例えば、以下のような調査を行うことが考えられます。

<調査項目例>

・既出の調査から当日の予定として「外食」を挙げる人が多いことが判明
 →理想の過ごし方はなにか?とより詳細を調査する

・既出の調査からいい夫婦の日の認知率は〇〇%と判明
 →制定された背景まで理解している人はどれくらいいるのか調査
 →調査結果によってはいい夫婦の日が制定された背景から伝える

自社で調査を行うことで、自社プロダクトに関連した生活者の声を集めることができ、よりプロダクトに沿った良い切り口で情報発信ができるようになります。

さらに、調査結果を調査リリースとして公開することで、データとしてメディアに取り上げられることもあり、自社のプレゼンスの向上にも繋がります。

<調査リリース例>
11日22日「いい夫婦の日」パートナーに直して欲しいところは?夫婦間でのコミュニケーションの取り方について調査。~famion(エン婚活エージェント株式会社)~

参考:PR TIMES MAGAZINEノウハウ記事
調査リリースを作成するための調査方法・調査の流れとは?知っておきたい注意点まで解説

上の記事では、定量調査についての説明がありますが、定性調査も行うことで、次世代で流行する過ごし方のヒントが見つかるかもしれません。

PCで情報収集イメージ

重要STEP3.集めた情報から、自社プロダクトに落とし込んでみよう!

上記ステップで調べた情報の中から、自社のプロダクトやサービスの魅力を発信するうえで活用できそうなものをピックアップしてみましょう。自社のアピールポイントとトレンドがなぜ合致しているのか、言語化しておくことが大切です。

ここで大切なのは無理やり関連づけないことです。第三者になったつもりで、落とし込んだ文脈を客観的に見ても「なるほど!」と思えるか、社内の他のメンバーにも協力してもらいながら確認することが重要です。

アピールポイントを箇条書きにする

市場の情報と自社プロダクトを擦り合わせたら、アピールポイントを箇条書きで挙げていきましょう。

以下のように世論と自社製品のポイントを並べていきます。調査結果も例として挙げているので、参考までにご覧ください。

<ポイント整理の例>

  • 感染症拡大の影響で夫婦で出かける機会が少なくなり、可処分所得が〇〇%増加
    • 出かける機会が減った分、ギフトの予算を上げるなど高価格帯で展開している商品を提案
  • 若い夫婦の方が「いい夫婦の日」をお祝いする傾向にある
    • 若年層夫婦がターゲットであることをアピールする

調査データを用いる場合

アピールポイントと市場の需要が合致する場合、その根拠となる調査結果を引用して納得感のある情報発信ができるとよいでしょう。なぜ今の時代にマッチしているのか、需要と供給が合致しているのか、信ぴょう性のあるデータを用いることで読み手の信頼や納得も得やすくなります。

また、新しいプロダクトやサービスが誕生した背景には、市場調査からヒントを得て企画されるケースも多いでしょう。そのような場合もプレスリリースにデータを引用できるよう、企画・開発チームに確認を取るなど働きかけましょう。

<調査データを活用したプレスリリース例>
今年のいい夫婦の日(11月22日)は大安・日曜日!婚姻届を記入し提出するまでの一瞬一瞬を記念の写真に収める『エニマリの婚姻届フォト』をリリース

なお、他社が行った調査結果を用いる場合は許諾を得るなど注意も必要です。以下の記事も参考にしてみてください。

重要STEP4.プレスリリースで使用する画像素材にこだわる

昨今のSNSの普及もあり、引き続き「映え」は重要なキーワードです。特にInstagramでは「#いい夫婦の日」の投稿数が18万件を超えており(2021年7月現在)、インスタ映えが見込める空間やアイテムは需要が高いと言えるでしょう。

ビジュアルは、時に商品の味や価格よりも重要な購入の決め手となることもあるため、画像素材の準備には徹底的にこだわりたいものです。

1.商品の魅力を投影した世界観を作り込もう

画像は文字では伝えきれない魅力を伝える手段でもあります。読み手に世界観を味わってもらえるよう、背景や小物、人物やロケーションにこだわりましょう。

例えば、夫婦を想起させるようなモデル2名で撮影することで読み手もイメージが湧きやすくなります。その際、フォーカスしたいのはモデルではなくプロダクトであることも忘れないよう注意しましょう。

また、ペルソナによっても与えたい印象は異なってくるため、設定したペルソナを念頭に置いて写真の雰囲気を作りこみましょう。

<ペルソナ例>
・結婚前後の若いカップル
 →明るく透明感のある画像
・結婚後20年前後のカップル
 →落ち着いた雰囲気の画像

ペルソナ像を具体的に立て、アピールの方針や主な訴求ポイントも具体的に決めましょう。

2.バリエーション豊富に用意しよう

作り込むことにこだわって、世界観を体現した画像1~2枚になっては勿体ないので、メディアにとって活用しやすいか、も考慮して種類豊富に用意しておきましょう。

<用意できるといい画像種類の例>

  • 世界観を作り込んだ華やかな画像
  • 商品が見やすいよう単色背景のすっきりとした画像
  • 同一シリーズで展開した類似商品も並べた画像
  • 単体ずつの画像
  • パッケージ有りと無しの画像

以下に画像を豊富に活用したプレスリリースを2つご紹介します。

11月22日は『いい夫婦の日』! 伊勢夫婦岩めおと横丁・伊勢シーパラダイスで伊勢・二見ならではの特別な1日を体験しませんか?
このプレスリリースでは、人物を活用した映え画像を複数使用しており、イメージが喚起されやすくなっている一方で、商品単体の画像も掲載しています。このようにバラエティー豊かな画像を用意しておくことで、様々なメディアに対応しやすくなります。

11月22日(日)は”いい夫婦の日”。腕時計のセレクトショップ「TiCTAC」から、記念日やクリスマスのプレゼントにおすすめのペアウオッチを多数発売。
このプレスリリースでも多様な画像が用意されており、さらに、「二人の時間を共有する」という意味合いがいい夫婦の日にも通じることから、自然な流れで記念日と関連付けてアピールできています。

PR TIMESで配信する場合、プレスリリースに掲載しない画像もアップロードすることができます。豊富に用意した素材はなるべく多くアップロードすることをおすすめします。

プレスリリースにおける画像については以下の記事なども参考にしてみてください。

<参考:PR TIMES MAGAZINEノウハウ記事>
【プレスリリース用の画像編集】メディア掲載にも対応できる画像を作る5つのテクニック
【PR TIMESノウハウ】メイン画像を選ぶ3つのポイント&惜しいメイン画像の特徴を紹介

プレスリリース作成の打ち合わせイメージ

より高い効果を出すために大切なポイント2つ

主に重要となるステップは上記4点です。しかしそれ以外にも大切なポイントがあります。基本ステップに沿って実行する際の参考にしてみてください。

その他ポイント1.当事者のコメントも発信しよう

自社の言葉だけで説明をするよりも、第三者からのコメントを用いて説明する方が、読み手も具体的なイメージを持ちやすくなります。例えば店頭インタビューや記述式アンケートを通してユーザーの声を集め、「お客様の声」として発信すると、納得感が増すだけでなく共感も呼びやすくなるでしょう。

なお、アンケートを実施する際は以下の点に注意しましょう。

  • 個人情報を取得する場合:利用目的や利用範囲などについて十分に説明を行い、自社のセキュリティポリシーに則って、取り扱う必要があります。詳細の確認が必要になったときのためにメールアドレスのみ聴取するなど、個人情報は必要最低限の取得に留めましょう。
  • 個人情報を取得しない場合:アンケート結果の取り扱い(統計的に処理し個人を特定できるデータは公開しないなど)や公開方法(プレスリリースで「お客様の声」として公開するなど)について説明し、同意の上で回答してもらう必要があります。

    参考:個人情報保護に関する留意点(総務省)

ユーザーからの声だけでなく、有識者や専門家からコメントをもらったり、イメージモデルとして起用している著名人からコメントをもらうことも有効です。

その際、専門家としてなのか、利用者目線としてなのか、どのようなコメントをもらうかも検討しましょう。

<第三者のコメントを掲載した他社のプレスリリース例>
登録ユーザー数1800万のカレンダーシェアアプリ『TimeTree(タイムツリー)』中尾明慶さん・仲里依紗さん夫婦 TVCM”初共演“!!11/22(金)“いい夫婦の日”から全国OA開始

その他ポイント2.プレスリリース配信以外のツールでも情報を発信

プレスリリースは配信したら終わり、ではありません。配信ツールを活用した場合はコーポレートサイトにも掲載したり、SNSでプレスリリースのURLをシェアするなど、より多くの人の目に留まるよう、自発的に届けに行きましょう。

特に「いい夫婦の日」は、多くの生活者がSNSの投稿を楽しんでいます。「映える」画像とともに、新情報の要旨をアピールしましょう。

またリリース配信直後だけでなく、駆け込み需要を見込んで11月22日の直前にも再びSNSでシェアするなどの拡散もお忘れなく。

プレスリリース配信後の活用方法については以下記事も参考にしてみてください。

情報を集めて、画像素材や発信方法に活かそう

「いい夫婦の日」は語呂の良さから知名度が高く、メディアからの注目度も高い日です。

一方で歴史も浅いことから、この日の定番の過ごし方というものはまだ確立しておらず、情報発信が難しいテーマでもあります。

今回は、ギフト系の小売業やサービス業の事例を取り上げながらポイントを解説しました。しかし、家の中で映画を見たり、家庭でごちそうを作ったりと、楽しみ方は多様で、多くの業界が参入するチャンスがあるとも言えます。

集めた情報を活かし、共感してもらえる自社ならではの「ふたりの時間」の過ごし方を提案できるとよいでしょう。

<編集:大森 美野>

トレンドキーワードをプレスリリースに活用する基本の9ステップの中で重要ポイント

この記事のライター

小泉 玲雄

2021年に学生インターンとしてPR TIMES入社。趣味で行っていたアプリ開発を通して、PRの重要性と奥深さを痛感。入社後は、多くの方に効果的な情報発信をしていただけるように、Webセミナーの設計をしたり、記事の執筆をしたりしています。お笑いが好きすぎて、大学では言語学の観点からコントの研究をしています。

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