11月29日は「いい肉の日」。今回は「いい肉の日」の意味や由来を解説します。
また、「いい肉の日」をきっかけに、広報PR活動を行う効果やポイント、実際に広報PRに活かしている広報事例を紹介します。
広報やマーケティングネタを探している方、特に食品・飲食業界の方は、ぜひ参考にしてみてください。
「いい肉の日」の意味・由来とは?
11月29日は「いい肉の日」です。宮崎県の「より良き宮崎牛づくり対策協議会」によって制定されました。日付は、「11(いい)29(にく)」の語呂合わせに由来しています。
宮崎県は全国でも有数の肉牛の産地で、宮崎牛の味と品質の良さをアピールすることを目的としています。
宮崎県に限らず、全国各地の飲食店や小売店で「いい肉の日」に合わせたキャンペーンやイベントが開催されています。
「いい肉の日」をきっかけに広報PR活動する効果
「いい肉の日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「いい肉の日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。
特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「いい肉の日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。
自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。
「いい肉の日」を元に発信をする流れ
「いい肉の日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。
STEP1.「いい肉の日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む
STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める
STEP3.自社サービスやプロダクトと「いい肉の日」をかけ合わせ、発信内容を検討する
STEP4.発信するコンテンツを作成する
STEP5.媒体を選び情報発信する
特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。
トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。
「いい肉の日」を広報PRに活かした事例
「いい肉の日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。
次に、これから「いい肉の日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。
事例1.ファン待望の復刻メニューを「いい肉の日」に合わせて全国発売
東海地方を中心に全国にレストランを展開する株式会社ブロンコビリーは、「いい肉の日」に合わせ4年前に終売したメニューである『炭焼き ぶどう牛リブロースステーキ』を、数量限定で販売開始しました。
2002年から10年以上販売し、終売後も利用者からの復活を望む声が多く寄せられたことから一度、東海地方限定でメニューに復活。その反響を受け、全店舗で提供できる量を確保し「いい肉の日」に合わせた全国販売に踏み切りました。
このように、発表に至る背景を併せて丁寧に説明することで、ストーリー性を強調し読み手の興味喚起や共感につながります。
参考:11月29日・いい肉の日は、いつもよりプチ贅沢にワンランク上の味わいを!ブランド牛『炭焼き ぶどう牛リブロースステーキ』が、11月26日(金)より数量限定で復活決定!!!
事例2.植物肉に興味のある人の背中を押す詰め合わせBOXを「いい肉の日」限定で販売
ヴィーガンに特化したサービスを手がける株式会社ブイクックは、「いい肉の日」の1日間限定で植物肉の詰め合わせBOXを発売しました。
プレスリリースでは、お得さや商品の魅力についてだけではなく、「植物肉の商品は増えているのに、気軽に試す機会がない」という顧客が抱える課題についても言及。
ヴィーガンに特化しさまざまな商品を取りそろえる同社だからこそ実現できた商品であるとし、今回の商品発売が顧客の課題解決になるという社会的な側面についても伝えています。
参考:いい肉の日限定!「植物肉詰め合わせBOX」をブイクックモールにて限定発売!
事例3.「いい肉の日」に開催したファンイベントのレポートを公開
焼肉のたれなどの製造・販売を手がけるエバラ食品工業株式会社は、「いい肉の日」に開催したオンラインのファンイベントについて、開催レポートを公開しました。
イベントの内容や参加しやすい日時まで、自社の公式SNSで実際にファンとコミュニケーションをとる中で決定し、開催に至ったという本イベント。
プレスリリースでは実際のコンテンツや当日の様子が豊富な画像とともに説明され、参加できなかったファンやさまざまなステークホルダーが実際の雰囲気を想像できるよう工夫されています。
参考:エバラ食品 SNSファンとのオンラインイベント報告レポート 11月29日(いい肉の日)に「黄金の味」の魅力を訴求!
「いい肉の日」をきっかけに広報PRの取り組みをしてみよう
「いい肉の日」は、お肉に注目が集まり、お肉料理を想起させるきっかけになる日です。
飲食店・食品業界の方や、料理に関係する企業の方にとっては特に、「いい肉の日」を切り口として自社商品・サービスの魅力を伝えるよい機会になるでしょう。
お伝えした事例を参考に、ぜひ自社商品・サービスと「いい肉の日」をかけ合わせた広報PR施策を考えてみてください。
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