国際フレンドシップ・デー
4月18日は「よい歯の日」。今回は「よい歯の日」の意味や由来を解説します。
また、「よい歯の日」にちなんだ広報PR活動を行う効果やポイント、実際に広報PRに活かしている広報事例を紹介します。
広報やマーケティングネタを探している方、特に歯科業界の方や口腔ケア商品を製造・販売している企業などはぜひ参考にしてみてください。
「よい歯の日」の意味・由来とは?
4月18日は「よい歯の日」です。1993年(平成5年)に公益社団法人・日本歯科医師会が制定。歯科保健の啓発活動を目的としており、「よ(4)い(1)歯(8)」と読む語呂合わせからこの日に決定しました。
この活動は、1989年(平成元年)より厚生労働省とともに行ってきた「80歳になっても自分の歯を20本以上保とう」という「8020(はちまるにいまる)運動」の一環として実施されており、各地でさまざまなイベントなどが行われています。
また、同会は11月8日を「いい歯の日」、6月4日を「歯と口の健康週間」とし、重点的に啓発活動を実施しています。
「よい歯の日」をきっかけに広報PR活動する効果
「よい歯の日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「よい歯の日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。
特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「よい歯の日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。
自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。
「よい歯の日」を元に発信をする流れ
「よい歯の日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。
STEP1.「よい歯の日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む
STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める
STEP3.自社サービスやプロダクトと「よい歯の日」をかけ合わせ、発信内容を検討する
STEP4.発信するコンテンツを作成する
STEP5.媒体を選び情報発信する
特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。
トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。
「よい歯の日」を広報PRに活かした事例
「よい歯の日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。
次に、これから「よい歯の日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。
事例1.「よい歯の日」にちなんだアンケート調査を実施
医療機関向けのマーケティング支援事業を手掛けるウミガメ株式会社は、2024年4月28日の「よい歯の日」にちなんだプレスリリースを配信しました。同年4月、全国の20〜30代の男女300人を対象に実施したWebアンケートの調査レポートです。
プレスリリースには「恋人があなたのためにオーラルケア製品を買ってくれたら、どう思いますか?」について回答を募り、男女でその内容に違いが見られたことを紹介しています。ユニークな調査概要と回答をピックアップし、多くの注目を集めた広報PR事例です。
参考:「4月18日 よい歯の日」特別企画:恋人があなたのためにオーラルケア製品を買ってくれたら、どう思いますか?20代〜30代の男女にアンケート
事例2.「よい歯の日」から「虫歯の日」までのSNS投稿キャンペーン
歯ブラシ「はみがき先生」を販売するピップ株式会社は、SNSで展開した「#こどもはみがき先生チャレンジキャンペーン」のプレスリリースを配信しました。4月18日の「よい歯の日」から6月4日の「虫歯の日」にかけて、動画・写真投稿を募る抽選企画です。
プレスリリース配信時点ですでに開催しているキャンペーンですが、歯にまつわる2つの記念日を明記したうえで投稿状況を訴求したのがGOODポイント。キャンペーンを知らないSNSユーザーに効果的に周知した好事例といえます。
参考:動画総再生数91万回突破! 子どもが先生になる!?大人も知らない歯磨きの知識を伝授する『#こどもはみがき先生チャレンジキャンペーン』をSNSにて好評開催中
事例3.人気商品のリニューアル情報をプレスリリースで発表
世界的なお菓子企業であるモンテリーズ・インターナショナルのモンデリーズ・ジャパン株式会社は、同社が販売するガム「リカルデント」についてプレスリリースを配信しました。特定保健用食品である本商品をリニューアルし、パッケージデザインの変更内容を紹介しています。
対象商品をピックアップし、商品の特徴にも触れながらパッケージ写真を掲載した構成がGOODポイント。今回のリニューアルを記念したキャンペーンも展開しています。「よい歯の日」のプレスリリースではありませんが、人気商品のリニューアル情報をキャンペーンを組み合わせて、さらなる販売促進に寄与した広報PR事例です。
参考:『リカルデント』の特定保健用食品がリニューアル!「むし歯の始まり※1を抑制するCPP-ACP配合」の魅力が分かりやすいデザインに!2024年4月1日 より全国で発売
「よい歯の日」をきっかけに広報PRの取り組みをしてみよう
「よい歯の日」の意味や由来、広報PRに活用できそうな事例を紹介しました。
この記念日には、歯の健康に注目が集まります。歯科医院はもちろん、口腔ケア商品を扱っている小売店などでもイベントやキャンペーンを実施できるでしょう。また、歯についての調査リリースを出すのも一案です。
今一度、「よい歯の日」をきっかけに自社製品やサービスの広報PRを検討してみてはいかがでしょうか。
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