GAPとSDGs農業の日
11月7日は「あられ・おせんべいの日」。今回は「あられ・おせんべいの日」の意味や由来を解説します。
また、「あられ・おせんべいの日」をきっかけに広報PR活動を行う効果やポイントと、関連の事例もご紹介。
広報やマーケティングネタを探している方、特に食品業界の方や菓子業界の方はぜひ参考にしてみてください。
「あられ・おせんべいの日」の意味・由来とは?
11月7日は「あられ・おせんべいの日」です。1985年に全国米菓工業組合が制定。
新米で作られたおいしいあられやおせんべいを、家族の団らんとともに楽しんでほしいという気持ちから毎年立冬の日を「あられ・おせんべいの日」としました。若者の米菓離れを懸念し、米菓を広報PRすることも目的のひとつです。
毎年記念日をきっかけに、米菓を扱う菓子業界や食品業界など、さまざまな企業がイベントやキャンペーンを実施しています。
記念日は、一般社団法人・日本記念日協会により認定、登録されました。
「あられ・おせんべいの日」をきっかけに広報PR活動をする効果
「あられ・おせんべいの日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「あられ・おせんべいの日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。
特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「あられ・おせんべいの日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。
自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。
「あられ・おせんべいの日」を元に発信をする流れ
「あられ・おせんべいの日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。
STEP1.「あられ・おせんべいの日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む
STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める
STEP3.自社サービスやプロダクトと「あられ・おせんべいの日」をかけ合わせ、発信内容を検討する
STEP4.発信するコンテンツを作成する
STEP5.媒体を選び情報発信する
特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。
トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。
「あられ・おせんべいの日」を広報PRに活かした事例
「あられ・おせんべいの日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。
次に、これから「あられ・おせんべいの日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。また、記念日に関した事例ではないものも、今後「あられ・おせんべいの日」を広報PR活動に活かすうえで参考になるでしょう。
事例1.老舗米菓子店がコラボ商品「ポケットサイズあられ」を発売
学校法人佐野学園の神田外語大学学生と老舗米菓子店「東あられ本舗」がコラボレーションして開発した新商品「あられ煎餅PetitVoyage(プティ・ボヤージュ)」の発売をプレスリリースで発表しました。
日本の伝統菓子であるあられに、異国風のフレーバーを融合させるという独自性のあるコンセプトと、多様性を意識した広報PRです。プレスリリースでは、学生と社長との打ち合わせの様子がわかる写真などを掲載し、地域密着型プロジェクトが伝わる内容になっている点がGOODポイントです。
記念日に合わせた広報PRではありませんが、伝統と異文化理解を取り入れたプロジェクトが伝わるプレスリリースの構成が参考になります。
参考:【産学連携×異文化理解】神田外語大学の学生と老舗米菓子店「東あられ」がコラボ商品「Petit Voyage(プティ・ヴォヤージュ)」を販売
事例2.「秋の工場祭」での限定商品やコラボレーション企画の詳細を発表
日の出屋製菓産業は、2024年10月16日から20日まで開催する「ささら屋立山本店 秋の工場祭」のイベント詳細をプレスリリースで配信しました。
プレスリリースでは地域密着型のイベントであるとを明記したうえで、話題性のあるコラボレーションであることがしっかり強調されています。文字を載せた複数の画像を用いるなど、ひと目で地域住民や観光客を惹きつける要素がわかる点もGOOD。
「あられ・おせんべいんの日」に絡めた事例ではありませんが、イベントを実施する際の企画の優先順位に配慮したプレスリリースの構成が参考になります。
参考:日の出屋製菓産業【ささら屋立山本店 秋の工場祭】おかげさまで大好評!パークマンサーコラボ商品販売・社長&工場長「工場見学ツアー」他イベントや限定商品も充実 2024年10月16日(水)~20日(日)
事例3.新紙幣発行を記念した「新紙幣記念かき餅」を発売
京西陣菓匠宗禅有限会社は、新紙幣発行を記念して可食プリント技術を用いた「新紙幣記念 かき餅」を発売することをプレスリリースで発表しました。
新紙幣発行という時事的な話題性をフックに、可食プリント技術を活用することで伝統的なかき餅に現代的な魅力を加えています。プレスリリースには、売り上げの一部を子ども食堂支援に寄付するという、同社の社会貢献性も伺える点がGOODポイントです。
記念日に絡めた広報PRではないものの、メディアフックとなる要素を多く取り入れた内容が参考になる事例です。
参考:40年ぶりの新紙幣発行を、米菓業界の起爆剤に。京都のあられ処が挑む、伝統のかき餅×革新のフードプリント。
「あられ・おせんべいの日」をきっかけに広報PRの取り組みをしてみよう
11月7日の「あられ・おせんべいの日」の意味や由来、また記念日に関連した広報PR事例を紹介しました。
米菓子の製造や販売やイベントなどは、「あられ・おせんべいの日」を切り口に商品の魅力やサービスを伝えるのも一案です。
記念日に合わせたプレスリリースの配信で、ひとりでも多くの人に自社の製品やサービスを知ってもらう機会を作ってみてはいかがでしょうか。
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