
世界渡り鳥デー
11月12日は「HipHopの記念日」です。今回は、「HipHopの記念日」の意味や由来について解説します。
また、ヒップホップに関連する広報PRの事例をご紹介。「HipHopの記念日」を掛け合わせる場合のポイントも解説しています。ヒップホップカルチャーを扱うメディアを運営している企業や、イベント企画事業を行っている企業はぜひ参考にしてみてください。
11月12日は「HipHopの記念日」です。2021年、アメリカ合衆国上院にて制定されました。
日付の由来は諸説ありますが、1973年11月12日にヒップホップの名付け親であるアフリカ・バンバータが「The Universal Zulu nation」を結成したことや、クール・ハークと妹のシンディ・キャンベルがパーティを開き、ヒップホップの音楽と文化が誕生したことなどが由来とされています。
アメリカ合衆国上院にて制定されたこともあり、「HipHopの記念日」の存在は日本とアメリカで知られています。なお、アメリカ合衆国上院は11月を「Hip Hop History Month」としても制定しています。
「HipHopの記念日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「HipHopの記念日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。
特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「HipHopの記念日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。
自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。
「HipHopの記念日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。
STEP1.「HipHopの記念日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む
STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める
STEP3.自社サービスやプロダクトと「HipHopの記念日」をかけ合わせ、発信内容を検討する
STEP4.発信するコンテンツを作成する
STEP5.媒体を選び情報発信する
特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。
トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。
「HipHopの記念日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。
次に、これから「HipHopの記念日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。記念日に関した事例ではないものも、今後「HipHopの記念日」を広報PRに活かすうえで参考になるでしょう。
エンターテインメント施設を運営する株式会社TSTエンタテイメントは、HIPHOPフェス「Voyage」を新宿ZEROTOKYOにて開催するとプレスリリースで発表しました。
プレスリリースでは、イベントに参加するアーティストの情報を、写真、文章、動画で掲載し、どんなイベントなのかを具体的にイメージできる構成です。また、フライヤーのような画像をトップに配置することで、そのままメディアに掲載しても概要がわかりやすい点もGOODです。
記念日にちなんだイベントではありませんが、HIPHOPのライブを広報PRする際のプレスリリースとして参考になる事例です。
参考:HIPHOPフェス『POP YOURS』に出演のJAKENやCFN Malikらを迎え、全国ツアーやEPリリースも控えている注目のHIPHOPイベントVoyageが新宿ZEROTOKYOにて開催決定!
酒類を販売するサッポロビール株式会社は、ラムブランド「バカルディ ゴールド」から、HIPHOPユニットRIP SLYMEとコラボレーションした景品付き企画商品を数量限定で発売。詳細をプレスリリースで発表しました。
プレスリリースでは、企画概要、キャンペーン概要と区切って情報を記載し、わかりやすい構成になっています。さらに景品やお酒本体の写真、ポスター画像など、素材を複数パターン用意しているのもGOODです。
記念日にちなんだ広報PRではありませんが、HIPHOPアーティストと商品のコラボレーションをする際は「HipHopの記念日」と絡めてプレスリリースを配信するのも一案です。
参考:バカルディがHIPHOPユニットRIP SLYMEとコラボレーションした企画商品を10月1日に発売!
エンターテインメント事業を展開する株式会社BUZZ GROUPは、自社メディアで実施した次世代HIPHOPスターを発掘するオーディション企画の優勝者について、プレスリリースで発表しました。
プレスリリースでは優勝者の動画を目立つ位置に配置し、そのMVを撮影した監督のコメントを紹介。さらにオーディションの創設者のインタビューも掲載し、情報に厚みを持たせている点がGOODです。
記念日に関連したプレスリリースではありませんが、新たなHIPHOPアーティストを打ち出す際の広報PRとして参考になる事例です。
参考:17歳のラッパー、X 1arkが次世代HIPHOPスター発掘企画「TOKYO DRILL 2」で優勝!数百名のアーティストの中から選ばれし才能
「HipHopの記念日」は2021年に制定された、比較的新しい記念日です。そのため、まずは「HipHopの記念日」の認知を獲得することを目的に、広報PRの取り組みに活かすのがおすすめ。ヒップホップには根強いファンがいるので、SNSやプレスリリースを通して情報を届けられれば、共に「HipHopの記念日」を盛り上げてくれるはず。記念日を広めるための取り組みとして企画を検討してみてはいかがでしょうか。
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