
討ち入りの日

11月7日は「鍋の日」。今回は「鍋の日」の意味や由来を解説します。
また、「鍋の日」をきっかけに、広報PR活動を行う効果やポイント、実際に広報PRに活かしている広報事例を紹介します。
広報やマーケティングネタを探している方、特に食品業界の方や、飲食店を展開する企業の方は、ぜひ参考にしてみてください。
11月7日は「鍋の日」です。かつお節・出汁などを製造・販売するヤマキ株式会社により、2001年に制定されました。
日付は、11月7日が二十四節気の「立冬」にあたることが多く、鍋料理がよりおいしくなる季節の到来を感じさせることに由来しています。
11月後半~1月ごろにかけては、全国各地で鍋のフードフェスティバルやご当地鍋の魅力をアピールするコンテストが開催されています。
「鍋の日」は、一般社団法人・日本記念日協会により認定、登録されました。
「鍋の日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「鍋の日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。
特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「鍋の日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。
自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。
「鍋の日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。
STEP1.「鍋の日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む
STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める
STEP3.自社サービスやプロダクトと「鍋の日」をかけ合わせ、発信内容を検討する
STEP4.発信するコンテンツを作成する
STEP5.媒体を選び情報発信する
特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。
トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。
「鍋の日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。
次に、これから「鍋の日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。
記念日に関した事例ではないものも、今後「鍋の日」を広報PRに活かすうえで参考になるでしょう。
青果流通業を担うデリカフーズグループの楽彩株式会社は、2024年11月7日の「鍋の日」にちなんだプレスリリースを配信しました。秋から冬へと変わる季節柄に合わせて、「厳選野菜と鴨肉のせり鍋セット」の予約販売をスタート。
季節ならではのメニューと「鍋の日」をうまく組み合わせ、メディア関係者に効果的にアプローチした好事例といえます。「仙台せり」「黒舞茸」など、文字のみでイメージしづらい食材も写真とともに丁寧に解説したのがGOODです。
統合コマースプラットフォーム「ecforce」を提供する株式会社SUPER STUDIOは、新商品の発売情報をプレスリリースで公開しました。ブランド「(ふつうの)ショップ」日本料理店「乃木坂しん」の共同開発商品で、先行発売および一般発売について紹介しています。
本文に記念日名は登場しませんが、プレスリリースタグに「鍋の日」を設定することで関連情報を認識しやすくなっているのが特徴。商品概要はもちろん、コンセプトをはじめ新商品ならではの魅力を訴求したプレスリリース内容も参考になるのではないでしょうか。
参考:プロのこだわりを食卓に届けるブランド「(ふつうの)ショップ」日本料理店「乃木坂しん」との共同開発商品「(ふつうの)ぽん酢」と「(ふつうの)胡麻だれ」を新発売!
「焼鳥ダイニングいただきコッコちゃん」を運営する株式会社イーストンは、期間限定メニューのプレスリリースを配信。2025年11月5日から、冬の季節にぴったりな4種類のメニューを展開することを発表しました。
こちらは「鍋の日」に特化したプレスリリースではありませんが、提供に先駆けてラインナップを紹介し、生活者の関心を高めたのがGOOD。メインとなる鍋料理だけでなく、セットメニューやドリンクなどの写真も掲載しています。
参考:北海道札幌本店の焼鳥屋が挑む“冬のごちそう鍋”!鶏の旨み凝縮「鶏白湯塩鍋」と三升漬ソースの串&豆腐が登場!11月5日(水)より「焼鳥ダイニングいただきコッコちゃん」全店にて冬限定販売!
「鍋の日」は、鍋に注目が集まり、冬の到来や家族での団らんを想起させるきっかけになる日です。
鍋料理を扱う飲食店の方や、鍋料理に関する製品を販売する企業の方にとっては特に、「鍋の日」を切り口として自社商品・サービスの魅力を伝えるよい機会になるでしょう。
お伝えした事例を参考に、ぜひ自社商品・サービスと「鍋の日」をかけ合わせた広報PR施策を考えてみてください。
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