
しらすの日
7月12日は「人間ドックの日」。今回は「人間ドックの日」の意味や由来を解説します。
また、「人間ドックの日」をきっかけに広報PR活動を行う効果やポイント、実際に取り入れている広報事例もご紹介。広報やマーケティングネタを探している方、特に医療業界の方や、人間ドック・健康診断に関わっている方は、ぜひ参考にしてみてください。
7月12日は「人間ドックの日」です。2019年5月31日に、公益社団法人・日本人間ドック学会によって正式に制定されました。
日付は、1954年7月12日、国立東京第一病院(現:国立国際医療研究センター病院)で初の人間ドックが実施された出来事にちなんでいます。日本国民に人間ドックの受診を促し、病気の早期発見や健康増進につなげることがおもな目的です。
日本人間ドック学会は、「人間ドックの日」にちなんで、Web市民公開講座や記念セミナーといった活動を行っています。医療業界に限定されやすい記念日ではあるものの、健康を啓発する目的で、さまざまな観点から広報PR活動に活かせるでしょう。
記念日は、一般社団法人・日本記念日協会により認定、登録されました。
「人間ドックの日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「人間ドックの日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。
特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「人間ドックの日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。
自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。
「人間ドックの日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。
STEP1.「人間ドックの日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む
STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める
STEP3.自社サービスやプロダクトと「人間ドックの日」をかけ合わせ、発信内容を検討する
STEP4.発信するコンテンツを作成する
STEP5.媒体を選び情報発信する
特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。
トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。
「人間ドックの日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。
次に、これから「人間ドックの日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。記念日に関した事例ではないものも、今後「人間ドックの日」を広報PRに活かすうえでヒントになるでしょう。
コミュニティ設計・運営やコンテンツ制作を手掛ける株式会社NASUは、「デザイナードック制度」のプレスリリースを配信しました。同社が毎年実施している、人間ドックと社員旅行、デザイン会社見学を兼ねた取り組みです。
2023年7月12日の「人間ドックの日」にちなんだ取り組みで、記念日当日にプレスリリースを配信したのがGOODポイント。社内での独自性のある活動を発信することで、企業への興味・関心を高めています。
参考:健康経営を広げる!株式会社NASU、人間ドックの日に合わせた「デザイナードック制度」を今年も実施
クレアージュ東京 レディースドッククリニックは、同院で提供する内視鏡(カメラ)検査プラン「消化器ドック」を、通常プランとして常設化することをプレスリリースで発表しました。完全女性専用健診施設にて、大腸・胃内視鏡検査が受けられるプランです。
「人間ドックの日」の事例ではありませんが、自社ならではの環境や検査内容をふまえたうえで、常設化の経緯を訴求したのがGOODポイント。クリニックの強みにも触れることで多くの人の認知拡大につなげた広報PR施策といえるでしょう。
参考:クレアージュ東京 レディースドッククリニック 好評につき「消化器ドック」プランの常設化が決定
産経新聞社は、健康寿命を延ばす人間ドックを特集した『健活手帖』の発売をプレスリリースで発表しました。人間ドックの最新事情にフォーカスし、検査、薬、予防といったさまざまな観点から収録した特別版です。
プレスリリースでは表紙写真を掲載したうえで、収録内容の一部を紹介。こちらも「人間ドックの日」にちなんだ事例ではありませんが、発売場所や価格など、基本情報をシンプルにまとめた内容が参考になります。
参考:人間ドックの最新事情紹介 夕刊フジ「健活手帖」35号 4月16日発売
7月12日の「人間ドックの日」は、健康診断を受けたり、生活習慣を見直したりといった啓発活動に有用な記念日です。医療業界の方や、人間ドックに関するサービスを提供している方にとっては特に、「人間ドックの日」を切り口として自社商品・サービスの魅力を伝える良い機会になるでしょう。
また、人間ドックとあわせて、がん検診などの受診を促すのも一案です。お伝えした事例を参考に、ぜひ自社商品・サービスと「人間ドックの日」をかけ合わせた広報PR施策を考えてみてください。
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