
ルビの日
5月27日は「百人一首の日」。今回は「百人一首の日」の意味や由来を解説します。
また、「百人一首の日」をきっかけに、広報PR活動を行う効果やポイント、実際に広報PRに取り入れている広報事例もご紹介。広報やマーケティングネタを探している方、特に百人一首に関連する商品を取り扱っている方は、ぜひ参考にしてみてください。
5月27日は「百人一首の日」です。1235年のこの日、藤原定家が「小倉百人一首」を完成させたことから、記念日として制定されました。
百人一首には複数の種類がありますが、一般的には「小倉百人一首」が広く知られています。遊び方も、「散らし取り」や「源平合戦」「逆さまかるた」などさまざま。
5月27日には、「百人一首の日」にちなんでイベントや競技かるた大会を開催する企業・団体もあります。映画作品に取り上げられたことで認知度も高まっているため、関連商品の広報PRにも役立てられるでしょう。
「百人一首の日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「百人一首の日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。
特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「百人一首の日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。
自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。
「百人一首の日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。
STEP1.「百人一首の日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む
STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める
STEP3.自社サービスやプロダクトと「百人一首の日」をかけ合わせ、発信内容を検討する
STEP4.発信するコンテンツを作成する
STEP5.媒体を選び情報発信する
特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。
トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。
「百人一首の日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。
次に、これから「百人一首の日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になるように、百人一首についての広報事例と、GOODポイントを紹介します。
一般社団法人・全日本かるた協会は、2025年4月27日に開催する「第64回全日本選手権大会」のプレスリリースを配信。イベントに先駆けて、開催日時や会場、注目選手といった概要を公開しました。
「百人一首の日」のプレスリリースではありませんが、開催前の配信によって認知拡大を図った好事例です。過去の大会の様子がわかる写真を複数掲載し、会場の雰囲気や臨場感も読み手に伝えられています。
参考:文化と情熱が交差する 競技かるたの舞台「 第64回全日本選手権大会」開催
株式会社ウイスキー文化研究所は、「ウイスキーフェスティバル2025 in 大阪」のプレスリリースを配信しました。大阪南港ATCホールにて行われる試飲イベントで、開催を記念する限定オリジナルボトルの抽選販売の申し込み受付開始を発表。
同社のオリジナルボトルから新しく誕生した「百人一首シリーズ」を展開し、5種類のラベルデザインを写真とともに紹介しています。記念日にちなんだ事例ではありませんが、限定商品のラインナップを丁寧にピックアップしたビジュアルと、特定のテーマにフォーカスしたデザイン内容がGOODです。
参考:5月28日(水)よりイベント限定オリジナルボトルの抽選販売受付開始!ウイスキーの大規模試飲イベント「ウイスキーフェスティバル2025 in 大阪」
吉本興業株式会社は「ジョイマン百人一首大会」の開催を決定し、チケット発売開始に合わせてプレスリリースを配信しました。ジョイマンのラップのリリックをモチーフにデザインしたカードを使用し、百人一首を勝ち抜く参加型イベントです。
小倉百人一首とは異なるユニークなカードデザインを強みとしており、プレスリリースでも独自性を訴求したのがGOOD。イベント情報をプレスリリースで発信することで、メディア関係者はもちろん、ファン層を中心とする生活者に広くアプローチしています。
参考:大好評を博したお客様参加型の大会!第2回「ジョイマン百人一首大会」開催決定!2月12日(水)10:00よりチケット一般発売開始!
5月27日の「百人一首の日」にイベントを開催したり、自社商品を売り出したりすることで、より効率的な認知の拡大が期待できます。特定の期間に実施するのが困難な場合は、百人一首の関連商品のプレスリリースを発信してもよいでしょう。
また、「百人一首の日」にちなんだ調査リリースを出すのも一案です。小倉百人一首を切り口に、ほかの百人一首やかるたに関する広報PRを企画していきましょう。
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