月ロケットの日
6月6日は「楽器の日」。今回は「楽器の日」の意味や由来を解説します。
また、「楽器の日」をきっかけに広報PR活動を行う効果やポイントと、関連の事例もご紹介。
広報やマーケティングネタを探している方、特に音楽業界や楽器メーカーなどをされている企業は、ぜひ企画の参考にしてみてください。
「楽器の日」の意味・由来とは?
6月6日は「楽器の日」です。楽器の製造、卸、小売業など楽器関係の団体により設立された全国楽器協会が制定。
日付は、芸事の稽古は6歳の6月6日に始めると上達が早いという古くからの習わしにちなんだことから。数を指で数えるとき、6のときに小指が立つ形になることから「子が立つ」という縁起の良さも由来のひとつとなっています。
仕事や趣味などで世代問わず多くの人が関わる楽器について、トレンドの楽器を紹介したり、楽器イベントを行ったりといった広報PRに活かせるでしょう。
記念日は、一般社団法人・日本記念日協会により認定、登録されました。
「楽器の日」をきっかけに広報PR活動をする効果
「楽器の日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「楽器の日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。
特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「楽器の日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。
自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。
「楽器の日」を元に発信をする流れ
「楽器の日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。
STEP1.「楽器の日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む
STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める
STEP3.自社サービスやプロダクトと「楽器の日」をかけ合わせ、発信内容を検討する
STEP4.発信するコンテンツを作成する
STEP5.媒体を選び情報発信する
特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。
トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。
「楽器の日」を広報PRに活かした事例
「楽器の日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。
次に、これから「楽器の日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。また、記念日にちなんだプレスリリースではない事例も、今後「楽器の日」に絡めた広報PR活動を実施するうえでのヒントを得られるはずです。
事例1.「楽器の日」にオリジナル電子楽器を販売開始
教育楽器をメインに製造する株式会社鈴木楽器製作所は、6月6日の「楽器の日」にオリジナル電子楽器「オムニコードOM-108」を販売することをプレスリリース配信しました。
プレスリリースでは「オムニコード」の説明から、今回初搭載となった機能を紹介し、最後に今後の展開に言及しています。もともと販売時期は7月を予定していた商品ですが、販売時期を早め「楽器の日」と合わせてプレスリリースを配信しています。記念日をうまく活用した広報PR事例といえるでしょう。
参考:【2024年6月6日(楽器の日)に発売決定】スズキオリジナル電子楽器「オムニコードOM-108」
事例2.聴いて・見て・体験して音楽をたのしむイベントを開催
横浜美術館や横浜赤レンガ倉庫1号館などを運営する公益財団法人横浜市芸術文化振興財団は、「横浜みなとみらいホール OPEN DAYS みなとみらい遊音地」の開催決定。2024年8月7日から10日までの4日間実施します。
プレスリリースでは「おやこオペラ教室」や「はじめてのパイプオルガン」など、日ごと変わるプログラムとイベント中毎日開催するプログラムを紹介。昨年の様子を写真で掲載し、イベントの雰囲気を伝えているのがGOODです。
「楽器の日」にちなんだプレスリリースではありませんが、イベントの内容がよくわかる好事例です。
参考:【横浜みなとみらいホール】聴いて・見て・体験して 音楽をたのしむ夏の4日間!
事例3.音楽教育の促進と発展のため、高校の軽音部に楽器を寄贈
オーディオ・楽器・カメラの専門買取事業を行うアンドトランク株式会社は、学校法人国際学園星槎高等学校札幌北学習センター軽音楽部に楽器を寄贈したことをプレスリリース配信しました。
プレスリリースでは協賛に至った経緯から楽器贈呈式の様子までを紹介。軽音部設立に尽力した先生方のコメントもあり、「学生の音楽活動を応援したい」という想いが伝わる内容になっています。
「楽器の日」にちなんだプレスリリースではありませんが、寄贈内容や取り組みについての情報が整理された記事構成が参考になる事例です。
参考:軽音楽部立ち上げを応援!ニーゴ・リユースは星槎国際高等学校 札幌北学習センターの軽音楽部に楽器を寄贈しました。
「楽器の日」をきっかけに広報PRの取り組みをしてみよう
6月6日の「楽器の日」は、楽器に注目が集まるきっかけになる日です。
楽器の製造・販売に携わる企業の方や、音楽業界の方にとっては特に、「楽器の日」を切り口として自社商品・サービスの魅力を伝えるよい機会になるでしょう。
お伝えした事例を参考に、ぜひ自社商品・サービスと「楽器の日」をかけ合わせた広報PR施策を考えてみてください。
【関連記事】