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国際母語デー(2月21日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントと事例を紹介

今日は何の日国際母語デー(2月21日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントと事例を紹介

2月21日は「国際母語デー」。今回は「国際母語デー」の意味や由来を解説します。

また、「国際母語デー」をきっかけに広報PR活動を行う効果やポイント、実際に広報PRに活かしている広報事例を紹介します。

広報やマーケティングネタを探している方、特に教育業界の方や国際協力関連の団体・企業、言語学研究機関、イベント運営を行っている企業などはぜひ参考にしてみてください。

「国際母語デー」の意味・由来とは?

2月21日は「国際母語デー」です。国連の教育科学文化機関(UNESCO)が制定した国際デーのひとつで、1999年のユネスコ総会で認定されました。言語と文化の多様性、多言語の使用、あらゆる母語の尊重の推進を目的としています。

日付は、1952年のこの日、パキスタンの一部であったバングラデシュのダッカで、ベンガル語を公用語にと求めるデモが発生。その際、警官隊が発砲し死者が出たことに因んでいます。

毎年この日には世界各地でさまざまなイベントや講演会などが実施されています。

「国際母語デー」をきっかけに広報PR活動する効果

「国際母語デー」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「国際母語デー」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。

特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「国際母語デー」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。

自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。

「国際母語デー」を元に発信をする流れ

「国際母語デー」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。

STEP1.「国際母語デー」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む

STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める

STEP3.自社サービスやプロダクトと「国際母語デー」をかけ合わせ、発信内容を検討する

STEP4.発信するコンテンツを作成する

STEP5.媒体を選び情報発信する

特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。

トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。

「国際母語デー」を広報PRに活かした事例

「国際母語デー」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。

次に、これから「国際母語デー」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。記念日に関した事例ではないものも、今後「国際母語デー」を広報PRに活かすうえで参考になるでしょう。

事例1.多言語プレゼンテーションの開催をプレスリリースで発表

一般財団法人・言語交流研究所は、多言語教育を提唱するヒッポファミリークラブによるプレゼンテーション大会「LEX Multilingual Presentation for Youth Tokyo」についてプレスリリースを配信しました。8つの国や地域の留学生など34人が、多言語でプレゼンを行うプログラムです。

「母語に偏らず、3言語以上で語る」など、4つの条件を設けているのが多言語教育ならではのポイント。プレスリリースでは、枠線を使用したり太文字を用いたりして情報をわかりやすくまとめているのがGOODです。「国際母語デー」とは少し違った広報PRですが、ユニークな教育方法を提唱する団体として多くの人へ認知を広め、興味を持ってもらうきっかけにもなった事例といえるでしょう。

参考:「ことばの体験」を生かし3つ以上の言語で社会へメッセージを発信!第10回 多言語プレゼンテーション大会の出場者34名が決定しました

事例2.ワークショップのプレスリリースで「国際母語デー」を紹介

コミュニケーションツールを中心に共創プロジェクトに取り組むHELP YOU PROJECTは、非言語コミュニケーションワークショップ「ことばのほぐし」のプレスリリースを配信しました。柏の葉アーバンデザインセンターとタッグを組み、ゲームを通じて非言語能力を高める体験型イベントです。

記念日に特化したプレスリリースではありませんが、2月21日の「国際母語デー」について詳しく紹介することで、コンテンツとの親和性を明確にしています。また、体験イベントのイメージ写真を複数掲載し、現場の様子を視覚的に伝えたのもGOODです。

参考:“シャキシャキ”“ズキズキ”どう伝える!? 非言語コミュニケーションワークショップ『ことばのほぐし』2月22日(土)にオープン

事例3.特別映画上映とトークセッションイベントを開催

学校法人・佐野学園は、映画作品「はざまー母語のための場をさがしてー」と題したイベントのプレスリリースを配信しました。千葉県の神田外語大学にて、映画の上映とトークセッションを展開するプログラムです。

「国際母語デー」に絡めた事例ではありませんが、外国にルーツを持つ学生を主体に「母語」をテーマに掲げたのがポイント。イベントの開催情報はもちろん、企画の目的や上映作品の概要をまとめたプレスリリース内容もGOODな好事例です。

参考:神田外語大学で映画上映会&トークセッション「はざまー母語のための場をさがしてー」

「国際母語デー」をきっかけに広報PRの取り組みをしてみよう

2月21日の「国際母語デー」の意味や由来、広報PRに活用できそうな事例を紹介しました。

「国際母語デー」には、母国語やさまざまな言語に注目が集まります。国際化する社会では、多言語との関わりは切り離せないもの。「母語」に関連した自社が独自に行っている取り組みなどがあれば、積極的にこの日に発信するとよいでしょう。

「国際母語デー」をきっかけに自社製品やサービスを広報PRしてみてはいかがでしょうか。

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