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国際寛容デー(11月16日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントと事例を紹介

今日は何の日国際寛容デー(11月16日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントと事例を紹介

11月16日は「国際寛容デー」。今回は「国際寛容デー」の意味や由来を解説します。

また、「国際寛容デー」をきっかけに広報PR活動を行う効果やポイントと、実際に活かしている企業の広報事例もご紹介。広報やマーケティングネタを探している方、特に国際デーにまつわる広報PRを検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。

「国際寛容デー」の意味・由来とは?

11月16日は「国際寛容デー(International Day for Tolerance)」です。1996(平成8)年の12月に実施された国際連合総会において、国際デーのひとつとして制定されました。

日付は、1995年11月16日、ユネスコ総会で「寛容に関する原則の宣言」が採択された出来事にちなんでいます。文化や表現の手段、人間としてのあり方といった多様性を尊重すること、受け入れることを「寛容」の定義とし、多様な社会を存続させることが目的です。

近年では、持続可能な社会を目指す「SDGs」が取り上げられることも多く、11月16日の「国際寛容デー」には、国連広報センターが事務総長メッセージを公開したり、ユネスコが積極的な取り組みを促したりしています。

「国際寛容デー」をきっかけに広報PR活動する効果

「国際寛容デー」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「国際寛容デー」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。

特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「国際寛容デー」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。

自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。

「国際寛容デー」を元に発信をする流れ

「国際寛容デー」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。

STEP1.「国際寛容デー」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む

STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める

STEP3.自社サービスやプロダクトと「国際寛容デー」をかけ合わせ、発信内容を検討する

STEP4.発信するコンテンツを作成する

STEP5.媒体を選び情報発信する

特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。

トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。

「国際寛容デー」を広報PRに活かした事例

「国際寛容デー」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。

次に、これから「国際寛容デー」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。

事例1.地域間格差に関する調査・分析結果をプレスリリースで発表

不動産情報サービス事業を手掛ける株式会社LIFULLは、2023年5月19日から6月1日にかけて調査研究を実施しました。各都道府県在住の、学生を含む18歳以上の男女を対象に「希望の地域間格差」について調査・分析したレポートです。

「地方創生の希望格差 寛容と幸福の地方論Part3」として報告書を発行し、プレスリリースでは結果のポイントやランキング化したビジュアルなどを紹介。「世界寛容デー」の広報PRではありませんが、事業を通して社会課題解決に取り組む企業ならではの施策ともいえる事例です。

参考:「地方創生の希望格差 寛容と幸福の地方論Part3」発刊 “地域の希望”を47都道府県でランキング化! | 株式会社LIFULLのプレスリリース

事例2.寛容な社会の実現を目指す実証実験

産業プロデュースや戦略コンサルティングといった事業を展開する株式会社ドリームインキュベータは、世論調査手法に関する実証実験の第2弾が完了したことをプレスリリースで配信。神奈川県鎌倉市と協力し、寛容な社会の実現に向けて実施している取り組みです。

プレスリリースでは、実証実験の概要を押さえたうえで、イラストを交えながら確報をピックアップ。記念日に関する事例ではありませんが、総評や今後の取り組みについても触れ、取り組みや実証実験内容を詳細にまとめたプレスリリースの内容が参考になります。

参考:多様性が認められる寛容な社会の実現に向けた鎌倉市との新しい世論調査手法に関する実証実験第2弾が完了

事例3.ヒゲの多様性を推進するプロジェクトが始動

ウェットシェービング国内シェアNo.1を誇る、シック・ジャパン株式会社は、新プロジェクトの始動をプレスリリースで発表。ヒゲの多様性を推進するプロジェクトとして「ヒゲの自由化宣言 #整えよう、自分らしく。」をスタートしました。

自社の主力商品に関連するヒゲと、近年注目されている多様性を組み合わせたユニークな取り組みです。プレスリリースは、「国際寛容デー」にちなんだ広報PRではありませんが、ヒゲへの寛容さを調査し、プロジェクト公式サイトのコンテンツをアピール。読み応えのある参考事例です。

参考:【ビジネスシーンで“なんとなくヒゲを剃る”価値観に一石を投じる】シックが「ヒゲの自由化宣言 #整えよう、自分らしく。」プロジェクトを始動

「国際寛容デー」をきっかけに広報PRの取り組みをしてみよう

11月16日の「国際寛容デー」は、国際デーの中でも、多様性やSDGsといったテーマを想起させるきっかけになる日です。国際的な事業を展開する企業の方や、多様性にまつわる企画を検討している方にとっては特に、「国際寛容デー」を切り口として自社商品・サービスの魅力を伝えるよい機会になるでしょう。

お伝えした事例を参考に、ぜひ自社商品・サービスと「国際寛容デー」をかけ合わせた広報PR施策を考えてみてください。

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