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呉服の日(5月29日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントと事例を紹介

今日は何の日呉服の日(5月29日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントと事例を紹介

5月29日は「呉服の日」。今回は「呉服の日」の意味や由来を解説します。

また、「呉服の日」をきっかけに広報PR活動を行う効果やポイント、実際に広報PRに活かしている事例もご紹介。広報やマーケティングネタを探している方、特に呉服業界の方や、和服を取り扱っている方は、ぜひ参考にしてみてください。

「呉服の日」の意味・由来とは?

5月29日は「呉服の日」です。和装業界の復興と和装の認知拡大を目的に、着物を販売するウライ株式会社が発案しました。

日付は、「ご(5)ふ(2)く(9)」の語呂合わせ。5月29日には、啓発活動の一環として、着物を着用して清掃活動を行ったり、呉服にまつわるイベントを開催したりといった企業も多く見られます。

普段から和装を着用する人は少ないものの、日本人にとって馴染み深い装いでもあるため、七五三などの行事に絡めて自社商品を紹介したり、呉服に特化したコンテンツを発信したりといった広報PR活動に活かせるでしょう。

記念日は、一般社団法人・日本記念日協会により認定、登録されています。

「呉服の日」をきっかけに広報PR活動する効果

「呉服の日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「呉服の日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。

特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「呉服の日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。

自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。

「呉服の日」を元に発信をする流れ

「呉服の日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。

STEP1.「呉服の日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む

STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める

STEP3.自社サービスやプロダクトと「呉服の日」をかけ合わせ、発信内容を検討する

STEP4.発信するコンテンツを作成する

STEP5.媒体を選び情報発信する

特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。

トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。

「呉服の日」を広報PRに活かした事例

「呉服の日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。

次に、これから「呉服の日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になるように、呉服に関連する広報PR事例をGOODポイントとともに紹介します。記念日に関した事例ではないものも、今後「呉服の日」を広報PRに活かすうえでヒントになるでしょう。

事例1.呉服店とコラボで同時予約実現&キャンペーン開催

複数のSaaSを展開する株式会社うるるは、子会社であるOurPhoto株式会社のプレスリリースを配信しました。有限会社大田呉服店と提携し、お宮参りの撮影予約と衣装レンタルの同時予約を実現。

またプレスリリースでは、レンタル衣装の送料無料や、対象ジャンルの撮影予約で1,000円割引になるキャンペーン情報も紹介しています。「呉服の日」の事例ではありませんが、子育て世代を対象にした企画と、コラボならではのキャンペーン情報が魅力的な広報PR施策です。

参考:出張撮影サービス「OurPhoto」、創業88年の老舗呉服屋「大田呉服店」と提携お宮参りの出張撮影と衣装レンタルの同時予約の実現で、お宮参りの準備の負担を軽減

事例2.保育園で和物の魅力を発信する体験教室を実施

和製品の企画・開発・販売を手掛ける株式会社阿波和は、和物の体験教室「和と輪」の開催を発表しました。障がい児支援に特化した認可保育園にて、風呂敷や甚平などを使いながら園児に体験してもらうプログラムです。

「呉服の日」の事例ではありませんが、プレスリリースでは「和物産業の現状」「イベントの目的」といった見出しを設け、自社の考え方や課題に触れています。実施前に配信されたプレスリリースですが、和物の写真も交えながら活動の認知拡大に寄与した好事例です。

参考:創業58年老舗呉服店の新会社×徳島初!障害児保育園「和」で「輪」を広げる体験教室『和と輪』を2/26(月)開催

事例3.呉服店とデザイナーによる新ブランドから商品を展開

呉服店を運営する株式会社まるきは、新ブランド「KUON久遠」から発売する「着物ローブ和楽喜(わらくぎ)」のプレスリリースを配信しました。株式会社スマイルD.C.のクリエイティブデザイナーとコラボし、現代のライフスタイルにフィットするようデザインされたアパレル商品です。

プレスリリースには豊富な写真を掲載し、質感やカラー、着用イメージがわかりやすいよう紹介されているのがGOODポイント。こちらも「呉服の日」の事例ではありませんが、呉服店と現代ファッションのコラボという独自性・新規性に魅力を感じられる広報PR施策といえます。

参考:着物を日常着に!呉服屋✖️人気デザイナーが手がける新ブランド「KUON久遠」より ”着物ローブ和楽喜(わらくぎ)” 12/7発売開始

「呉服の日」をきっかけに広報PRの取り組みをしてみよう

「呉服の日」の意味や由来、広報PRに活用できそうな事例を紹介しました。

5月28日の「呉服の日」に限定した広報PRが困難な場合は、呉服や着物といったカテゴリに着目して、自社商品・サービスの販売促進につなげるのも一案です。日常的に着ている人でなくとも、特別な日に着たり写真を撮ったりといった用途を促せます。

また、「呉服の日」にちなんだ調査リリースを出しても良いでしょう。アパレル業界でも、洋服とは違った視点から広報PRを考案できる記念日といえます。

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