
緑茶の日
11月30日は「きりたんぽみそ鍋の日」。今回は「きりたんぽみそ鍋の日」の意味や由来を解説します。
また、「きりたんぽみそ鍋の日」をきっかけに広報PR活動を行う効果やポイント、関連の広報事例もご紹介。広報やマーケティングネタを探している方、特に食品業界の方や、関連商品の広報PRを検討している方はぜひ参考にしてみてください。
11月30日は「きりたんぽみそ鍋の日」です。秋田県秋田市の秋田県味噌醤油工業協同組合に事務所を置く、「きりたんぽみそ鍋協議会(現:秋田みそ・しょうゆPR協議会)」によって制定されました。
日付は、囲炉裏で焼く「たんぽ」の様子を数字に見立てた「11」と、「30(三十)」を「みそ」と読む語呂合わせを組み合わせたのが由来です。
きりたんぽみそ鍋とは、秋田県の名物「きりたんぽ」を、秋田みそで味付けした鍋に入れて食べる郷土料理。きりたんぽみそ鍋のおいしさを発信し、より多くの人に食べてもらうことが、記念日制定の目的です。
秋田県の魅力を伝えるきっかけにしたり、きりたんぽみそ鍋の関連商品をプレスリリースで発表したりといった広報PR活動に活かせるでしょう。
記念日は、一般社団法人・日本記念日協会により認定、登録されました。
「きりたんぽみそ鍋の日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「きりたんぽみそ鍋の日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。
特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「きりたんぽみそ鍋の日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。
自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。
「きりたんぽみそ鍋の日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。
STEP1.「きりたんぽみそ鍋の日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む
STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める
STEP3.自社サービスやプロダクトと「きりたんぽみそ鍋の日」をかけ合わせ、発信内容を検討する
STEP4.発信するコンテンツを作成する
STEP5.媒体を選び情報発信する
特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。
トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。
「きりたんぽみそ鍋の日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。
次に、これから「きりたんぽみそ鍋の日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。記念日に関した事例ではないものも、今後「きりたんぽみそ鍋の日」を広報PRに活かすうえでヒントになるでしょう。
株式会社ジェイアール東海高島屋は、百貨店「名古屋タカシマヤ」にて行う東北の屋台グルメを集めたグルメイベント「第13回 大東北展」を開催することをプレスリリースで配信。2023年は「お祭り」をテーマに、グルメや雑貨の全56店が出店します。
プレスリリースでは、出店予定の東北ならではの屋台グルメとして人気の料理をピックアップ。山形名物の「いも煮」や青森の定番「りんご飴」、秋田のあきたこまちを使用した「きりたんぽ鍋」などを画像とともに紹介しています。イメージカットを豊富に用いて魅力を伝えているのがGOOD。記念日に合わせたプレスリリースではありませんが、ご当地グルメを上手に活用した広報PR事例として参考になるでしょう。
参考:【名古屋タカシマヤ】今年のテーマは“お祭り”!東北ならではの屋台グルメが大集合 「第13回 大東北展」を開催
株式会社イズミセでは、秋田名物の「きりたんぽ鍋」と、秋田県産の酒米「秋田酒こまち」で仕込んだ純米大吟醸酒を組み合わせた新商品「きりたんぽ with 秋田酒こまち」の販売を開始しました。
地域の名産品と地酒を組み合わせた新商品を、地元の魅力と季節感とともにプレスリリースで紹介している点がGOODです。「おすすめの召し上がり方」とともにイメージ写真を掲載したことで、実際に商品を味わうシーンが想像しやすくなっています。記念日に絡めた事例ではありませんが、生活者の興味・関心を高める構成が参考になります。
参考:きりたんぽ鍋と秋田酒こまちで仕込んだ純米大吟醸の美味しい出会い!秋田が生んだ名品同士の共演!『きりたんぽ with 秋田酒こまち』新発売!
有限会社鮎乃家(秋田県湯沢市)は、鮎(アユ)を使用した「鮎だしきりたんぽ」を商品化し、クラウドファンディングで支援金額100万円を達成したことをプレスリリースで配信しました。
プレスリリースには地域資源である鮎の出汁を活用し、秋田県湯沢市の自然環境や食文化をアプローチすることで他社にはない独自性を伝えていますD。また、商品の開発背景の説明とともに、クラウドファンディングの達成実績も示すことで生活者の共感を引き出し信頼性を高めている点もポイント。
「きりたんぽみそ鍋の日」にちなんだ事例ではありませんが、商品の独自性や生活者の関心を引きやすい参考事例といえます。
参考:秋田県の新たな名物に淡水の高級魚「アユ」で出汁をとった「鮎だしきりたんぽ」を商品化 クラウドファンディング公開前半で支援金額100万円を達成
11月30日の「きりたんぽみそ鍋の日」は、秋田県名物のきりたんぽや、秋田みそを想起させるきっかけになる日です。食品の製造に携わっている方や、新メニューの開発を手掛ける企業の方にとっては特に、「きりたんぽみそ鍋の日」を切り口として自社商品・サービスの魅力を伝える良い機会になるでしょう。
お伝えした事例を参考に、ぜひ自社商品・サービスと「きりたんぽみそ鍋の日」をかけ合わせた広報PR施策を考えてみてください。
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