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勤労感謝の日(11月23日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントと事例を紹介

今日は何の日勤労感謝の日(11月23日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントと事例を紹介

11月23日は「勤労感謝の日」。今回は「勤労感謝の日」の意味や由来を解説します。

また、「勤労感謝の日」をきっかけに広報PR活動を行う効果やポイントと、広報PRに活かしている企業の実例をご紹介。広報やマーケティングネタを探している方、特に国民の休日にまつわる企画を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。

「勤労感謝の日」の意味・由来とは?

11月23日は「勤労感謝の日」。1948(昭和23)年、「勤労をたつとび(尊び)、生産を祝い、国民たがいに感謝し合う日」として制定された、日本の国民の休日です。

戦前は「新嘗祭(にいなめさい)」と呼ばれ、農作物の恵みに感謝する行事が行われていました。現代でも新嘗祭は実施されていますが、「勤労感謝の日」には日々の疲れを癒したり、仕事に励む人に感謝の意を示したりといった活動を促しています。

古くから馴染みのある記念日のひとつであるため、家族向けのイベント情報や冬季ならではのキャンペーン企画など、あらゆる広報PRのきっかけに活用できるでしょう。

「勤労感謝の日」をきっかけに広報PR活動をする効果

「勤労感謝の日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「勤労感謝の日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。

特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「勤労感謝の日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。

自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。

「勤労感謝の日」を元に発信をする流れ

「勤労感謝の日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。

STEP1.「勤労感謝の日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む

STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める

STEP3.自社サービスやプロダクトと「勤労感謝の日」をかけ合わせ、発信内容を検討する

STEP4.発信するコンテンツを作成する

STEP5.媒体を選び情報発信する

特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。

トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。

「勤労感謝の日」を広報PRに活かした事例

「勤労感謝の日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。

次に、これから「勤労感謝の日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。

事例1.「勤労感謝の日」に合わせてキャンペーンを開催

メンバーシップ制のイベントカフェを展開する株式会社マメヒコは、運営する「MAMEHICO 銀座」がオープン2周年を迎えるにあたり、カフェメニューがすべて無料となる「タダヒコ」を開催。11月23日の「勤労感謝の日」にちなんだキャンペーンで、タダヒコを通して「お金とは、稼ぐとは、働くとは」を考えるきっかけにしたいという想いで実施します。

プレスリリースのタイトルに「すべて無料」と目を引くキーワードを入れているのがGOOD。メイン画像には、キャンペーンのコンセプトが伝わるイラストを掲載しています。また、「タダヒコ」を手伝ってくれるボランティアスタッフの募集を記載した、ユニークなプレスリリースとなっています。

「勤労感謝の日」に、カフェを活用して働くことを考えるという独自性のある広報PRは、飲食店を経営する方などに参考になるのではないでしょう。

参考:勤労感謝の日はカフェメニューがすべて無料!MAMEHICO銀座で「タダヒコ」開催

事例2.「勤労感謝の日」にちなんだ「職場を和ませる大喜利回答」第一弾を公開

総合人材サービスを提供するランスタッド株式会社は、「勤労感謝ウィーク」の一環で募集している「おしごと大喜利フェス」への回答の一部を特設ランディングページで公開したと、プレスリリースで発表。「勤労感謝ウィーク」では11月23日の「勤労感謝の日」にちなんだ3つの大喜利お題に対する回答を募集しています。

大喜利回答の募集をプレスリリースで配信したうえで、途中経過のプレスリリースも配信しているのがGOOD。キャンペーン期間中の盛り上がりを維持することに貢献しています。また、優秀作品の一例を紹介することで、応募したくなる仕掛けとなっているのも効果的。有名人の参加の予告もメディアフックとなっています。

記念日に合わせたキャンペーンとして、一般の方を巻き込んだ企画を実施しており、自社の認知度を高める広報PRとして参考になる事例です。

参考:勤労感謝ウィーク2024 職場を和ませる大喜利の名回答 第一弾を公開。11/12には3時のヒロインをゲストに優秀作の最終発表&笑いを共感

事例3.「勤労感謝の日」を前に「会社員イメージ調査」を実施

名刺管理サービスを提供するSansan株式会社は、11月23日の「勤労感謝の日」を前に、企業で働いている20〜50代の社会人および、保護者が企業で働いている中高生を対象に、「会社員イメージ調査」を実施。結果をプレスリリースで発表しました。

プレスリリースのメイン画像には、本調査を表すイラストを配置しています。調査サマリーを冒頭に掲載することで、ひと目で概要が把握できるようになっているのもGOOD。「約90%の中高生が会社員として働く大人の姿をかっこいいと感じている」というポジティブな結果を伝えているのも、記念日にふさわしいでしょう。

記念日に合わせた調査リリースとして、参考になる事例です。

参考:Sansan、勤労感謝の日を前に「会社員イメージ調査」を実施、 社会人と中高生の「会社員」に対するイメージに大きなギャップ

事例4.去年の「勤労感謝の日」で話題となったプロジェクトの第2弾を実施

人材派遣のパーソルホールディングス株式会社は、昨年の「勤労感謝の日」に合わせ開始した「#これ誰にお礼言ったらいいですか」プロジェクトの第2弾を実施すると、プレスリリースで発表。東京都御岳山に「迷子のお礼預かり所」カフェを期間限定でオープンします。

プレスリリースのタイトルに「去年SNSで話題となった」という目に留まるフレーズを入れ、興味を引き付けているのがGOOD。期間限定のカフェのさまざまな写真を掲載し、メディアにとって使いやすい素材をたくさん提供しているのも参考になります。

「名前も知らない誰かの仕事に対する行き場のない感謝を集め、讃える」というプロジェクトのコンセプトは、企業風土が垣間見えるものになっており、かつ「勤労感謝の日」にぴったりの広報PRです。

参考:去年SNSで話題となった「#これ誰にお礼言ったらいいですか」プロジェクト 第2弾!「迷子のお礼預かり所」カフェを東京・御岳山に期間限定オープン

事例5.プラネタリウムで「熟睡プラ寝たリウム」を開催

 プラネタリウム機器の製造・販売などを行うコニカミノルタプラネタリウム株式会社は、運営するプラネタリアYOKOHAMAで、3日間限定の「熟睡プラ寝たリウム-12星座とギリシャ神話の読み聞かせ-」を開催。勤労者を労うために11月23日の「勤労感謝の日」前後に実施されます。

プレスリリースのメイン画像には、プラネタリウムで熟睡している人の写真を掲載し、本イベントの魅力を視覚的に伝えています。関連商品も写真とともに紹介し、興味を持つ要素をたくさん盛り込んでいるのもGOOD。最後に施設名の表記について注意書きを入れるなど、メディア関係者への配慮が伺えます。

記念日にちなんだイベントが、施設への来客数を増やす施策となっている好事例です。

参考:12星座がきらめくプラネタリウムで眠る「熟睡プラ寝たリウム-12星座とギリシャ神話の読み聞かせ-」

「勤労感謝の日」をきっかけに広報PRの取り組みをしてみよう

11月23日の「勤労感謝の日」は、仕事に励む家族への感謝や、勤労にまつわるイベント・キャンペーンを想起させるきっかけになる日です。家族向けのサービスを展開する企業の方はもちろん、社内での新たな取り組みを検討している方にとっても、「勤労感謝の日」を切り口として自社商品・サービスの魅力を伝える良い機会になるでしょう。

お伝えした事例を参考に、ぜひ自社商品・サービスと「勤労感謝の日」をかけ合わせた広報PR施策を考えてみてください。

「勤労感謝の日」をプレスリリースに活用する際は、「トレンド徹底活用術 勤労感謝の日編」を参考にしてみてくださいね。

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