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海の日(7月第3月曜日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントと事例を紹介

今日は何の日海の日(7月第3月曜日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントと事例を紹介

7月第3月曜日は「海の日」。今回は「海の日」の意味や由来を解説します。

また、「海の日」をきっかけに広報PR活動を行う効果やポイントと、実際に活用している企業の広報PR事例もご紹介。

広報やマーケティングネタを探している方、特に夏ならではの企画を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。

「海の日」の意味・由来とは?

7月第3月曜日は「海の日」。「海の恩恵に感謝するとともに、海洋国日本の繁栄を願う」という趣旨を掲げ、祝日法で定められた記念日です。

記念日の制定は、1876(明治9)年7月20日に、東北巡行を終えた明治天皇が横浜に到着した出来事にちなんでいます。1996年に7月20日を「海の日」とし、その後2003年には7月第3月曜日に改められました。

2024年は7月15日、2025年は7月21日が「海の日」です。毎年「海の日」やその前後には、全国各地で記念日にちなんだ催し物が行われています。

商材のカテゴリを問わず、キャンペーン企画と掛け合わせたり、夏限定の商品を発表したり、多様な広報PR活動に活かしやすい記念日といえるでしょう。

「海の日」をきっかけに広報PR活動をする効果

「海の日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「海の日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。

特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「海の日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。

自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。

「海の日」を元に発信をする流れ

「海の日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。

STEP1.「海の日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む

STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める

STEP3.自社サービスやプロダクトと「海の日」をかけ合わせ、発信内容を検討する

STEP4.発信するコンテンツを作成する

STEP5.媒体を選び情報発信する

特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。

トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。

「海の日」を広報PRに活かした事例

「海の日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。

次に、これから「海の日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。

事例1.「海の日」に向けて廃漁網リサイクル生地を使ったバッグを展開

環境に配慮したものづくりを続けるバッグブランド「FUMIKODA(フミコダ)」を展開する株式会社FUMIKODAは、7月15日の「海の日」に向けて廃漁網リサイクル生地を使用したバッグを新発売。廃棄される「漁網」をリサイクルしたバッグ「MEGAN(ミーガン)」の予約販売をプレスリリースでお知らせしました。

商品の売り上げの一部を一般社団法人Alliance for the Blueへ寄付し、海洋保全のため藻場の再生活動に生かすことをプレスリリースのサブタイトルに記載。本文では海洋プラスチック問題が年々深刻化していることに触れたうえで、各社の協働により「漁網」を高品質なナイロン生地へと開発したという背景が序文でわかりやすくまとめられているのがGOODです。複数の画像を載せ、丁寧に取り組みと商品の魅力を紹介した参考事例です。

参考:7月15日海の日に向けて廃漁網リサイクル生地を使用したバッグ「MEGAN(ミーガン)」を発売

事例2.「海の日」を記念し「豊かな海」をテーマにアートコラボ

株式会社ベンナーズが運営する未利用魚を使ったお魚ごはんのサブスクリプションサービス「フィシュル!」は、7月15日の「海の日」を記念して「豊かな海」をテーマにアート作品を制作。国内外でアーティスト活動をする、福岡県出身アーティストRnR’とコラボレーションした作品です。

プレスリリースでは「海の日」の趣旨を載せ、今回のコラボについての詳細を紹介。アート作品をメイン画像に設定することで読み手の興味・関心を高めます。記念日との関連性も見えやすく、取り組みへの想いが伝わるようにまとめられた好事例です。

参考:【2024年7月15日 海の日】福岡発お魚ごはん「フィシュル!」 × 福岡県出身現代アーティストRnR’が”豊かな海”をテーマにアートコラボ

事例3.15周年記念のイベントを「海の日」から開催

海鮮居酒屋「磯丸水産」をはじめ多数の居酒屋を運営する、SFP ホールディングス株式会社は、7月15日の「海の日」より開催する「磯丸夏祭り」についてプレスリリースを配信しました。今年は15周年記念ということもあり、『ベビースター』とのコラボレーションも同時開催します。

プレスリリースのタイトルに「今年もやります」と毎年恒例のイベントであることや、開催日の「海の日」を明記。タイトル周りだけで何についての発信かがわかりやすいのがGOODです。本文で詳細や販売メニューも伝わりやすいように展開されているのも参考になるポイント。記念日と周年を合わせた好事例です。

参考:7月15日(月)今年もやります!屋台めし磯丸の夏が来た‼ 「磯丸夏祭り」海の日より開催

「海の日」をきっかけに広報PRの取り組みをしてみよう

7月第3月曜日の「海の日」は、海にまつわるイベントや商品に注目が集まりやすい日です。マリンスポーツ関連の商品を取り扱う企業の方や、夏特有のプロジェクトを検討している方にとっては特に、「海の日」を切り口として自社商品・サービスの魅力を伝える良い機会になるでしょう。

お伝えした事例を参考に、ぜひ自社商品・サービスと「海の日」をかけ合わせた広報PR施策を考えてみてください。

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