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中秋の名月(9月17日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントと事例を紹介

今日は何の日中秋の名月(9月17日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントと事例を紹介

9月17日は「中秋の名月」。今回は「中秋の名月」の意味や由来を解説します。

また、「中秋の名月」をきっかけに広報PR活動を行う効果やポイント、実際に活かしている企業の実例もご紹介。

広報やマーケティングネタを探している方、特に秋ならではのイベント・キャンペーン企画を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。

「中秋の名月」の意味・由来とは?

9月17日は「中秋の名月」です。旧暦の8月15日から16日の夜(八月十五夜)が記念日にあたります。

2024年は9月17日、2024年10月6日が「中秋の名月」。平安時代に中国から伝わったとされる記念日で、日本では農業の行事と結びつくことから「芋名月」と呼ばれることもあります。

中秋の名月と満月が同日となる年もありますが、1〜2日程度ずれる年も。秋のシーズンの記念日として日本人に馴染み深いため、期間限定のイベント情報を紹介したり、観光プランをプレスリリースで発表したり、多様な広報PR活動に活かせるでしょう。

「中秋の名月」をきっかけに広報PR活動をする効果

「中秋の名月」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「中秋の名月」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。

特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「中秋の名月」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。

自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。

「中秋の名月」を元に発信をする流れ

「中秋の名月」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。

STEP1.「中秋の名月」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む

STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める

STEP3.自社サービスやプロダクトと「中秋の名月」をかけ合わせ、発信内容を検討する

STEP4.発信するコンテンツを作成する

STEP5.媒体を選び情報発信する

特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。

トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。

「中秋の名月」を広報PRに活かした事例

「中秋の名月」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。

次に、これから「中秋の名月」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。

事例1.アンケートサービスを活用して「団子について」の実態調査

株式会社ナビットは、2022年の「中秋の名月」にちなんだプレスリリースを公開しました。2022年9月、モニター会員の男女1,000人を対象に、団子についてアンケートを実施した調査レポートです。

今回のレポートは、調査結果が出た10月に「中秋の名月」と絡めながら紹介。団子が好きな人の割合や自分で作る人の数、購入する場所などをグラフとともにピックアップしています。同社が展開する「1,000人アンケート」のサービスと、記念日をうまく組み合わせた広報PR事例です。

参考:お月見と言えば団子!1番人気は・・・|株式会社ナビットのプレスリリース

事例2.「中秋の名月」に合わせて革小物の新製品をラインナップ

株式会社ガッツは、革小物の製作・販売を手掛けるクアトロガッツのプレスリリースを発表しました。2022年9月10日の「中秋の名月」にちなんで、満月や「月面着陸」をモチーフにデザインされた新商品です。

カードの収納量が多いミニ財布のほか、キーケースやバッグなどをラインナップ。さらに、日本最古の漫画とされる鳥獣戯画とのコラボレーションデザインを施した商品も展開しています。商品の着用イメージとともに紹介し、販売促進効果につなげているのがGOODです。

参考:手のひらサイズのお月様で9/10の十五夜を楽しむ!「宇宙好き」に捧げたいレザーアイテム大集合。

事例3.アジア各国の習慣にならったオリジナル商品を販売

スイスホテル大阪南海株式会社は、「中秋の名月」の伝統菓子である「月餅」の発売情報を公開しました。2022年9月1日から10月31日にかけて、ホテルレストラン・中国料理「エンプレスルーム」にて取り扱いを開始。

中国やアジアの多くの国で「月餅(ムーンケーキ)」を供える習慣があることから、中国料理店のオリジナルレシピとして発案されたメニューです。記念日に絡めたプレスリリースによって、潜在顧客への認知拡大と来店数の増加が期待できます。

参考:中国料理「エンプレスルーム」特製”月餅”の販売を開始|スイスホテル南海大阪のプレスリリース

事例4.限定商品が無料で付いてくる「中秋の名月」セール

日本ピザハット株式会社は、2022年9月5日から11日の期間限定で、「ピザハットの中秋の名月セール」と題したキャンペーンを開催しました。対象のセット商品を注文すると、新メニュー「和栗たっぷりの焼きたてマロンパイ」が無料で付属するセール企画です。

セット内容には複数の組み合わせを展開し、価格やメニューに合わせて選びやすくなっているのがGOODポイント。自社のメインメニュー・人気商品と、秋ならではの限定商品を「中秋の名月」と絡めて広報PRに活かした有用な事例です。

参考:今なら期間限定!ピザをご注文で「和栗たっぷりの焼きたてマロンパイ」が『無料』で付いてくる!「ピザハットの中秋の名月セール」は9/5〜9/11開催!

「中秋の名月」をきっかけに広報PRの取り組みをしてみよう

9月17日の「中秋の名月」は、秋の満月やお月見を想起させるきっかけになる日です。秋ならではの企画を検討している方や、お月見をテーマにしたイベント・商品販売などを行う企業の方にとっては特に、「中秋の名月」を切り口として自社商品・サービスの魅力を伝える良い機会になるでしょう。

お伝えした事例を参考に、ぜひ自社商品・サービスと「中秋の名月」をかけ合わせた広報PR施策を考えてみてください。

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