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中元(7月15日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントと事例を紹介

今日は何の日中元(7月15日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントと事例を紹介

7月15日は「中元」。今回は「中元」の意味や由来を解説します。

また、「中元」にちなんだ広報PR活動を行う効果やポイント、実際に広報PRに活かしている広報事例を紹介します。

広報やマーケティングネタを探している方、特に食品業界の方や小売業界の方、商業施設やイベント運営を行っている企業などはぜひ参考にしてみてください。

「中元」の意味・由来とは?

7月15日は「中元」です。「中元」とは、道教に由来する三元信仰のひとつで、もともと旧暦の7月15日に実施されていた行事。現在は新暦の7月15日か8月15日に行われています。

「中元」は、仏教の盂蘭盆会(うらぼんえ)と結びつき、祖先崇拝行事として行われてきた行事で、特に江戸時代に盛んに行われていたそうです。現代では、お世話になった人々に贈り物をする習慣のことを「中元」と呼び、この時期になるとさまざまな商業施設でお中元の特設会場が設けられたり、多くのギフト商品が発売されたりします。

「中元」をきっかけに広報PR活動する効果

「中元」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「中元」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。

特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「中元」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。

自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。

「中元」を元に発信をする流れ

「中元」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。

STEP1.「中元」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む

STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める

STEP3.自社サービスやプロダクトと「中元」をかけ合わせ、発信内容を検討する

STEP4.発信するコンテンツを作成する

STEP5.媒体を選び情報発信する

特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。

トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。

「中元」を広報PRに活かした事例

「中元」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。

次に、これから「中元」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。

事例1.「中元」にちなんで3種類のセールを実施

株式会社ドミノ・ピザ ジャパンは、2024年7月5日から7月15日にかけて開催する「ドミノからのお中元セール」のプレスリリースを配信しました。7月15日の「中元」にちなんで、11日間限定で3つのキャンペーンを実施。

デリバリー限定、お持ち帰り限定と複数のパターンを展開することで、幅広い層に届けているのがGOODです。プレスリリースでは、お得なポイントがわかりやすいビジュアルも用いながら、お中元シーズンならではの魅力を発信しています。

参考:「ドミノからのお中元セール」7月5日~15日開催!ご家族、仲間、職場の皆さまとの大切な時間をプレゼント

事例2.お中元に関するWeb調査レポートをプレスリリースで紹介

Webカタログギフト「オフィスギフト」を提供する株式会社ウェブギフトは、クラウドワークスにてアンケート調査を実施しました。2024年5月24日から30日にかけて、10〜70代のビジネスパーソン300人を対象に「お中元」について調査したレポートです。

2024年にお中元を贈る企業が45%であること、7割以上の企業がお中元のやり取りを「不要」と感じていることなどをまとめています。カタログギフトを販売する企業が、1年に一度の「中元」をうまく活用し、アンケート調査と絡めることが広報PR施策につなげた好事例です。

参考:【300名に調査】今年お中元を贈らない企業の割合は?虚礼廃止の考え方や、お中元を贈るメリット・デメリット、贈らなきゃよかった・困ったエピソード等を紹介します。

事例3.解けないとプレゼントできない謎解き付きのお中元を発売

株式会社タカラッシュは、「すこし面倒なお中元」と名付けた商品のプレスリリースを配信しました。「絶対に開けられないお中元」の第2弾として誕生したプレゼント向けのギフト商品です。

謎解きを通して感謝のメッセージを体験をプレゼントするユニークな仕組みで、一般的なお中元とは異なる独自性を発揮したのがGOODポイント。「中元」のシーズン前にプレスリリースを配信することで、より効果的な認知拡大・販売促進が期待できます。

参考:【今年のお中元はすこし”面倒に”】大切な人を困らすお中元発売開始

「中元」をきっかけに広報PRの取り組みをしてみよう

「中元」の意味や由来、広報PRに活用できそうな事例を紹介しました。7月15日の「中元」に絡めたイベントやキャンペーンはあまり多くないようですが、夏はゼラチンを使うゼリーなどの消費が増える季節です。お菓子メーカーなどゼラチンを使用した商品を展開する企業は記念日に合わせたプレスリリースを発信したり、キャンペーンを実施してみるのも一案です。

「中元」をプレスリリースに活用する際は、「トレンド徹底活用術 お中元編」を参考にしてみてくださいね。

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