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みその日(毎月30日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントや事例を紹介

今日は何の日みその日(毎月30日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントや事例を紹介

毎月30日は「みその日」。今回は「みその日」の意味や由来を解説します。

また、「みその日」をきっかけに、広報PR活動を行う効果やポイント、実際に広報PRに活かしている広報事例を紹介します。

広報やマーケティングネタを探している方、特に食品業界の方は、ぜひ参考にしてみてください。

「みその日」の意味・由来とは?

毎月30日は「みその日」です。日本の伝統的な食文化の継承と発展を目的とする全国味噌工業協同組合連合会によって1982年に制定されました。

日付は、月の最終日を「晦日」(みそか)と呼ぶ語呂合わせに由来しています。

みそは和食に欠かせない存在であると同時に、栄養価の高い大豆を使った発酵食品でもあります。そんなみその魅力や、健康面・美容面における効能を伝えるため、「みその日」には全国のみそメーカー・ブランドを中心にキャンペーンやイベントが展開されています。

「みその日」をきっかけに広報PR活動する効果

「みその日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「みその日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。

特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「みその日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。

自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。

「みその日」を元に発信をする流れ

「みその日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。

STEP1.「みその日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む

STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める

STEP3.自社サービスやプロダクトと「みその日」をかけ合わせ、発信内容を検討する

STEP4.発信するコンテンツを作成する

STEP5.媒体を選び情報発信する

特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。

トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。

「みその日」を広報PRに活かした事例

「みその日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。

次に、これから「みその日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。記念日に関した事例ではないものも、今後「みその日」を広報PRに活かすうえで参考になるでしょう。

事例1.「みその日」をフックに、みそ汁に関するランキングを発表

​健康管理アプリ「カロミル」を開発・提供するライフログテクノロジー株式会社は、「みその日」に合わせ、ユーザーの喫食したみそ汁の種類・商品に関するランキングを発表しました。

プレスリリースでは、単なるランキング発表だけではなく、みその専門家や自社の管理栄養士による考察も掲載。食や健康に関する専門家として自社を印象付けるきっかけとして「みその日」を活用している取り組みです。

参考:毎月30日は「みその日」!全国で食べられているみそ汁は?ランキング形式で発表

事例2.フードロス削減のためみその賞味期限を半年間延長

みそ味噌の製造・販売を手がける株式会社ヤマト醤油味噌は、フードロス削減を目的に生味噌の賞味期限を従来の半年から1年に延長しました。

充填機械やヘラなど用具の洗浄・殺菌の徹底、包装材料の見直しなどを通じて長期にわたる品質保持を実現しています。

プレスリリースでは、実施の背景として「個人のお客様から、味噌の賞味期限が過ぎたけれど食べられるかとお問い合わせいただいた」というリアルなエピソードを紹介し、読み手の共感を提起。また、賞味期限の延長により海外での販路拡大にも注力したい考えを示し、同社の今後の取り組みへの期待感も高めています。

参考:【フードロス削減】金沢ヤマト醤油味噌は「生味噌の賞味期限」を従来より6ヶ月延長して食品ロス削減に取り組みます

事例3.愛知県のみそメーカーとコラボしたバスクチーズケーキを限定発売

飲食店向けのECコンサルティングを手がける株式会社チェントロ・カミーノは、合資会社八丁味噌による伝統製法の味噌と、東京・港区にあるバスクチーズケーキ専門店「BLOCK BLOCK TOKYO」のバスクチーズケーキがコラボした新商品「愛知県⺠に贈るバスクチーズケーキ」を限定発売しました。

愛知県の企業とコラボのうえで商品名を「愛知県民に贈る」と銘打ち、あえてターゲットを限定した商品企画です。地域性をフックとすることで、愛知県に縁や興味のある生活者・メディア関係者の間で話題になる効果が期待できるでしょう。

参考:桶仕込・2年以上熟成の伝統製法で知られ、愛知県⺠に愛され続けている「合資会社⼋丁味噌(カクキュー)」の味噌と最⾼級のデンマーク産クリームチーズを合わせた“愛知県⺠に贈るバスクチーズケーキ”

「みその日」をきっかけに広報PRの取り組みをしてみよう

「みその日」は、みそに注目が集まるきっかけとなる日です。

みそを製造・販売する企業の方や、みそを使用した食品を手がける企業の方にとっては特に、「みその日」を切り口として自社商品・サービスの魅力を伝えるよい機会になるでしょう。

お伝えした事例を参考に、ぜひ自社商品・サービスと「みその日」をかけ合わせた広報PR施策を考えてみてください。

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