
世界渡り鳥デー
8月9日は「ムーミンの日」。今回は「ムーミンの日」の意味や、日付の由来を解説します。
また、「ムーミンの日」にちなんだ広報PR活動を行う効果やポイント、具体的な広報事例もご紹介。広報やマーケティングネタを探している方、特にムーミンとのコラボ商品を取り扱っている方や、今後コラボ企画を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
8月9日は「ムーミンの日」です。2004年、ムーミンの最初の書籍発表から60周年を記念し、日本国外を含む関係者らによって制定されました。
日付は、ムーミンの生みの親であるトーベ・ヤンソンの誕生日にちなんでいます。日本以外でも正式な「ムーミンの日」として祝えるようフィンランドの著作権者からも賛同を得ているため、世界的な記念日のひとつといえるでしょう。
8月9日には、ムーミンと企業がコラボレーションした商品を発売したり、期間限定でキャンペーンを開催したり、「ムーミンの日」にちなんだ広報活動が多数行われています。
「ムーミンの日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「ムーミンの日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。
特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「ムーミンの日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。
自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。
記念日は、一般社団法人・日本記念日協会により認定、登録されました。
「ムーミンの日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。
STEP1.「ムーミンの日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む
STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める
STEP3.自社サービスやプロダクトと「ムーミンの日」をかけ合わせ、発信内容を検討する
STEP4.発信するコンテンツを作成する
STEP5.媒体を選び情報発信する
特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。
トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。
「ムーミンの日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。
次に、これから「ムーミンの日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。
日本国内の「ムーミン」のライセンスを管理する株式会社ライツ・アンド・ブランズは、8月9日の記念日に合わせて2023年度の「ムーミンの日」情報をプレスリリースで配信しました。
プレスリリースでは、「ムーミン」についてや「ムーミンの日」の由来などを紹介。ムーミンの公式グッズを販売する各店舗では、毎年恒例のノベルティのオリジナルトートバッグキャンペーンを実施することをはじめ、「ムーミンバレーパーク」での特別ステージや花火大会、コラボスイーツやドリンクなどのさまざまなイベントを開催するなど、「ムーミンの日」を盛り上げるための企画が盛りだくさんあることを記載しています。
ムーミン好きにはたまらない、公式ならではの記念日にちなんだ情報発信です。
参考:「ムーミンの日2023」の情報公開!限定グッズの販売やイベント、キャンペーンなど開催
トイレ、お風呂、キッチンなどの水まわり製品の住宅設備機器を開発・提供する株式会社LIXILは、SDGsを学ぶ活動「LIXIL × SDGs NEXT STAGE」の一環として、ムーミンとコラボレーション。「自然と生きるムーミンに学ぶ。サステナブルなくらし」キャンペーンを実施することをプレスリリース配信しました。
自然環境がリアルに描かれる「ムーミン谷」。登場キャラクターたちは、自然に抗うことなく、自然を敬愛し、多様性を受け入れて共存しています。そんな自然と生きるムーミンたちから「サステナブルなくらし」のヒントを得て、地球の問題を考えていくべきと、コラボレーションに至った想いをプレスリリースに綴っています。自社の目標でもあるSDGs達成に向けた取り組みとし、Instagram投稿やプレゼントキャンペーン、「ムーミンバレーパーク」での散歩ラリーなど、SDGsに関するコラボレーション概要を画像とともに紹介。コラボレーションの背景がよくわかる広報PR活動です。
記念日に絡めたものではありませんがプレスリリースを配信することで、ムーミン好きだけでなくサステナブルな取り組みに興味を持つ人にもアプローチできた事例といえるでしょう。
参考:ムーミンとコラボレーション!LIXIL × SDGs NEXT STAGE「自然と生きるムーミンに学ぶ。サステナブルなくらし」キャンペーンを7月4日から開始
テーマパーク「ムーミンバレーパーク」を運営する株式会社ムーミン物語は、「ムーミンの日」を記念して「ムーミンの日スペシャルウィーク」を開催。詳細をプレスリリースで配信しました。
プレスリリースでは、スペシャルウィークの概要や期間中に実施される内容について紹介しています。企画ごとに画像を置き、その画像の右側に「開催日時」や「開催場所」など、重要な情報をわかりやすく記載した構成がGOODです。「ムーミンの日」にちなんだ企画の広報PRの参考事例です。
参考:8月9日『ムーミンの日』を一緒に祝おう!『ムーミンの日スペシャルウィーク』は楽しい企画が盛りだくさん!
「ムーミンの日」の意味や由来、広報PRに活用できそうな事例を紹介しました。
世界的な人気を誇るムーミンを8月9日の「ムーミンの日」に関連づけると、さらに効果的な広報PR企画が考案できるでしょう。ムーミンがデザインされた商品をプレスリリースで発表したり、限定のイベントを発信したり、さまざまな広報活動に活かせます。
また、ムーミンの世界観を紹介することで、ファンの増加を目指すのも一案です。書籍やアニメを取り上げながら、作品の魅力に絡めて広報PRに活かすと良いでしょう。
【関連記事】