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山の日(8月11日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントと事例を紹介

今日は何の日山の日(8月11日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントと事例を紹介

8月11日は「山の日」。今回は「山の日」の意味や由来を解説します。

また、「山の日」をきっかけに広報PR活動を行う効果やポイント、実際に活かしている企業の広報事例もご紹介。広報やマーケティングネタを探している方、登山に関連する商品を開発・販売する企業の方や、山に関連した取り組みを行っている企業の方は、ぜひ参考にしてみてください。

「山の日」の意味・由来とは?

8月11日は「山の日」です。2016年から施行された国民の祝日で、その趣旨は「山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する」です。この祝日が制定されたことで、国民の祝日の数は16となりました。

盆休みと連続させやすいことから8月11日が選ばれたといわれています。2021年に限っては、東京オリンピック競技大会・東京パラリンピック競技大会特別措置法により8月8日となりました。

記念日にちなんで全国各地で関連イベントが開催されています。

「山の日」をきっかけに広報PR活動する効果

「山の日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「山の日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。

特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「山の日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。

自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。

「山の日」を元に発信をする流れ

「山の日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。

STEP1.「山の日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む

STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める

STEP3.自社サービスやプロダクトと「山の日」をかけ合わせ、発信内容を検討する

STEP4.発信するコンテンツを作成する

STEP5.媒体を選び情報発信する

特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。

トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。

「山の日」を広報PRに活かした事例

「山の日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。

次に、これから「山の日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。記念日に関した事例ではないものも、今後「山の日」を広報PRに活かすうえで参考になるでしょう。

事例1.山をイメージしたブレンド2種類をECサイトで販売開始

株式会社MNHは、山の日にちなんで山をイメージした2種類の玄米デカフェブレンドをECサイトで販売を開始しました。ニュースリリースでは、各ブレンドの特徴や製品由来が丁寧に記載されており、同社商品の魅力を存分に伝える内容となっています。

この事例のように、記念日にちなんで山に関連する商品・サービスについてのニュースリリースを打ち出すことは、効果的なPR手法といえるでしょう。

参考:アトリエ玄米デカフェ、山をイメージしたブレンド2種類をECサイトで販売開始

事例2.山登りガイド本が大ヒットにつき増刷を発表

株式会社新潮社は、累計200万部を突破した大人気山ごはん漫画「山と食欲と私」から生まれた山登りガイド本の増刷を発表しました。

本書では、日本各地の山を単独登山女子の主人公が案内する内容となっています。登山初心者でも挑戦しやすい山を中心に、計画や装備、マナー等について漫画と写真でわかりやすく解説されています。「山の日」にちなんで、山に関連する商品のお知らせを発信した広報事例のひとつです。

参考:累計200万部突破! 大人気山ごはん漫画『山と食欲と私』発、「山登りガイド本」が売れ行き好調!『鮎美ちゃんとはじめる山登り』大ヒット、大増刷!!

事例3.山頂で食べる高タンパク質配合カレーの特設サイトを公開

株式会社ウエニ貿易は、登山やキャンプ愛好家向けに開発された高タンパク質配合カレー「マイルーティーンカレー」の特設サイトを公開しました。サイトには、実食した登山・キャンプ愛好家からの好評の声が紹介されています。

ニュースリリースでは、「マイルーティーンカレー」の作り方が動画や写真でわかりやすく紹介。商品の特長や概要はもちろん、実食した方からの感想とその写真も添えられています。「山の日」にちなんで、同社商品を効果的に打ち出している点がGOODポイントです。

参考:レジャーシーズン到来!山の日に山頂やキャンプ場で食べたい!“高タンパク質36.5g(※1)配合のマイルーティーン カレー

事例4.山の日特別授業、子どもたちに環境保護の大切さを説く

マムート・スポーツグループジャパン株式会社は、160周年を記念して「山の日特別授業~氷河のある世界のために~」を開催しました。

プレスリリースでは、マムート160周年記念プロジェクトアンバサダーを務める、俳優・アーティストの柴咲コウさんを迎え、CO2排出量を削減する等の環境保全に取り組む同社の姿勢を紹介しました。さらに、2023年からはスイス発のテクノロジー企業、クライムワークス社とパートナーシップを結ぶことも併せて発表されました。

プロジェクトを通じて、同社の自然環境に対する活動内容や今後の展望が、わかりやすく記載されています。

参考:マムート160周年記念プロジェクト「山の日特別授業~氷河のある世界のために~」開催アンバサダーを務める柴咲コウさんとボーイスカウト23名が参加。約1700年前の貴重な氷河を用いて環境保護の大切さを学ぶ

事例5.中国地方初となる遭難ZERO協定を鳥取県警察と連携

株式会社ヤマップは、山岳遭難者の捜索・救助に有効な情報の「登山届」と二次災害を防止する「捜索隊員トラッキングシステム」に関する連携協定を鳥取県警察と締結しました。

警察庁調査によると、全国の山岳遭難は3年ぶりに3,000人を超えています。これは、コロナ禍を機に蜜を避けるレジャーとして、登山をする人口が増えたことが原因であるとしています。

こうした背景を受けて、登山者と捜索隊員の遭難事故撲滅を目的に、同社は、遭難者の動きを一元管理できるトラッキングシステムを開発したことをプレスリリースで紹介。同社は警察と連携し、今後より迅速な人命救急に寄与すると記載されています。「山の日」にちなんで、同社のプロジェクトに関する認知拡大を促す内容となっています。

参考:中国地方初 遭難ZERO協定/登山届&二次災害防止 鳥取県警察と連携

「山の日」をきっかけに広報PRの取り組みをしてみよう

「山の日」の意味や由来、広報PRに活用できそうな事例を紹介しました。

8月8日の「山の日」は、山登りや山そのものを想起させるきっかけになる日です。登山に関連する商品を開発・販売する企業の方や、山に関連して何か自社で取り組みを行っている企業にとっては特に、「山の日」を切り口として自社商品・サービス等の魅力を伝える良い機会になるでしょう。

お伝えした事例を参考に、ぜひ自社商品・サービスと「山の日」をかけ合わせた広報PR施策を考えてみてください。

「山の日」をプレスリリースに活用する際は、「トレンド徹底活用術 山の日編」を参考にしてみてくださいね。

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