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【トレンド徹底活用術 vol.17】「山の日編」:レジャーやアクティビティのアピールには最適な時期

想いを込めたプレスリリースをより多くの人に興味を持ってもらうためにも、自社の新情報をまとめるだけでなく、時節やトレンド情報はうまく活用したいですよね。

自社の情報に時節やトレンド情報をかけ合わせることで、より注目度を上げ、メディア関係者だけでなく、生活者にも届く可能性が高まります。

トレンド徹底活用術」では、PR TIMES編集部が、トレンドキーワードをプレスリリースへ落とし込む方法を考察。

本記事では「山の日」をピックアップして、特に重要なステップを解説します!アウトドア・キャンプ用品や観光に関係する企業の方は特に活用しやすいトレンドのため、ぜひ参考にしてみてください。

山の日をプレスリリースに活用する重要な3ステップ

お盆休みの合間に設けられた祝日「山の日」。この前後は、夏の行楽シーズンの行き先として思い浮かべやすい「山」を想起するタイミングでもあります。

制定されたばかりの祝日ということもあってか、PR TIMESでは関連したプレスリリースはさほど多くありません。逆に言えば、山の日に関連した情報を欲している読み手に見つけてもらいやすくなる可能性もあります。

しかしながら、「山の日」を活用してどのような切り口で、どんな提案をしていけばいいか。山に関連する商品・サービスを扱う企業の広報担当者さんでも、悩みどころだと思います。

そのような悩みに少しでもお答えすべく、「山の日」を活用したプレスリリースの作成に向け、具体的なステップを解説していきます。

基本となる全ステップは以下9つです。

山の日をプレスリリースに活用する重要なステップ

本記事では特に重要な3つのステップを解説していきます。基本の全9ステップについては以下の記事で解説しているので参考にしてみてください。

3つのポイント_人物イメージ

重要STEP1.山の日の由来を調べる

まずは、山の日の由来を改めて知るところから始めましょう。

由来を知る意味

ニュースなどを見て祝日になったことは知っていても、祝日に込められた由来など正しく理解している人は少ないのではないでしょうか。

本来の意味や由来を改めて知ることで、新たな側面を見出すことができたり、トレンドを活用した情報発信をする上で土台となる基礎知識となります

山の日の由来

山の日は、「山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する」ことを目的として、8月11日に国民の祝日として2016年に設けられました。

元々は「海の日があるのに山の日がないのはおかしい」という提言が始まりとされており、日付自体に特に意味はないとされています。多くの人が休暇を取るお盆休みと連続させやすいことから、この日が選ばれました。

参考:一般社団法人 日本記念日協会

なお、2021年は、東京オリンピック競技大会・東京パラリンピック競技大会特別措置法に基づいて8月8日に変更されており、プレスリリースを出す際には、この影響も考えることが必要になります。

参考:2021年の祝日移動について | 首相官邸ホームページ

重要STEP2.意識調査やSNSなどからニーズを見つける

山の日は2021年5月現在では最も新しい祝日にあたります。それだけに、まだ「山の日といえばこれをする日だ」という行動様式が生活者に定着していないのではないでしょうか

そのため、まずは生活者が山の日をどう捉えて、どんな風に過ごしているのか知ることから始めましょう。現状を把握してニーズに沿った提案をするための、大切なステップです。

山の日に関する意識調査

制定された翌年に調査された調査結果では、「山の日ができたことを知っている」が9割弱と高く認知されていることがわかっています。

またGoogleトレンドで2018年から2020年の動向を調べてみると、2020年に検索数が急上昇しています。これはSTEP1で記載したように、オリンピックの影響で日付が変更されたことによって話題性が上がり、調べる人も多くなったのではないでしょうか。ともすれば、2021年も注目度は高くなりそうですね。

また、母数はちがえど毎年8月に入ってから数値が上がっています。数カ月前から山の日に向けて計画を立てたり意識したりするというよりは、夏のハイシーズン、お盆休み期間のうちのひとつとして捉えられているのではないでしょうか。

山の日の過ごし方

Instagramで「#山の日」を検索すると、投稿数は約12万8000件ほどあります。その多くが、現地で撮影された山の風景やキャンプの様子が投稿されています。そのことから、やはり多くの人が「山の日」で思い浮かべられるのは、山でのレジャーやアクティビティのようです。

また山の日に関するこちらの調査結果を見てみると、「山で過ごす夏休みといえば、何をしてみたいですか」という問いに対し、「自然観察・森林浴」(39.3%)「キャンプ」(32.8%)「ハイキング」(31.8%)「登山・トレッキング」(27.8%)などが上位回答に挙げられています。

一方で、「山の日=山での行動」とだけに囚われてしまうのも早計かもしれません。

山の日は夏のハイシーズン中であり、休暇を取りやすい時期であるということも重要な要素です。登山以外の行動様式も定着してないことを逆手にとって、「山の日といえば〇〇」と新定番になるような提案をしたり、「山の日は普通の登山ではなく〇〇もやってみよう」とプラスアルファの提案といった形式で情報発信しても良いでしょう。自社での意識調査やSNS調査などを駆使することで、隠れたニーズが引き出せるのではないでしょうか。

重要STEP3.プロダクトに落とし込んでポイントを整理する

STEPごとに整理した情報を基に、自社プロダクトに活かせそうな切り口、アピールポイントを整理しましょう。

①登山やキャンプ関連

近年のアウトドアブームに加え、コロナ禍などから「今年からキャンプをやってみよう」という山でのレジャー・アクティビティに関係した需要拡大が期待されます。特に、子供がいるファミリー層やソロキャンプに関心を持った層など、新たな需要を掘り起こすことができそうです。

山にまつわるレジャーやアクティビティで関連しそうなプロダクトをまずは洗い出してみましょう。

<例>

  • キャンプ・登山用品、アウトドア向けの靴、服
  • レジャー用品全般
  • 防虫スプレー、蚊取り線香などの虫よけ製品
  • アウトドアで楽しめる調理用具、冷凍・レトルト食品など食材

また、プロダクトによってターゲット層も異なってくるでしょう。届けたい相手は誰なのか、ペルソナも同時に設定していき、アピールポイントを整理しましょう。

<例>

  • 初心者向けアイテム → 「使い(扱い)やすい」「比較的安価」など
  • 女性向けアイテム → 「山ガール」などデザイン性をアピール
  • ソロキャンプ向けアイテム → 小振りなどサイズ感

②「山」から波及されるもの

山の日がお盆シーズンであることを活かして、新たな切り口での提案も出来るのではないでしょうか。①の他、波及しうるプロダクトとして以下も挙げられますね。

強引に関連付けるのではなく、山と言えば登山、登山と言えば…と、連想ゲームのようにして広げていけると良いでしょう。

<例>

  • 野鳥や星空の観察に使える「双眼鏡」や「天体望遠鏡」
  • 手ぶらで楽しめる冷暖房完備で食事も提供する「グランピング」サービス
  • 釣り関連用品
  • ボルダリング、フィットネス

③「山」にまつわる企画

山そのものへの愛着に着目した需要も考えられます。

「山に親しむ」のは山に行くばかりではありません。山の日に合わせた「富士山特集」の企画のプレスリリースもあります。富士山以外にも名峰を抱えた地域であれば、「山の日」をキーワードとして活用した情報発信ができるでしょう。

他に、商品名に「山」が入ったお菓子による企画もあります。

いずれも情報発信の際に「山の日」という時節キーワードを活用したり、なぜこの祝日に絡めたのかという背景も伝えられると良いでしょう。

1ポイント_人物イメージ

些細だけれど大切なポイント2つ

主に重要となるステップは上記3点です。しかしそれ以外にも些細だけれど大切なポイントがあります。基本ステップに沿って実行する際の参考にしてみてください。

その他ポイント1.画像素材にこだわる

山はその雄大な景色とともに、非日常感が魅力です。プレスリリースは、メディアだけでなく直接生活者にも届くことから、プロダクトやサービスに関するリリースでは、具体的に利用シーンがイメージできる画像も載せられるといいでしょう。

風景を入れこんだ画像だけではなく、山で食べられる食事「山ごはん」や、山ガールのような服装なども目を惹くでしょう。

<参考>
「美味しそう」競う、5ヶ月の熱闘『THE 山ごはん王決定戦』開幕 山ごはんの日(8/5)、史上最強の「山ごはん王」を決める戦いが幕を開ける…!

その他ポイント2.配信の際は「山の日」以外の適切なキーワードを

原稿作成だけでなく、配信の際にも大切にしたいポイントがあります。

PR TIMESでは情報を探している人に適切に届けるよう配信設定の機能があります。自社の商品やサービスにおける設定だけでなく、必要な人にきちんと届けられるよう、キーワード登録を活用しましょう。

2020年7~8月で、PR TIMESで配信されたプレスリリースのうち、キーワード上位100位に「山の日」は入りませんでしたが、「夏」「夏休み」「アウトドア」「旅行」などはランクインしています。商品・サービスに合わせて、ターゲットをイメージしながら山の日だけでなく他キーワードも設定しましょう。

<参考>
2020年7月のプレスリリース キーワードランキング

2020年8月のプレスリリース キーワードランキング

地域が限定されたキャンペーンや、販売品だった場合には、位置情報もきちんと入れることも大切です。

具体的な利用シーンを思い描けるようにしよう

2021年は日付が移動している「山の日」ですが、本来の祝日と同様に一年通してまとまった休暇を取りやすい時期であることには変わりありません。ハイキングやキャンプ、山にちなんだ商品やサービス、キャンペーンまで、様々な商品や体験を提案するには絶好のタイミングとも言えます。

しかしながら、正月やクリスマスなどと違って、多くの人にとっては「山の日といえば」という共通認識が定まっていません。だからこそ、市場規模の拡大や新たな需要の発掘が生まれる可能性があります。

プレスリリースでは、夏という時機を捉えつつ、「こうした楽しみ方がある」といったアイデアと自社プロダクトをしっかり関連付けて、訴求力を高めた情報発信が重要になってくるのではないでしょうか。

<編集:大森 美野>

山の日をプレスリリースに活用する重要な9ステップ

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この記事のライター

高田 育昌

全国紙記者、IT企業の渉外担当を経て2021年1月よりPR TIMESに参画。これまでの経験を活かし、「アライアンス担当マネージャー」として、新聞社や金融機関との提携・協業、パートナーメディア企業との調整に奔走しています。ベンチャーキャピタルなどスタートアップ支援にも注力します。趣味はカラオケ、天体観測。

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