
しらすの日
8月30日は「富士山測候所記念日」。今回は「富士山測候所記念日」の意味や由来を解説します。
また、「富士山測候所記念日」をきっかけに広報PR活動を行う効果やポイント、参考になる広報事例もご紹介。広報やマーケティングネタを探している方、特に富士山周辺の観光や測候といった分野に関わっている方は、ぜひ参考にしてみてください。
8月30日は「富士山測候所記念日」です。1895年8月30日、富士山山頂の剣ヶ峯に測候所(気象観測所)が設置されたことから、記念日に制定されました。
2004年までは、台風を早期に探知したり、天気予報の精度を高めたりといった活動を実施。2004年10月以降は無人化しましたが、現在でも「富士山特別地域気象観測所」として、気温・湿度・気圧などの観測を担っています。
「富士山測候所記念日」に特化したイベントは行われないものの、観光地として人気の富士山や、気象観測などに着目した広報活動が可能です。
「富士山測候所記念日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「富士山測候所記念日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。
特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「富士山測候所記念日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。
自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。
「富士山測候所記念日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。
STEP1.「富士山測候所記念日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む
STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める
STEP3.自社サービスやプロダクトと「富士山測候所記念日」をかけ合わせ、発信内容を検討する
STEP4.発信するコンテンツを作成する
STEP5.媒体を選び情報発信する
特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。
トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。
「富士山測候所記念日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。
次に、これから「富士山測候所記念日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。記念日に関した事例ではないものの、富士山に関するプレスリリースは、今後「富士山測候所記念日」を広報PRに活かすうえで参考になるでしょう。
静岡県は2023年7月1日から9月20日にかけて、「#ずっと富士山が好きだ」と題したSNSキャンペーンを開催していることをプレスリリースで発信。富士山が世界文化遺産に登録されてから10年を迎える周年記念として、あらためて魅力や価値を発信することを目的としたプレゼント企画です。
プレスリリースには、キャンペーンの詳細を記載。公式Instagramをフォローして、富士山の写真とともに指定ハッシュタグを投稿すると、50人にオリジナルポケットティッシュケースが当選します。さらに10月からは、第2弾となるハッシュタグキャンペーンも実施が決定したことも記しています。
日本人にとっては馴染み深い富士山ですが、10周年とキャンペーン企画を組み合わせることで、より幅広い世代へ関心を高めるきっかけとなった広報PR事例です。
参考:富士山世界文化遺産登録10周年記念「#ずっと富士山が好きだ」キャンペーンを開催しています
エグジビションテクノロジーズ 株式会社は、第27回「震災対策技術展」に関するプレスリリースを配信しました。地震をはじめとする自然災害の被害を軽減する製品やソリューションを、多数の企業・団体が展示するイベントです。
プレスリリース配信時点で800品目の災害対策製品展示が決定しており、地震対策として制振装置、水害・津波対策として気象観測ソリューションといった多くの技術を紹介。富士山や測候所に特化した記事ではないものの、イベント概要の紹介方法や、動画を用いた訴求方法が参考になる広報PR事例です。
参考:関東大震災から100年、如何なる地震・災害にも対応する最新のソリューションとテクノロジー 第27回「震災対策技術展」パシフィコ横浜で開催
株式会社テラインコグニタは、同社が主催するサイクリングイベント「裏富士ロングライド」のプレスリリースを配信しました。ショート・ロング・ハードの3種類のコースを用意し、富士山の斜面を刻む林道を走行するプログラムです。
「富士山測候所記念日」の広報PR施策ではありませんが、開催前にプレスリリースを配信することで認知度拡大効果に寄与したのがGOOD。実際の走行ルートがイメージできるイラストのほか、複数の写真を掲載して景観・グルメの切り口から魅力を伝えています。
参考:自転車で富士山の隠れた財宝を巡る「裏富士ロングライド」初開催!
8月30日の「富士山測候所記念日」を広報PRの題材にするのが困難な場合は、2月23日の「富士山の日」もあわせて検討してみると良いでしょう。遠方からの観光や観測情報といったテーマのほか、富士山に関連する商品・サービスを紹介する方法もあります。
また「富士山測候所記念日」が夏のシーズンであることや、測候所が山頂にあることをきっかけに、登山の魅力を発信するのも一案です。
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