
緑茶の日
11月5日は「音楽NFTの日」。今回は「音楽NFTの日」の意味や由来を解説します。
また、「音楽NFTの日」をきっかけに広報PR活動を行う効果やポイントと、ヒントになる関連の事例もご紹介。広報やマーケティングネタを探している方、特に音楽業界の方や、NFTに関する事業を展開している方は、ぜひ参考にしてみてください。
11月5日は「音楽NFTの日」です。アーティストを中心に、プロデュースやマネジメントを行うソフトプロダクション、株式会社ヒップランドミュージックコーポレーションによって制定されました。
日付は、November(11月)の「N」と、Fifth(5日)の「F」「T」をつなげて「NFT」と読むことが由来。
NFTとは、「Non-Fungible Token(非代替性トークン)」の略で、音楽をはじめ、アートやゲームなど、物体として存在しないデジタル資産の所有権を証明するためのものです。
不正を加えたり改ざんしたりすることが容易な資産にNFTを用いることで、唯一無二の作品として改ざんリスクを低減できるメリットがあります。
このように、制作者を守る音楽NFTについて発信し、より多くの人々に知ってもらう目的で制定されたのが「音楽NFTの日」です。
記念日は、一般社団法人・日本記念日協会により認定、登録されました。
「音楽NFTの日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「音楽NFTの日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。
特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「音楽NFTの日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。
自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。
「音楽NFTの日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。
STEP1.「音楽NFTの日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む
STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める
STEP3.自社サービスやプロダクトと「音楽NFTの日」をかけ合わせ、発信内容を検討する
STEP4.発信するコンテンツを作成する
STEP5.媒体を選び情報発信する
特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。
トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。
「音楽NFTの日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。
次に、これから「音楽NFTの日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。記念日に関した事例ではないものも、今後「音楽NFTの日」を広報PRに活かすうえでヒントになるでしょう。
日本最大級のメタバースプラットフォームを展開するクラスター株式会社は、バーチャルフェスティバル「HAPPY WEDDING FES 2024 autumn」の開催情報をプレスリリースで公開しました。3組のアイドルが登場する、一夜限りのプロジェクトです。
「音楽NFTの日」に関する事例ではありませんが、限定NFTの販売についても紹介。イベント開催に先駆けてプレスリリースを配信し、効率的な認知拡大に寄与したのもGOODです。記念日のキーワードに絡めた広報PR施策としてだけでなく、イベント情報を周知した事例としても参考になるのではないでしょうか。
参考:3組のアイドルによる一夜限りのバーチャルフェスティバル!『HAPPY WEDDING FES 2024 autumn』をclusterで開催
株式会社FUWARIは、アーティストのスピッツが主催する音楽イベント「ロックロックこんにちは!Ver.26- tsumu-」にて、NFTデジタルパンフレットを販売することを発表しました。コンテンツ更新型のパンフレットで、プレスリリースでは「前回開催で大好評を博した」と実績を明記したのが特徴です。
イベントやパンフレットに関する概要だけでなく、「NFTとは」の見出しでそのメリットや利便性などを訴求したのがGOOD。「音楽NFTの日」のプレスリリースではありませんが、自社の実績や事業内容を多くの人に知ってもらう広報PR施策として有用な事例です。
参考:スピッツ主催の音楽イベント「ロックロックこんにちは!Ver.26- tsumu-」にて、NFTデジタルパンフレットを販売!
株式会社レコチョクは、SBI VC トレード株式会社の「SBI Web3ウォレット」を採用し、音楽NFTの二次流通取引が可能になったことを発表。やや専門的な内容ですが、発表の内容がひと目で理解できるよう簡潔にまとめられたプレスリリースタイトルがGOODです。
こちらも「音楽NFTの日」に関する事例ではありませんが、今回の取り組みによってどのような価値を提供できるのか、丁寧に解説した記事内容に仕上がっています。自社の事業内容や各社の情報も漏れなく掲載し、メディア関係者をはじめ幅広い層に認知を広めています。
参考:レコチョクが音楽NFTの二次流通取引を可能に、「SBI Web3ウォレット」採用、暗号資産不要・日本円で取引が簡単に~著作権処理にも対応
11月5日の「音楽NFTの日」は、NFTメディアに注目が集まり、音楽NFTや楽曲制作・販売を想起させるきっかけになる日です。音楽業界の方や、NFT関連の企画・製品販売を行う企業の方にとっては特に、「音楽NFTの日」を切り口として自社商品・サービスの魅力を伝える良い機会になるでしょう。
お伝えした事例を参考に、ぜひ自社商品・サービスと「音楽NFTの日」をかけ合わせた広報PR施策を考えてみてください。
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