証券取引所の大納会
9月5日は「国民栄誉賞の日」。今回は「国民栄誉賞の日」の意味や由来を解説します。
また、「国民栄誉賞の日」をきっかけに広報PR活動を行う効果やポイント、実際に広報PRに活かしている広報事例を紹介します。
広報やマーケティングネタを探している方、特に国民栄誉賞受賞者や団体に関連する企業や受賞歴のある自社製品やサービスがある企業などはぜひ参考にしてみてください。
「国民栄誉賞の日」の意味・由来とは?
9月5日は「国民栄誉賞の日」です。1977年(昭和52年)のこの日、王貞治選手が日本初の国民栄誉賞を受賞したことに由来しています。
王貞治選手は、国民栄誉賞の受賞2日前に通算ホームラン数756本で世界最高記録を達成。その偉業を称えるため、当時の内閣総理大臣・福田赳夫により国民栄誉賞が創設されました。
国民栄誉賞の目的は「広く国民に敬愛され、社会に明るい希望を与えることに顕著な業績があったものについて、その栄誉を讃えること」とされ、これまでの受賞者にはスポーツ選手だけでなく、作曲家や冒険家、歌手などさまざま分野で偉業を成し遂げた人に贈られています。
「国民栄誉賞の日」をきっかけに広報PR活動する効果
「国民栄誉賞の日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「国民栄誉賞の日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。
特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「国民栄誉賞の日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。
自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。
「国民栄誉賞の日」を元に発信をする流れ
「国民栄誉賞の日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。
STEP1.「国民栄誉賞の日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む
STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める
STEP3.自社サービスやプロダクトと「国民栄誉賞の日」をかけ合わせ、発信内容を検討する
STEP4.発信するコンテンツを作成する
STEP5.媒体を選び情報発信する
特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。
トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。
「国民栄誉賞の日」を広報PRに活かしたいときの参考事例
「国民栄誉賞の日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。
次に、これから「国民栄誉賞の日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例をピックアップ。国民栄誉賞だけでなく、自社製品やサービスが受賞した際の事例など、さまざまな広報PR活動をGOODポイントを交えながら紹介します。
事例1.国民栄誉賞を受賞したテニスプレーヤーの自著を発売
株式会社朝日新聞出版は、『国枝慎吾 マイ・ワースト・ゲーム 一度きりの人生を輝かせるヒント』の販売情報をプレスリリースで発表しました。国民栄誉賞に輝いたプロ車いすテニスプレーヤー、国枝慎吾氏の軌跡をたどる初の自著です。
「国民栄誉賞の日」のプレスリリースではありませんが、戦績や受賞歴などを紹介しながら本書ならではの魅力を訴求したのが特徴。表紙画像を掲載したうえで、目次と収録内容の一部をピックアップしています。著者略歴を囲み枠を使い紹介しているのもGOODです。
参考:プロ車いすテニスプレーヤー・国枝慎吾さん初の著書『国枝慎吾 マイ・ワースト・ゲーム 一度きりの人生を輝かせるヒント』が7月19日発売!
事例2.若者を応援する青年版国民栄誉賞受賞を発表
地球に帰還可能な宇宙機を開発する株式会社ElevationSpaceは、「第38回JCI JAPAN TOYP 2024(青年版国民栄誉賞)」にて準グランプリ(総務大臣賞)を受賞したことをプレスリリースで発表しました。公益社団法人・日本青年会議所が主催するアワードで、あらゆる分野において活躍が期待できる若者を表彰するプロジェクトです。
企業関係者の実績として積極的にプレスリリースを配信することで、メディア関係者を中心に認知を広めた好事例といえます。画像や見出しをバランスよく配置したプレスリリースの構成もGOOD。「国民栄誉賞」にちなんだ広報PR施策ではありませんが、スタートアップ企業が注目を浴びるきっかけになったプレスリリース例として参考になるのではないでしょうか。
参考:第38回JCI JAPAN TOYP 2024(青年版国民栄誉賞)で、東北大学発宇宙スタートアップ「ElevationSpace」代表の小林稜平が準グランプリ(総務大臣賞)を受賞
事例3.歴史的なプレーと国民栄誉賞授与式の様子などを放送
株式会社CS日本は、放送中の「あなたが選ぶ巨人ベストゲーム」から、第17弾についてプレスリリースを配信しました。王貞治選手が世界新記録となるホームランを放った「国民的行事」を、プレーボールからセレモニーまで放送するプログラムです。
「国民栄誉賞の日」の事例ではないものの、9月4日に実施された国民栄誉賞授与式についてプレスリリースでも触れています。記念日との親和性が高いコンテンツとして非常に参考になる広報PR施策です。
参考:「あなたが選ぶ巨人ベストゲーム 第17弾」まさに「国民的行事」。王貞治 世界新記録756号1977年9月3日ヤクルト戦をCS放送日テレジータスにて5月27日(月)午後9時より放送!!
「国民栄誉賞の日」をきっかけに広報PRの取り組みをしてみよう
「国民栄誉賞の日」の意味や由来、広報PRに活用できそうな事例を紹介しました。
国民栄誉賞や受賞者にちなんだイベントやキャンペーンを実施したり、関連する調査リリースを出したりするのも一案です。また、自社で国民栄誉賞受賞者に関連する商品やサービスを扱っている場合は、積極的に広報PRするとよいでしょう。
今一度「国民栄誉賞の日」をきっかけに自社製品やサービスを広報PRしてみてはいかがでしょうか。
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