
母の日
10月20日は「新聞広告の日」です。今回は、「新聞広告の日」の意味や由来について解説します。
また、「新聞広告の日」をきっかけとした、企業の挑戦的な広報PRの事例もご紹介。新聞社や新聞への出稿を検討している企業は、ぜひ参考にしてみてください。
10月20日は「新聞広告の日」です。新聞協会により、1958年に制定。日頃、新聞に広告を出稿している企業に感謝すると共に、新聞広告をPRすることを目的に定められました。
「新聞広告の日」は日本独自の記念日で、過去には6社合同の「#広告しようぜ」プロジェクトが実施されたことも。新聞広告の面白さを広く知ってもらうため広告案を一般生活者から募り、SNSを中心に話題となりました。
「新聞広告の日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「新聞広告の日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。
特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「新聞広告の日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。
自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。
「新聞広告の日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。
STEP1.「新聞広告の日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む
STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める
STEP3.自社サービスやプロダクトと「新聞広告の日」をかけ合わせ、発信内容を検討する
STEP4.発信するコンテンツを作成する
STEP5.媒体を選び情報発信する
特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。
トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。
「新聞広告の日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。
次に、これから「新聞広告の日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。記念日に関した事例ではないものも、今後「新聞広告の日」を広報PRに活かすうえでヒントになるでしょう。
株式会社シンク・ネイチャーは、監修した沖縄セルラー電話株式会社を広告主として掲載した広告が計6つの賞を受賞したことをプレスリリースで発表。受賞した広告は、沖縄県紙『琉球新報』『沖縄タイムス』に載せた『生物多様性新聞2紙マルチ広告「わたしたちが、絶滅危惧種 になるまえに。」』です。
プレスリリースのメイン画像に、目を引く2紙のマルチ広告を設定。2024年9月5日時点で、受賞した各賞の詳細を記しています。どんな新聞広告なのか、目的と作成した背景をまとめ、囲み枠の中に掲載文を紹介した構成がGOOD。
記念日にちなんだ広報PRではないものの、新聞広告の魅力が読み手に伝わる参考事例です。
参考:DugongsAI(ジュゴンズアイ)に関連する新聞広告が、6つの広告賞を受賞
漫画製作代行事業を展開するToon Portal株式会社は、LP・広告とマンガにまつわる調査リリースを配信しました。2023年7月19日と20日、IDEATECHが提供する「リサピー」を用いて行った「マンガを活用したマーケティングに関する実態調査」のレポートです。
プレスリリースでは、マンガ広告を題材に挙げ、活用した媒体の種類や、マンガ広告を活用するメリットといった回答をまとめています。記念日にちなんだものではありませんが、自社の事業内容と関連のあるテーマを組み合わせた広報PR施策はもちろん、わかりやすくイラスト化したサマリや、見出しをうまく使った構成も参考になるでしょう。
参考:【マンガをLPや広告に活用するメリットとは?】LPや広告にマンガを活用した経験がある方の6割以上が「興味を惹きつけることができる」というメリットを実感!さらに、9割以上が「集客やコンバージョン」が改善
株式会社日本経済広告社(ADEX)は、TVer広告のセミナーを開催することをプレスリリースで発表しました。株式会社TVerが行っているコネクテッドTV広告や取り組みなどについて説くオンラインセミナーです。
プレスリリース内容はシンプルですが、セミナーで得られる情報や登壇者、開催日時といった基本事項を網羅しているのがGOOD。「新聞広告の日」の広報PR事例ではありませんが、広告業界によるイベント・セミナーの発信方法として参考にしてみてはいかがでしょうか。
普段何気なく目にしている新聞広告。最近ではSNSで広告やキャッチコピーが話題になることも多くなりました。より幅広い層の方の目に触れるようにするなら、「新聞広告の日」をきっかけに広報PRの取り組みを行うことも検討してみてください。新聞社が大きな取り組みをしていることも多いため、その話題の波にのり、自社の取り組みも知ってもらえる可能性が高まります。
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