
しらすの日
9月28日は「パソコン記念日」。今回は「パソコン記念日」の意味や由来を解説します。
また、「パソコン記念日」をきっかけに広報PR活動を行う効果やポイント。企業の広報事例もご紹介。広報やマーケティングネタを探している方、特にパソコンや周辺機器を取り扱っている方は、ぜひ参考にしてみてください。
9月28日は「パソコン記念日」です。1979年9月28日、「NEC」の通称で知られる日本電気株式会社が、パーソナルコンピュータのPC-8001を発売した出来事にちなんで、記念日として制定されました。
現代で一般的なパソコンとは異なり、本体とキーボードが一体化したデザインが特徴。小売価格は16万8,000円と当時の金銭価値としては高価でしたが、のちのパソコンブームの火付け役的存在となりました。
「パソコン記念日」に特化したイベントやキャンペーンは見られないものの、本体のプレスリリースや、モニターなどの周辺機器の購入を促す広報PRに活用できるでしょう。
「パソコン記念日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「パソコン記念日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。
特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「パソコン記念日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。
自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。
「パソコン記念日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。
STEP1.「パソコン記念日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む
STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める
STEP3.自社サービスやプロダクトと「パソコン記念日」をかけ合わせ、発信内容を検討する
STEP4.発信するコンテンツを作成する
STEP5.媒体を選び情報発信する
特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。
トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。
「パソコン記念日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。
次に、これから「パソコン記念日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。記念日に関した事例ではないものも、今後「パソコン記念日」を広報PRに活かすうえで参考になるでしょう。
パソコン本体や周辺機器の製造メーカーであるASUS JAPAN株式会社は、新ノートパソコン「ASUS Zenbook S 14 UX5406SA」の発表と予約開始をプレスリリースで配信しました。
プレスリリースでは展開するボディの色や仕様がわかる製品画像、製品スペックの概要と発売日、価格がひと目でわかるよう表にした画像を掲載しているのがGOOD。また、製品の特徴を太字でメリハリをつけながら丁寧に解説している点もポイントです。記念日に絡めた事例ではありませんが、新発売のパソコンに関するプレスリリースを作成する際に参考になる構成です。
参考:Copilot+ PCに準拠し、最新の「インテル® Core™ Ultraプロセッサー(シリーズ2)」を搭載した「ASUS Zenbook S 14 UX5406SA」を発表
家電製品の企画、販売を行う株式会社ギャザテックは、Windowsミニパソコン「SIBOLAN」をクラウドファンディングプロジェクト「GREEN FUNDING」にて開始。詳細をプレスリリースで発表しました。
プレスリリースでは、商品の特徴を画像とともに紹介。静止画だけでなく、使用イメージが広がるように実際に操作している様子がわかるGIF画像を載せている点がGOODです。記念日に絡めたプレスリリースの配信ではありませんが、画像の使い方が参考になる好事例です。
参考:小型なのに高性能!マルチタッチディスプレイを搭載したWindowsミニPC「SIBOLAN」
コンピュータ・パソコンサプライ製品メーカーであるサンワサプライ株式会社は、メディアコントローラー付きのドッキングステーション「400-DKM1GM」の発売をプレスリリースで発表しました。
プレスリリースではどんな製品かがすぐにわかるように、おすすめポイントを箇条書きで紹介した後に、製品の実際の動きが伝わる動画を掲載した展開がGOOD。本文では、より詳細な特徴を画像とともに掘り下げています。記念日を絡めた事例ではないものの、簡潔さと情報の豊かさを両立させた構成が参考になるプレスリリースです。
参考:指先で音楽や映像が操作できる!メディアコントローラー付きドッキングステーションを7月18日に発売
9月28日の「パソコン記念日」は、パソコンに注目が集まり、ノートパソコンや周辺機器の販売促進につなげやすい日です。パソコンの開発・販売に携わっている方にとっては特に、「パソコン記念日」を切り口として自社商品・サービスの魅力を伝える良い機会になるでしょう。
お伝えした事例を参考に、ぜひ自社商品・サービスと「パソコン記念日」をかけ合わせた広報PR施策を考えてみてください。
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