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柿の日(10月26日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントや事例を紹介

今日は何の日柿の日(10月26日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントや事例を紹介

10月26日は「柿の日」。今回は「柿の日」の意味や由来を解説します。

また、「柿の日」をきっかけに、広報PR活動を行う効果やポイント、実際に広報PRに活かしている広報事例を紹介します。

広報やマーケティングネタを探している方、特にフルーツを扱う企業の方やスイーツを製造・販売する企業の方は、ぜひ参考にしてみてください。

「柿の日」の意味・由来とは?

10月26日は「柿の日」です。果物の魅力の普及を目指し活動する全国果樹研究連合会のカキ部会により、2005年に制定されました。

日付は、1895年の10月26日に俳人・正岡子規が奈良で「柿食へば鐘が鳴るなり法隆寺」の句を詠んだとされることにちなんでいます。また、10月は柿の旬の時期でもあります。

「柿の日」をきっかけに、柿の販売を促進することを目的としています。

記念日は一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録されました。

「柿の日」をきっかけに広報PR活動する効果

「柿の日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「柿の日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。

特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「柿の日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。

自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。

「柿の日」を元に発信をする流れ

「柿の日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。

STEP1.「柿の日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む

STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める

STEP3.自社サービスやプロダクトと「柿の日」をかけ合わせ、発信内容を検討する

STEP4.発信するコンテンツを作成する

STEP5.媒体を選び情報発信する

特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。

トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。

「柿の日」を広報PRに活かした事例

「柿の日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。

次に、これから「柿の日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。記念日に関した事例ではないものも、今後「柿の日」を広報PRに活かすうえで参考になるでしょう。

事例1.滋賀県高島市のふるさと納税返礼品の富有柿を発送開始

近江米や富有柿などの卸販売や小売を行う日本銘生合同会社は、滋賀県高島市のふるさと納税の返礼品「近江今津の富有柿」を発送開始することをプレスリリースで発表しました。

「柿の日」をフックにしたプレスリリースのタイトルは、旬の柿についての情報であることがひと目でわかりGOODです。箱に入った柿や断面を見せた柿などさまざまなアングルの画像を複数掲載するほか、購入先や先行予約の詳細を記載。富有柿の特徴や生産側の想いを載せることで、読み手の興味・関心を高められます。記念日を活用したうえで、プレスリリースの構成が工夫された参考事例です。

参考:10月26日は柿の日【滋賀県高島市ふるさと納税】肉厚な近江今津の富有柿が11月より発送スタート!

事例2.柿を使ったお菓子のレシピ本を発売開始

2012年で創業100周年を迎えた老舗出版社の株式会社誠文堂新光社は、2022年9月6日に『柿のお菓子づくり』を発売。レシピ集の詳細をプレスリリースで配信しました。

プレスリリースでは、レシピ集のページを抜粋して掲載。柿の丸ごとコンポートから蒸しケーキなど全55品の柿レシピや、白砂糖や乳製品を控えたいという方に向けたレシピがあることも紹介しています。アピールポイントを下線や太字を用いてわかりやすく説明しているのがGOODです。

「柿の日」にちなんだプレスリリースではありませんが、柿に関する情報発信の際に参考になる、柿づくしのレシピ集の広報PRです。

参考:「柿好きによる柿好きのための」お菓子のレシピ集が登場!

事例3.柿の花の性別が変化する仕組みを解明した研究レポートを発表

国立大学法人岡山大学は、長年の謎であった「植物の性の揺らぎ」の仕組みを柿の花において解明したことを発表。

難解な内容に感じられることの多い研究レポートですが、こちらのプレスリリースでは「冒頭に3点にまとめたサマリーを載せる」「豊富な図・画像を用いて説明する」「研究者の顔写真やコメントを載せる」といった工夫により、専門知識がない人でも楽しく読める内容となっています。

参考:【岡山大学】柿の花が解き明かす「植物の揺らぐ性」の進化 ~作物の性別を制御して効率的な作物生産や品種改良につながる技術へ

「柿の日」をきっかけに広報PRの取り組みをしてみよう

「柿の日」は、柿に注目が集まるきっかけとなる日です。

フルーツの生産・販売に携わる企業の方や、スイーツを販売する企業の方にとっては特に、「柿の日」を切り口として自社商品・サービスの魅力を伝えるよい機会になるでしょう。

お伝えした事例を参考に、ぜひ自社商品・サービスと「柿の日」をかけ合わせた広報PR施策を考えてみてください。

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