
シリアルの日
8月1日は「パインの日」。今回は「パインの日」の意味や、日付の由来を解説します。
また、「パインの日」をきっかけに広報PR活動を行う効果やポイント、広報事例もご紹介。広報やマーケティングネタを探している方、特にフルーツを扱っている方や、食品業界の方は、ぜひ参考にしてみてください。
8月1日は「パインの日」です。1990年(平成2年)、パインの販売促進を目的に、沖縄県パイン・果樹生産振興対策協議会によって制定されました。
日付は、「パ(8)イ(1)ン」の語呂合わせ。さらに、8月はパインの生産最盛期でもあるため、8月1日〜8月31日を「パイン消費拡大月間」としています。
パインの生産量が多い沖縄県では、「パインの日」にちなんだイベント・キャンペーンも多く見られますが、パイン関連のお菓子やスイーツの広報PRにも活用できるでしょう。
「パインの日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「パインの日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。
特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「パインの日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。
自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。
「パインの日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。
STEP1.「パインの日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む
STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める
STEP3.自社サービスやプロダクトと「パインの日」をかけ合わせ、発信内容を検討する
STEP4.発信するコンテンツを作成する
STEP5.媒体を選び情報発信する
特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。
トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。
「パインの日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。
次に、これから「パインの日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例を紹介します。
記念日の事例ではないものの、パインにちなんだプレスリリースは今後「パインの日」の広報PRの参考になるでしょう。
フジパン株式会社は、7月1日より期間限定で「パインぱん」を販売することをプレスリリースで発表しました。
パインぱんは2005年に誕生して、2023年で15回目の販売。ふんわりとしたコッペパンにドライパインを入れたシンプルで素朴な味わいが特徴で毎年夏に人気の商品です。
プレスリリースには、開発のアイデアが学校給食であったというエピソードやキャンペーンのお知らせを記載。さらに、過去のパッケージやキャラクターの写真とともに、デザインで心がけている点も掲載しています。例年人気の限定商品の告知にとどまらず、商品の歴史を伝えているプレスリリースです。
記念日にちなんだ発信ではありませんが、季節性を活かした、限定発売を行う際の参考になる事例です。
株式会社ロッテは、氷菓の「爽」ブランドから、祭りで提供する冷凍パインをイメージした「爽 冷凍パイン」を新発売。商品の特長をプレスリリースで配信しました。
プレスリリースには、商品の特長を箇条書きでわかりやすく紹介しています。また新商品の紹介だけでなく、参考情報として「爽バニラを食べたとき」の感情の変化の研究結果についても言及。食べ始めには「スッキリ」、食べ終わりに向かって「リフレッシュ」「心地良い」などといった感情の変化を可視化したグラフを掲載することで、夏にぴったりといった印象を受けます。
「パインの日」に絡めた広報PRではありませんが、今後新商品のプレスリリースを発信する際の参考になる事例です。
参考:蒸し暑い日にピッタリ!大きなサイズの微細氷×冷凍フルーツでくちどけスッと爽快!『爽 冷凍パイン』2023年6月12日(月)全国で新発売
果物・野菜などの生産・販売を手がける株式会社ドールは、2023年6月1日より第2回「パイナップルでプル活」キャンペーンを実施することをプレスリリース配信しました。このキャンペーンは、パイナップルの美味しさと美容効果の浸透を目的に開催されます。
キャンペーンでは、ドールのパイナップルを合計250円(税込)以上購入した人を対象に、シリコン製パイン保存容器や公式キャラクター「パイニー」のキーホルダーが抽選でプレゼントされます。プレスリリースでは、キャンペーンの詳細のほか、「スウィーティオパイナップル」「スウィーティオパイナップルゴールド」の美味しさについてグラフを用いて紹介。また、当選人数を817(パイナップル)の語呂合わせに設定した点もユニークで目を引きます。
この事例は記念日にちなんだものではありませんが、パイナップル関連のキャンペーンは「パインの日」や「パイナップルの日」に合わせて行うのも一案です。
参考:パイナップルを食べて当てよう!総勢 817(パイナップル)名に“プル活”アイテムが当たる大好評キャンペーン
「パインの日」の意味や由来、広報PRに活用できそうな事例を紹介しました。
8月1日の「パインの日」のほかに、8月8日の「パインアメの日」や、8月17日の「パイナップルの日」を含めて広報PRに活かすのも一案です。
パインそのものの販売促進だけでなく、パイン味のお菓子やパインを使った食事メニューなどを知ってもらうきっかけにもなるでしょう。
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