
しらすの日
5月4日は「ラムネの日」。今回は「ラムネの日」の意味や由来を解説します。
また、「ラムネの日」をきっかけに広報PR活動を行う効果やポイント、ヒントになる関連の事例もご紹介。広報やマーケティングネタを探している方、特に食品業界の方や、ラムネに関連する商品の開発・製造を行っている方は、ぜひ参考にしてみてください。
5月4日は「ラムネの日」です。1872(明治5)年5月4日、千葉勝五郎氏が「ラムネ(レモン水)」と名付けた炭酸飲料を製造・販売する許可を取得した出来事にちなんで、日本の記念日のひとつとして知られています。
レモン水そのものは1872年以前に登場しており、1865年には藤瀬半兵衛氏が製造していたとの言い伝えも。特殊な構造のビンと玉を用いたラムネは、現代でも夏の風物詩として老若男女問わず人気です。
また、清涼感のある錠剤型固形菓子は「ラムネ菓子」や「ラムネ」と呼ばれています。ラムネ特有のビンを用いた炭酸飲料だけでなく、ラムネ菓子から連想できる商材を「ラムネの日」に合わせて発信してもよいでしょう。
「ラムネの日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「ラムネの日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。
特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「ラムネの日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。
自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。
「ラムネの日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。
STEP1.「ラムネの日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む
STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める
STEP3.自社サービスやプロダクトと「ラムネの日」をかけ合わせ、発信内容を検討する
STEP4.発信するコンテンツを作成する
STEP5.媒体を選び情報発信する
特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。
トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。
「ラムネの日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。
次に、これから「ラムネの日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。記念日に関した事例ではないものも、今後「ラムネの日」を広報PRに活かすうえでヒントになるでしょう。
肌ケアアイテムや化粧雑貨などを中心に開発・販売する株式会社よーじやは、2024年4月27日より展開する夏限定のひんやりアイテムについてプレスリリースを配信。今年は新たに、首筋や頭皮に使える冷感マルチミスト「ひんやりリフレッシャー (ボディ&スカルプ)」やアロエの葉をすき込んだ「あぶらとり紙 ラムネ」を販売します。
プレスリリースのアイキャッチには、夏限定アイテムのラインナップを画像で紹介。清涼感のある水色と白を背景色に使用し、ひんやり感を表現しているのがポイントです。「ラムネの日」に関する発信ではありませんが、商品のコンセプトと魅力が伝わる画像が参考になる事例です。
参考:ラムネの香りでひんや~り。毎年人気の“ひんやりアイテム”が今年も発売。首筋や頭皮などに使える冷感マルチミストと「あぶらとり紙 ラムネ」が新登場!
入浴剤や育毛剤・ヘアケア用品などを提供する株式会社バスクリンは、数量限定の新商品についてプレスリリースを配信。お風呂上がりに涼しく過ごせるボディジェル「湯上がり涼肌ボディジェル」やラムネの香りが楽しめる「バスクリンクール ラムネの香り」を発売します。
プレスリリースでは各製品を画像とともに概要を記載。単なる製品名や価格の紹介だけではなく、特長に加えて、開発背景や目的について触れているのがGOODです。
記念日にちなんだ施策ではありませんが、新製品の発売を伝える際のプレスリリースの構成が参考になります。
参考:「湯上がり涼肌ボディジェル」「きき湯清涼炭酸湯 樹々そよぐ涼風の香り」「バスクリンクール ラムネの香り」4月8日数量限定発売
お菓子の製造・販売を行うノーベル製菓株式会社は、2024年3月25日より新商品「スッパボールラムネ」を発売することをプレスリリースで配信。既存商品のラムネ菓子「パチボールラムネ」の口どけの良いラムネの食感はそのままに、酸味のあるキャンディチップを混合させた新商品です。
フレーバーは酸味と相性の良いフルーツ4種を展開。記念日に合わせた事例ではありませんが、商品の特徴、開発背景、商品概要デザインに加え、発売を記念したプレゼントキャンペーンについても紹介しています。項目ごとに整理した読みやすい構成が参考になる事例です。
参考:“体感系ラムネ”「パチボールラムネ」から“クセになる”新商品が仲間入り! 酸っぱさを感じつつも、酸っぱすぎない味わいが、やさしい口どけと共に楽しめる「スッパボールラムネ」
5月4日の「ラムネの日」は、炭酸飲料のラムネ(レモン水)や、ラムネ菓子を想起させるきっかけになる日です。ラムネを製造・販売する企業の方や、ラムネとのコラボレーション商品を検討している方にとっては特に、「ラムネの日」を切り口として自社商品・サービスの魅力を伝える良い機会になるでしょう。
お伝えした事例を参考に、ぜひ自社商品・サービスと「ラムネの日」をかけ合わせた広報PR施策を考えてみてください。
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